【前回記事】 エマとの結婚 ダーウィンが秘密裏に進化論を整えていたころ、彼もついに結婚を考えるようになりました。 この時にははっきりと相手は決まっていませんでしたが、かねてから親交が深く、ビーグル号の乗船を後押ししてくれたジ...
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【チャールズ・ダーウィンの歴史⑪】帰ってきたチャールズ
【前回記事】 帰ってきたチャールズ 航海から帰国した頃のチャールズ・ダーウィン(30歳前後) 1836年10月2日、4年9ヶ月に及んだダーウィンの旅は遂に終わりを迎えました。 イギリスのファルマス港から馬車に揺られること二...
【チャールズ・ダーウィンの歴史⑩】サンゴの研究と旅の終わり
【前回記事】 サンゴ研究家ダーウィン ダーウィンによるサンゴの研究はまだ続きました。 彼はサンゴ礁を“裾礁(フリンジングリーフ)、堡礁(バリアリーフ)、環礁(アトール)”という三つの状態に分類しました。 裾礁(きょしょう)...
【チャールズ・ダーウィンの歴史⑨】サンゴ礁の謎に迫るダーウィン
【前回記事】 タヒチからオーストラリア大陸へ ガラパゴス諸島を出発し次に向かったのは、常夏の島タヒチでした。 ダーウィンが不毛と感じたガラパゴスとは対照的に一年を通して気候も良く、ココナッツやパイナップルなど熱帯果樹に囲まれ...
【チャールズ・ダーウィンの歴史⑧】進化論の聖地、ガラパゴス諸島
【前回記事】 ガラパゴスゾウガメ イグアナの次にダーウィンが目についた生物は、この島固有のカメであるガラパゴスゾウガメでした。 サンクリストバルゾウガメ(ガラパゴスゾウガメの一種)mtkoponeより スペイン語でカメ(...
【チャールズ・ダーウィンの歴史⑦】ガラパゴス諸島とウミイグアナ
【前回記事】 1835年9月半ば、ビーグル号はガラパゴス諸島へ到着します。 ダーウィンと言えばガラパゴス諸島という人もいるのではないでしょうか。 彼が進化論を導く重要な島であるため、“赤道直下にある生き物の楽園”というイ...
【チャールズ・ダーウィンの歴史⑥】地質学と生物学の共通点
【前回記事】 シャーガス病に苦しむダーウィン マゼラン海峡を通過し、南アメリカ大陸西岸を北上していくビーグル号。 この頃ダーウィンは、一ヶ月に渡る謎の体調不良に襲われます。 この理由は定かではありませんが、サシガメ(吸血...
【チャールズ・ダーウィンの歴史⑤】フォークランドオオカミと未開人
【前回記事】 フォークランドオオカミの謎 次にビーグル号が向かったのは、フォークランド諸島(マルビナス諸島)でした。 南アメリカ大陸の南端から海を東に460キロ進んだ位置にあり、当時からイギリスとアルゼンチンとの間で領土争い...
【チャールズ・ダーウィンの歴史④】ガウチョとともに新種を探索
【前回記事】 パンパでの発見 リオデジャネイロを出発したビーグル号は、モンテビデオ、ブエノスアイレスを経由しながら本来の目的である自然環境(軍事拠点)の測量を始めました。 ダーウィンもそれぞれの地で内陸部の調査に出かけました...
【チャールズ・ダーウィンの歴史③】ビーグル号出航と生命溢れるブラジル
【前回記事】 ビーグル号出航 マゼラン海峡を渡るビーグル号 ジョサイア2世の後押しによりビーグル号への航海を許されたダーウィン。 一度は断った船出だったため出航までに時間の猶予がありませんでしたが、可能な限りの準備をしていく...
【チャールズ・ダーウィンの歴史②】勉強そっちのけの学生時代
【前回記事】 生物学と宗教観 大学の自然博物館でグラントと親交を深めたダーウィンは、やがてジャン=バティスト・ラマルクの学説に触れていくことになります。 ジャン=バティスト・ピエール・アントワーヌ・ド・モネ、シュヴァリエ・ド・ラ...
【チャールズ・ダーウィンの歴史①】ダーウィンの生い立ち
【前回記事】 チャールズ・ダーウィンの生い立ち チャールズ・ダーウィンは1809年2月12日、イギリスのシュルズベリーにて生を受けました。 医師だった父ロバート・ダーウィンと母スザンナの間に産まれた6人兄妹の4番目の子(次男)で、チャー...
