芸術

動画

動画第6弾!「 ずんだもんと学ぶロイヤルクラウンダービー」

6つ目の動画はロイヤルクラウンダービーについてです!   唯一、王室御用達の“ロイヤル”と“クラウン”の二つの称号をもつイギリスの窯です。   ゴールデンウィークは動画作成しないつもりでしたが、どうも開いた時間がもったいなくて作ってしまいま...
芸術

なぜボッティチェリたちは塗料に卵を使ったのか

サンドロ・ボッティチェリやレオナルド・ダ・ヴィンチなどルネサンス期の芸術の代表とされる巨匠たちは、油とタンパク質の混合物を含む塗料を利用していたことが分かっています。   なぜ彼らはこういった塗料を使っていたのか……。   今回はその謎に迫...
芸術

動画第一弾完成!【ボイボ解説】ずんだもんと学ぶ磁器の歴史

前回記事にてブログ内容の動画化についてお話ししました。   早速第一弾が完成!   まずは磁器についての歴史から入っていきます。    今後も、基本的には過去に書いたブログの内容を動画にしていきますが、脱線することもあるかもしれません。  ...
歴史

スポード社の紆余曲折~スポード③~

【前回記事】 の続き。     コープランド&ギャレットに社名を変更 コープランド    ジョサイア・スポード2世によって発展したスポード窯。   彼が亡き後の1827年、息子のスポード3世が窯を引き継ぐことになりますが、そのから2年後の1...
歴史

スポード窯とボーンチャイナ ~スポード②~

【前回記事】 の続き。   スポードとボーンチャイナ ジョサイア・スポード二世(1755-1827)   初代スポードが亡くなった後、息子のスポード2世がストーク・オン・トレントの製造窯を引き継ぎます。   彼の功績のひとつとして挙げられる...
歴史

陶磁器史の立役者 2人のジョサイア ~スポード①~

【前回記事】   前回の記事では、ボーンチャイナの発祥についてお伝えしていきました。    今回は、ボーンチャイナを商業レベルまで発展させた窯スポードについてのお話です。    マイセンやロイヤルコペンハーゲンなどと比べると日本では聞きなれ...
歴史

ヘレンドの栄光と没落〜ヘレンド②〜

【前回記事】      前回記事では、ヘレンドがヨーロッパで知られる磁器工房になるまでをまとめました。   古くから文明が混じり合うハンガリーという地で、技術と運をものにしたヘレンドの歴史にはまだ続きがあります。   ……が、その前に日本の...
歴史

江戸時代から受け継がれる日本磁気の伝統様式〜柿右衛門〜

以前の記事では、中国の景徳鎮を発祥とする磁器焼成の技術が、朝鮮出兵を経て日本へ伝わり、日本を代表する有田・伊万里焼が生まれていったことをまとめていきました。   それがきっかけで日本の陶磁器がヨーロッパへ渡り、中国の陶磁器と共に人気を博した...
歴史

【記事まとめ】陶磁器の歴史~有田・伊万里→マイセン→アウガルテン~

この記事では、日本からヨーロッパに伝わった陶磁器や、ヨーロッパから始まった磁器メーカーについてまとめています。    豊臣秀吉の朝鮮出兵をきっかけに日本に伝わった磁器製造の技術がどのようにヨーロッパに伝わり、遠く離れた地ではどのように発展し...
歴史

ウィーン磁器工房アウガルテン誕生〜アウガルテンの歴史③〜

【前回記事】    前回記事では、フランス革命前後のアウガルテンの衰退と隆盛をについてまとめました。    ①デュ・パキエ時代 ②マリア・テレジア時代(ロココ時代) ③新古典主義時代 ④ビーダーマイヤー時代 ⑤アール・ヌーヴォー時代    ...
歴史

革命の中で発展するウィーン磁器工房〜アウガルテンの歴史②〜

【前回記事】       前回記事では、ウィーン磁器工房(後のアウガルテン)の立ち上げからブランド化されていくまでの歴史を取り上げてきました。    ①デュ・パキエ時代 ②マリア・テレジア時代(ロココ時代) ③新古典主義時代 ④ビーダーマイ...
歴史

世界で初めてコーヒー専用のカップを作った磁器工房 ~アウガルテンの歴史①~

アウガルテン メロンサービス wien.info より    皆さんコーヒーはお好きですか?   あの香ばしくも深みのある豆の香り。   口に広がる苦みと旨味のコントラスト。   私も毎日豆を挽いて味と香りを楽しんでいます。   皆さんは世...
歴史

