この記事は、これまで全29回にてまとめてきた「世界に潜むラテン語」シリーズへアクセスする記事です。
書籍「世界はラテン語でできている」を読んで面白かった内容を記事の紹介とともに記載しているので、気になるタイトルを覗いてくれると嬉しいです!
- ①history(歴史)とstory(物語)
- ②ローマ帝国とラテン語に由来する言葉
- ③植民地の語源となった言葉
- ④ギリシャ語とつながるラテン語、アラビア語
- ⑤アルケミスト、アルカリ、アルタイル……「al」のつく言葉
- ⑥マグナ・カルタの“マグナ”と“カルタ”
- ⑦大航海時代の名残りとコロンブス
- ⑧驚くべき年と恐るべき年
- ⑨ロウソクの白は誠実の白
- ⑩vote(投票する)の語源と“お願い”
- ⑪ファシズムと古代ローマ
- ⑫実は同じ、政府(government)とサイバー(cyber)の語源
- ⑬聖職者の罪が軽かった時代
- ⑭パッションは「情熱」ではなかった……?
- ⑮クリスマスソングとラテン語
- ⑯チャペルの語源と聖マルティヌス
- ⑰聖ウァレンティヌスとバレンタインデー
- ⑱ゴディバのロゴとゴディバ夫人
- ⑲ルターと95か条の論題
- ⑳科学とラテン語
- ㉑太陽系に関するラテン語
- ㉒星座に関するラテン語
- ㉓ラテン語と元素
- ㉔ラテン語を語源とする栄養素
- ㉕ラテン語とコロナウィルス
- ㉖菌の名前とラテン語
- ㉗東方見文録における日本
- ㉘ローマの公民権を得た伊達政宗の使者
- ㉙ラテン語が使われている有名なゲーム音楽
①history(歴史)とstory(物語)
history「歴史」とstory「物語」の違いについてがテーマ。
historyの語源は、主に「探求、記述、歴史、物語」を指すラテン語の“historia”。
storyの元は、古フランス語のestoire(年代記、歴史)とされています。
②ローマ帝国とラテン語に由来する言葉
“ウースター(Worcester)”や“マンチェスター(Manchester)” など、地名の後半にある-cesterや-chesterについての語源がテーマ。
「-cester」などの要素が入っている地名は昔、ローマ兵が築いた城砦があったとされています。
③植民地の語源となった言葉
植民地(コロニー)の語源となった言葉がテーマ
フランス語のオーデコロン(eau de Cologne)などにも通じているお話です。
④ギリシャ語とつながるラテン語、アラビア語
「リズム」と「アルゴリズム」の違いについてがテーマ
アラビアの数学者・天文学者で、アル・フワーリズミーから派生した言葉が出てきます。
⑤アルケミスト、アルカリ、アルタイル……「al」のつく言葉
「アル〇〇」といった「al」から始まる語源がテーマ
前回記事のアル・フワーリズミーの通じていて、アラビア語由来の英語に多数使われている旨についてまとめています。
⑥マグナ・カルタの“マグナ”と“カルタ”
日本語で「大憲章」として知られるマグナ・カルタがテーマ。
マグナは「大きい」、カルタは「憲章」ですが、その語源についてもまとめています。
⑦大航海時代の名残りとコロンブス
大航海時代に関連したラテン語がテーマ。
オーストラリアの語源「Terra Australis(南の土地)」についてやコロンブスと関係のある言葉についてまとめています。
⑧驚くべき年と恐るべき年
mirabilis(驚くべき)というラテン語から生まれた言葉についてがテーマ。
ミラーやミラクルなど、私たちが知っている英語に派生していきます。
⑨ロウソクの白は誠実の白
ロウソク(candle)の語源がテーマ。
古代ローマの選挙において、白いトガ(当時の正装)を着ていることが潔白の証であるという所が元となっています。
⑩vote(投票する)の語源と“お願い”
Vote(投票する)という言葉の語源をたどった記事。
Voteの元々の意味はvotum(お願い)となり、voveo(願う、神に誓約する)という動詞から派生した単語です。
なぜ「願い」が「投票」に変わったのかについてまとめています。
⑪ファシズムと古代ローマ
「ファシズム」の語源がテーマ。
独裁的なイメージがある言葉ですが、その大元をたどると「束桿(そっかん)」という古代ローマで使われていた謎のアイテムが現れてきます。
⑫実は同じ、政府(government)とサイバー(cyber)の語源
政府(government)とサイバー(cyber)という二つの言葉の語源がテーマ。
意味も発音も似ていない二つの言葉には、歴史的にどんな共通点があるのか……。
その根源は「舵取り」にありました。
⑬聖職者の罪が軽かった時代
「ラテン語と聖書」の関係がテーマ。
ヨーロッパの一部では、聖職者の罪が軽かった時代がありました。
聖職者かどうかを見極めるために聖書の一節が使われていたようです。
⑭パッションは「情熱」ではなかった……?
