2025-06

科学

若年層に増加する大腸がん──オーストラリアの研究調査

大腸がんは、オーストラリアにおいて4番目に多いがん種であり、毎年15,000件以上が新たに診断されています。    がんによる死亡原因としては、肺がんに次いで2番目に多いものです。     ここ最近の報道では、50歳未満の若年層における大腸...
科学

座りすぎはアルツハイマー病のリスクを高める可能性がある──運動量にかかわらず脳に悪影響

長寿大国の悩みの一つであるアルツハイマー病。   2050年までに、その患者数は日本では586万人以上、米国では1,300万人以上にまで増加すると予測されています。   あるときまで元気だった老人が、病気や事故でベッドなど横になりがちになる...
農業

雨に降られながら田植えの準備!

さて、本日は曇時々雨という日が照らずに過ごしやすい気温。 栃木県の北部では田植えが終わった農家も多く、それに続いて自分も田植えに取り掛かります。   本日から植えようと思いましたが、思いの外雨が強かったために、とりあえず準備だけ完了。   ...
科学

カフェインが睡眠中の脳に及ぼす影響

カフェインといえば、目を覚ますための刺激物質として、覚醒を促す化学物質として私たちの生活に深く根ざしています。   朝の一杯のコーヒー、昼過ぎのリフレッシュ、あるいは夜遅くまでの作業や勉強の助けとして、日々多くの人々に摂取する人も多いでしょ...
科学

キーボード入力よりも手書き? 脳の記憶形成に優位なのは……

デジタル化が進む中、教室ではかつての主役だったペンと紙が、スクリーンやキーボードに取って代わる場面が増えています。   しかし、新しい研究では、手書きとキーボード入力の間で脳の神経ネットワークがどのように違うかを詳しく調べた結果、手書きが脳...
科学

コーヒーを飲む習慣が女性の健康的な加齢を支える鍵に──30年の大規模調査が示す新たな可能性

朝の目覚めとともに立ちのぼる香ばしい香り。   日常の儀式ともいえるコーヒーの摂取が、実は女性の加齢における健康を守る鍵となるかもしれない……、そんな興味深い研究結果が報告されました。   アメリカで行われた30年にわたる大規模調査により、...
科学

免疫療法によりマウスのグルテン反応が抑制される:セリアック病への新たな治療法の可能性

グルテンに対して強い免疫反応を示す自己免疫疾患の代表として、セリアック病が存在します。   この病気は、病原体から守ってくれるはずの免疫系が小腸粘膜を攻撃してしまう(栄養素を吸収する突起を平坦にしてしまう)ことが特徴です。   セリアック病...
科学

植物由来の成分「フィトステロール」が心臓の健康と血糖値の改善に寄与する可能性

植物に自然に含まれる化合物「フィトステロール(Phytosterols)」が、心疾患および二型糖尿病のリスクを低下させる可能性があるという新たな研究結果が発表されました。   この研究は、ハーバード・T.H.CHAN公衆衛生大学院の研究チー...
科学

とあるがん治療薬がマウスの寿命を最大35%延長──老化の治療に期待が高まる

近年、科学の進歩により老化のプロセスは単なる「避けがたい自然現象」ではなく、制御可能な生物学的メカニズムであるという考え方が広まりつつあります。   がん、認知症、心血管疾患、筋力低下など、老化によって引き起こされるさまざまな疾患は、世界中...
科学

マイクロプラスチックは「デトックス」できるのか?最新科学による見解

プラスチックの粒子は日常生活のあらゆる場所に存在し、もはや私たちが完全に避けることは不可能になっています。   しかし、近年様々な研究により、食事内容を工夫することで、こうしたマイクロプラスチックが体に与える影響を軽減できる可能性があること...
科学

ポリフェノールと腸内細菌の相互作用について──肥満や代謝性疾患に与える影響

ポリフェノールは、植物に広く存在する天然の化合物で、複数のフェノール性水酸基(–OHがベンゼン環に結合した構造)を持つ化合物の総称です。   一般に、植物が紫外線や病害虫から身を守るために合成する抗酸化物質として知られていますが、現在では健...
科学

飲み物から摂る糖が二型糖尿病リスクを高める?新たな国際研究で明らかに

糖分の摂取と健康の関係については、長年にわたって議論が続いてきました。   中でも二型糖尿病との関連性は、一般にもよく知られた問題です。   しかし、すべての糖分が同じように体に悪影響を及ぼすのでしょうか。   「砂糖の摂取源によって、二型...
科学

血液脳関門を守る新薬がマウス実験で有望な効果──アルツハイマー病治療に新展開

新たに開発された薬剤「SW033291」がマウスの実験でこの関門を強化し、神経変性疾患への新たな治療戦略となる可能性が示されました。    この薬剤は、脳の炎症の抑制や、脳に有害な物質をブロックする働きのある“血液脳関門”の保護が可能になる...
タイトルとURLをコピーしました