2024-09

歴史

【前回記事】       エマとの結婚 ダーウィンが秘密裏に進化論を整えていたころ、彼もついに結婚を考えるようになりました。   この時にははっきりと相手は決まっていませんでしたが、かねてから親交が深く、ビーグル号の乗船を後押ししてくれたジ...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史⑪】帰ってきたチャールズ

【前回記事】     帰ってきたチャールズ 航海から帰国した頃のチャールズ・ダーウィン(30歳前後)   1836年10月2日、4年9ヶ月に及んだダーウィンの旅は遂に終わりを迎えました。    イギリスのファルマス港から馬車に揺られること二...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史⑩】サンゴの研究と旅の終わり

【前回記事】      サンゴ研究家ダーウィン ダーウィンによるサンゴの研究はまだ続きました。   彼はサンゴ礁を“裾礁(フリンジングリーフ)、堡礁(バリアリーフ)、環礁(アトール)”という三つの状態に分類しました。   裾礁(きょしょう)...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史⑨】サンゴ礁の謎に迫るダーウィン

【前回記事】     タヒチからオーストラリア大陸へ ガラパゴス諸島を出発し次に向かったのは、常夏の島タヒチでした。     ダーウィンが不毛と感じたガラパゴスとは対照的に一年を通して気候も良く、ココナッツやパイナップルなど熱帯果樹に囲まれ...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史⑧】進化論の聖地、ガラパゴス諸島

【前回記事】       ガラパゴスゾウガメ イグアナの次にダーウィンが目についた生物は、この島固有のカメであるガラパゴスゾウガメでした。   サンクリストバルゾウガメ(ガラパゴスゾウガメの一種)mtkoponeより   スペイン語でカメ(...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史⑦】ガラパゴス諸島とウミイグアナ

【前回記事】     1835年9月半ば、ビーグル号はガラパゴス諸島へ到着します。     ダーウィンと言えばガラパゴス諸島という人もいるのではないでしょうか。   彼が進化論を導く重要な島であるため、“赤道直下にある生き物の楽園”というイ...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史⑥】地質学と生物学の共通点

【前回記事】     シャーガス病に苦しむダーウィン マゼラン海峡を通過し、南アメリカ大陸西岸を北上していくビーグル号。     この頃ダーウィンは、一ヶ月に渡る謎の体調不良に襲われます。   この理由は定かではありませんが、サシガメ(吸血...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史⑤】フォークランドオオカミと未開人

【前回記事】     フォークランドオオカミの謎 次にビーグル号が向かったのは、フォークランド諸島(マルビナス諸島)でした。     南アメリカ大陸の南端から海を東に460キロ進んだ位置にあり、当時からイギリスとアルゼンチンとの間で領土争い...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史④】ガウチョとともに新種を探索

【前回記事】     パンパでの発見 リオデジャネイロを出発したビーグル号は、モンテビデオ、ブエノスアイレスを経由しながら本来の目的である自然環境(軍事拠点)の測量を始めました。     ダーウィンもそれぞれの地で内陸部の調査に出かけました...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史③】ビーグル号出航と生命溢れるブラジル

【前回記事】     ビーグル号出航 マゼラン海峡を渡るビーグル号   ジョサイア2世の後押しによりビーグル号への航海を許されたダーウィン。   一度は断った船出だったため出航までに時間の猶予がありませんでしたが、可能な限りの準備をしていく...
歴史

【チャールズ・ダーウィンの歴史②】勉強そっちのけの学生時代

【前回記事】     生物学と宗教観 大学の自然博物館でグラントと親交を深めたダーウィンは、やがてジャン=バティスト・ラマルクの学説に触れていくことになります。   ジャン=バティスト・ピエール・アントワーヌ・ド・モネ、シュヴァリエ・ド・ラ...