パッションフルーツの「パッション」の語源がテーマ。
情熱かと思われたpassion(パッション)には、キリストの受難という宗教的な意味合いが込められていることをまとめています。
⑮クリスマスソングとラテン語
日本に定着するキリスト教の習慣についてがテーマ。
歌詞の一部である「グロリア・イン・エクセルシス・デオ」について解説とともに紹介しています。
⑯チャペルの語源と聖マルティヌス
殉教せずに聖人となったキリスト教の人物がテーマ。
チャペル(礼拝堂)の語源ともなった聖人であり、アカペラや合羽などの言葉に関係があります。
⑰聖ウァレンティヌスとバレンタインデー
バレンタインの語源がテーマ。
聖ウァレンティヌスの逸話とともの、愛の日の象徴となったバレンタインデーについてまとめています。
⑱ゴディバのロゴとゴディバ夫人
バレンタインチョコレートに関係し、「ゴディバ」の由来がテーマ。
Flores Historiarum(歴史の花)に記されているゴディバ夫人の話についてのお話です。
⑲ルターと95か条の論題
マルティン・ルターと宗教改革がテーマ。
ラテン語で書かれていた聖書をドイツ語などに訳し、当時の教会を批判した話についてまとめています。
⑳科学とラテン語
宗教に続き、科学とラテン語についてがテーマ。
当時の科学書などはラテン語でまとめられている場合がほとんどであり、ニュートンやコペルニクスの著書も同様の言語で記されていました。
㉑太陽系に関するラテン語
太陽から冥王星までをまとめた記事。
それぞれの惑星や衛星の語源について綴っています。
ギリシャ神話やローマ神話にもつながる話です。
㉒星座に関するラテン語
星座の呼び方とストーリーについてがテーマ。
こちらもやはり神話を知っているとより理解が深まります。(記事末より)
㉓ラテン語と元素
元素につけられた名前の由来がテーマ。
fluorum(フッ素)やferrum(鉄)など、なぜそのように呼ぶのかについて、語源を参考にまとめています。
㉔ラテン語を語源とする栄養素
Vitamin(ビタミン)やinsulin(インスリン)など、身近な栄養素の語源がテーマ。
ビタミンについての小話も載せています。
㉕ラテン語とコロナウィルス
ラテン語とウィルスについてがテーマ。
コロナウィルスの“コロナ”や同じ語源を使っているトヨタの自動車などをまとめています。
記事末ではワクチンを生んだ男についてもリンクを載せています。
㉖菌の名前とラテン語
細菌などの語源をラテン語の視点でまとめた記事。
ビフィズス菌とアスペルギルスをテーマに、名前の由来について紹介しています。
㉗東方見文録における日本
マルコ・ポーロの東方見聞録がテーマの記事。
日本について言及されているラテン語の文章についてまとめています。
㉘ローマの公民権を得た伊達政宗の使者
ローマで公民権を得た慶長遣欧使節団がテーマ。
当時の日本語の発音なども記録されていて興味深いです。
㉙ラテン語が使われている有名なゲーム音楽
最後は有名ゲームに使われているラテン語がテーマ。
「スマブラXのテーマソング」と「片翼の天使」について紹介しています。
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