生物人間を超える巨大ウミサソリ〜プテリゴトゥスとアクチラムス〜 前回、オルドビス紀のメガログラプトゥスをはじめとし、ウミサソリの仲間が地球の海で繁栄していきます。 中でも彼らがその隆盛を極めたのは、地球史上でもかなり温暖な時期にあたる"シルル紀"です。 今回はそんなウ...(続きを読む)2022.05.02生物
宗教巨人を倒した選ばれし少年~ダビデとゴリアテ~ サウル王とダビデ いわゆる旧約聖書の話、イスラエルを率いた王にサウルという人物がいました。 神に選ばれたサウル王は、民を率いて幾多の戦いに勝利してきました。 しかし、一度だけ「...(続きを読む)2022.05.04宗教芸術
宗教迫害や脅迫からの抵抗の象徴~スザンナの水浴~ スザンナの水浴(あらすじ) 旧約聖書のシーンの一つである"スザンナの水浴”は、裕福で真面目な夫ヨアキムの妻"スザンナ”が主人公の物語です。 美しく気品溢れるスザンナは、毎日家の庭で水浴をすることが日課でした。 ...(続きを読む)2022.05.17宗教芸術
宗教ダビデ王を狂わせた魅惑の水浴び~バト・シェバ~ 英雄が犯した罪 バト・シェバとダビデは、ゴリアテを倒した英雄ダビデがイスラエルの王になったあとの物語です。 ある日ダビデが自宅の周りを散歩しているとき、身体を洗っているひとりの女性を見つけます。 ダ...(続きを読む)2022.05.08宗教芸術
科学時計の部品から集積回路まで~ケイ素~ 石英・水晶としてのケイ素 地殻において、酸素に次いで多く含まれている元素がケイ素です。 ケイ素を含む代表的な鉱物が二酸化ケイ素(SiO2)で代表的なものに石英が挙げられます。 二酸化ケイ素が地中で...(続きを読む)2022.05.05科学
生物大量絶滅を生き延びた魚類たち~アテレアスピス&へミキクラスピス~ 地球史最初の大量絶滅 今から4億4300万年前のオルドビス紀(シルル紀のひとつ前の時代)の海には、ピカイアから進化した魚類の祖先が既に存在していました。 コノドントやアランダスピスに代表されるオ...(続きを読む)2022.05.07生物
宗教人間の思い上がりと神の怒り~バベルの塔~ ノアの子孫 ヤーコプ・ファン・デル・ウルフト作「バベルの塔」1689年 世界が大洪水にのまれてしばらく経った後の物語。 ノアの子孫たちは東メソポタミアのシンアルという場所に定住していました。 ...(続きを読む)2022.05.11宗教芸術
哲学何も知らないはずの赤ん坊がライオンに怯えるのはなぜ?~感性と悟性~ 経験論と合理論 イングランドではベーコン、ロック、ヒュームらによって英国経験論(経験論)が発展。 一方、ヨーロッパ大陸ではデカルト、スピノザ、ライプニッツらによって大陸合理論(合理論)が発展していきます。 ...(続きを読む)2022.05.26哲学
歴史世界初の”保守主義”~フランス革命の省察~ フランス革命とバーク 人権宣言(基礎にコモン・センス)の精神に基づいて起こったフランス革命。 ルイ16世のギロチンによって幕を閉じた革命ですが、アイルランド生まれの思想家エドマンド・バークはこのフランス革命に異議を...(続きを読む)2022.05.18歴史
芸術悪徳に対する勇気の象徴?~ユディト~ 男の首を切る女性の絵。 これらの絵を見てどのような印象を受けますか? これは旧約聖書に登場する"ユディト”という女性を題材に描かれた絵画です。 今回はこのユディトに関...(続きを読む)2022.05.23芸術
科学DNAから兵器まで~リン~ リンと身体 人体においてカルシウムに次いで多いミネラルがリン(Phosphorus)です。 体内ではほとんどのリンが酸素と結合しリン酸を形成しています。 また細胞膜、DNAを構成するヌクレオチドな...(続きを読む)2022.05.09科学
生物デボン紀の支配者~ダンクルレオステウス~ デボン紀 今回から紹介していくのはデボン紀の生物たちです。 デボン紀は今から4億1700万年前から3億5400万年前までのおよそ6300万年間を指します。 Marchan Blog より ...(続きを読む)2022.05.28生物