【チャールズ・ダーウィンの歴史⓪】生物の発生と進化
チャールズ・ダーウィン(1845~1896年) 今回からまとめていく連載記事テーマは「チャールズ・ダーウィン」です。 イギリス海軍の測量艦であるビーグル号に乗り込み、世界各地の生物を観察、研究した自然科学者で、その経験をもとに進化論...
コーヒーと座り過ぎによる健康リスクの関係(蘇州大学)
アフリカ大陸が発見されて以降、長い歴史を経て、コーヒーを飲むという文化が世界中に浸透しました。 あるところでは秘薬として重宝され、またあるところでは悪魔の飲み物として忌み嫌われていました。 しかし、科学が進むにつれコーヒーが持つ魅力...
【研究】高強度インターバルトレーニングは高齢者の学習能力を長期的に向上させる(クーンズランド大学)【要約】
以前の記事で、「鍛えた筋肉は老後になっても裏切らない」という記事を書きました。 ↓ トレーニングで得た筋核は減少せず、長い間トレーニングをしていない期間があっても、再度運動を始めることで元の筋肉に戻りやすいという旨の記事です。 ラッ...
テストステロン値が低い男性は早期に死亡する可能性が高い(西オーストラリア大学)
男性ホルモンとして有名なテストステロン。 主に男性の睾丸で作られ、筋肉の維持・増加や性欲の向上、闘争心の刺激など男性らしさに関係のある物質として知られています。 韓国の宦官(去勢され、後宮に仕える役職)の81人を調べた研究では、宦官...
水からマイクロプラスチックを98%以上除去する技術(ミズーリ大学)
プラスチックによる汚染が人間に与える影響が注目されるようになった昨今。 過去の研究でも、体内でも多くのマイクロ(ナノ)プラスチックが存在することが分かり、長期的に害をもたらす可能性が極めて高いことが明らかになってきました。 現在で...
ノンカロリーのソフトドリンクが与える影響
糖尿病やがんなど、砂糖が及ぼす害が知られるようになるにつれ、世界的にも砂糖の摂取量が減っていることが分かってきました。 しかし、甘いものへの依存性が失われることはなく、代わりとして人工甘味料を摂取するというケースが増えてきたことも事実で...
甘い食べ物が不安やうつ病を助長する
気分が落ち込みや不安が襲いかかってきたとき、甘いものやジャンクフードなどを食べてストレスを発散する……。 誰しも一度は経験があるのではないでしょうか。 一見有効とも思われるこのストレス解消法ですが、実は逆効果である可能性が高いことが...
ホタルの光を使って獲物を惹きつけるクモ
カンブリア紀以降、節足動物は生物の中でも長く地球に存在する種です。 繁栄と絶滅を繰り返す中でしぶとく進化してきた者たちの生き残りでもありますが、中には独特の方法で獲物を捕らえるよう進化してきた生物もいます。 今回紹介するのは、そんな...
アルツハイマー病の原因は自己免疫疾患である可能性がある
アルツハイマー型認知症の原因物質といえば、“アミロイドベータ”がよく知られています。 認知症患者に見られる老人斑の大部分を構成しているたんぱく質でもあり、知らず知らずのうちにシミのように脳に沈着していくと物質です。 近年では、このア...
サウナが健康に良い理由【論文まとめ】
昔から温泉施設には、サウナが併設されていることがよくあります。 子どもの頃は、そういった灼熱の空間が何のためにあるのか分かりませんでした。 近年では、サウナの健康効果に注目が集まっており、裸の付き合いだけでない心身へのメリットが強調...
食事の改善と運動が軽度のうつ病を改善する(ディーキン大学)
世界保健機関(WHO)によると、うつ病患者は世界で推計2億8,000万人に達しているとされています。(2023年時点の統計) また、同機関による2017 年に発表したうつ病などの精神疾患のデータをもとにすると、アジア地域の患者数は、 ...
認知症のリスクを45%減らす14の習慣(ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン)
世界的な課題である認知症。 現在、世界では推定5,700万人がこの病気に苦しんでおり、2050年までに世界中で1億5300万人に増加すると予想されています。 認知症は、食習慣や運動習慣など様々な要因が重なった結果引き起こされる病気で...
【研究】妊娠中に食物繊維を多く摂取すると、産まれた子どもの心疾患が大幅に低下する可能性がある(モナッシュ大学)
食物繊維と言えば、もはや健康的な食事の代名詞と呼ばれるほど浸透している栄養素です。 消化吸収されない“不要”な食べ物として認識されていた時代もありましたが、現在では、血糖値の上昇を抑える効果や整腸作用など、人体にとって様々メリットがある...