文学たとえ本心でなくても賢い人から学ぶべし~徒然草~【第八十五段】 第八十五段 人の心すなほならねば、偽り無きにしもあらず。 (人の心は純粋ではない、嘘がないわけでもない。) されども、おのずから、正直の人、などかなからん。 (しかし、まれに、本当に正直な者もいる。) ...(続きを読む)2022.05.22文学
歴史ルソーが生んだ日本にも残る音楽~村の占い師~ 村の占い師 この音楽の出だしどこかで聞き覚えがありませんか? 日本の童話"むすんでひらいて”のメロディーですね。 この曲はフランスの政治哲学者ジャン=ジャック・ルソーが作曲した、"村の占い師...(続きを読む)2022.05.10歴史音楽
雑学【雑学】エビの姿焼きとたっぷりチーズ〜えびドリア&ドリアの発祥〜 (※この記事は、別で書いているグルメ系のブログ記事から一部引用&加筆したものです。今回は雑学的な部分があるのでコチラのサイトでも合うかと考え、同時投稿することにしました。) えびドリア 今回の外食は那須塩...(続きを読む)2022.05.25雑学雑記
科学人にも植物にも必須な元素~マグネシウム~ マグネシウム マグネシウムは可燃性の銀白色の金属です。 人間の必須栄養素であり、食品、衣料品、飼料や肥料などに使われています。 かつてのカメラのフラッシュは、マグネシウムリボンが発火したときの閃光...(続きを読む)2022.05.03科学
科学ゴムの材料にも硫酸にも~硫黄~ 硫黄 硫黄といえば、温泉地でよく嗅ぐあの臭いで有名ですね。 山を登れば、ところどころにある蒸気孔周辺に黄色い硫黄の結晶が付着していることもしばしば見受けられます。 DSC_0303 ...(続きを読む)2022.05.16科学
文学ここぞと言うときは機会を待たず動け!的な~徒然草~【第百五十五段】 半年ほど前から勉強前の字の練習として徒然草を無心で写しているのですが、よくよく内容を読んでみると結構良いことが書いてあるのですね。 時々このように勉強になった章を書き残していこうと思います。 ...(続きを読む)2022.05.14文学
芸術西洋風景画の再興〜クロード・ロラン〜 途絶えた自然描写 ラスコー洞窟の壁画 古代の壁画には動物の姿や周りの風景などを描写した自然描写が所々に確認されています。 しかし、中世に入るにつれてその描写は薄れていきます。 17世紀初頭に...(続きを読む)2022.05.21芸術
雑記スマホを落としただけなのに(泣) 今回はスマホを落として壊してしまったことについての嘆きの記事です。 荷物を沢山持っていたときにポロッと落としてしまい、ガラステーブルの角にぶつけてしまいました。 ...(続きを読む)2022.05.06雑記
文学勝とうと思うより、負けないようにすると良い~徒然草~【第百十段】 第百十段 双六の上手といひし人に、その手立てを問ひし侍(はんべ)りしかば、 双六の名人に、強さの秘訣を聞いたところ、 「勝たんと打つべからず、負けじと打つべきなり。 「勝とうと思い打つのではなく、...(続きを読む)2022.05.29文学
哲学ルソーの社会契約論~自然に還れ~ ルソーが考えた自然状態 ルソー 自然法は完全である。 トマズ・ホッブズは"人間が自然状態の頃は常に争っていた”と考え、自然状態の不完全性を主張しました。 これに対しジャン=ジャック・ルソー(1712~177...(続きを読む)2022.05.06哲学歴史
歴史アメリカを独立に導いた小論文~コモン・センス~ 革命期 ルネサンスと宗教改革によって中世が終わると、アメリカ独立戦争(1776年)やフランス革命(1779年)など激動の時代の幕が開けます。 特にアメリカ独立は、世界で初めての人工国家の誕生であり、自由と平等に基づ...(続きを読む)2022.05.12歴史
生物地上に進出した植物~クックソニア~ シルル紀を語る上で外してはいけない生き物(植物)がいます。 クックソニアです。 形が確認できる最古の陸上植物と言われており、シルル紀以降、生物の地上進出に大きな影響を与えました。 クックソニ...(続きを読む)2022.05.13生物
哲学英国経験論と大陸合理論から生まれた思考術~帰納法と演繹法~ 経験論と帰納法 イングランドではベーコン、ロック、ヒュームらによって英国経験論(経験論)が発展していきました。 経験論は真理を探求するために主に帰納法を用いる場合が多いと言われています。 帰納法の...(続きを読む)2022.05.01哲学雑学