マイセンのモデルマイスター“ケンドラー”〜マイセンの歴史〜

【前回記事】   前回、シュテルツェルがマイセン窯に戻ってきた際、絵付け師としてヘロルトを連れてきたところから紹介しました。    ヘロルトの登用によって、マイセンの絵付け技術は飛躍的に向上し、王侯貴族からの評価も高まっていきます。    ...
歴史

マイセンの天才絵付け師ヘロルト登場〜マイセンの歴史〜

【前回記事】   アルブレヒト城 ベトガーの間 より    前回に続きマイセン史のご紹介!   今回は、マイセンの陶磁器に名前を残す“ヘロルト”についてのお話です。   技術流出の経緯を書いた記事の最後に登場した“ヘロルト”とはどのような人...
歴史

門外不出!マイセンの焼成技術が流出 ~マイセンの歴史~

【前回記事】   マイセン歴代ロゴ 二本の剣 より   日本、中国の磁器からヨーロッパの磁器へと時代が移り変わり始めた18世紀。   1710年、ベトガーらによるマイセン窯の開窯によって、ヨーロッパにおける焼成技術はアウグスト2世の独占状態...
歴史

ヨーロッパを魅了した日本の陶磁器~有田焼と伊万里焼~

【前回記事】   以前、ヨーロッパの陶磁器(主に磁器)の歴史にて紹介した“マイセン”。   マイセンが誕生するまで、白くつやのある磁器(白磁)を作ることができたのは、中国と日本でした。   17世紀ごろの西洋社会では、東洋からもたらされた白...
歴史

デンマークが誇る伝統の陶磁器メーカー〜ロイヤルコペンハーゲン〜

【前回記事】   “ウェッジウッド”に並んで人気のあるデンマーク陶磁器ブランド“ロイヤルコペンハーゲン”。   磁器の名門として、その名を聞いたことがないという人の方が少ないのではないでしょうか。   コペンハーゲンを代表するブルーのペイン...
歴史

王族・貴族を魅了したイギリス陶器 ~ウェッジウッド~

【前回記事】   前回記事はヨーロッパでの陶磁器発展の立役者となったベトガーとマイセンについてまとめていきました。   今回はそれに続き、ヨーロッパの名門陶磁器ブランド“ウェッジウッド”についてのお話しです。   ウェッジウッドがどのような...
歴史

陶磁器の発展と錬金術師ベトガー ~マイセンの誕生~

【前回記事】    窯と陶磁器 窯は内部を耐火物、外側を断熱材で覆い、物質を高温に加熱できる装置の総称です。   窯の使用は、焼き物の高音・長時間使用の焼成を可能にしました。 (焼成:原料を加熱して硬度を増したり色調を整えたりすること)  ...
芸術

そのときの「今」を歴史に残した大作~オルナンの埋葬~

ギュスターヴ・クールベ(1819~1877年)   クールベが1855年の万博博覧会に出品する予定だった数ある作品のうち、審査に通らず出品できなかった作品に“画家のアトリエ”があります。   それともう一つ、神秘性や権威性が薄いことなどを理...
芸術

クールベが描く表の世界と裏の世界~画家のアトリエ~

ギュスターヴ・クールベ(1819~1877年)   今回紹介するのはギュスターヴ・クールベが描いた名作“画家のアトリエ”です。   クールベが世界万博に絵を出品する際、絵のテーマが不適切として“オルナンの埋葬”とともに審査落ちしてしまった作...
芸術

高慢な絵描きか革命の火種か~ギュスターヴ・クールベ~

ギュスターヴ・クールベ(1819~1877年)   今回紹介するのは写実主義の第一人者ギュスターヴ・クールベです。   革命と騒乱の19世紀フランスで、宗教的、神秘的なロマン主義ではなく見たものをそのまま表現しレアリスム運動の大きな火種を生...
芸術

貫き通したドラクロワの流儀~ダンテの小舟~

イタリア人の詩人であるダンテ・アリギエリ。   24歳でこの世を去ったベアトリーチェのために書いたとされる“神曲”は、後の文学や言語学に大きな影響を与えました。   ダンテ・アリギエリ(1265~1321年)   当時、知識人が手にする書物...
芸術

ミレーが描いた貧しい農民の様子~落穂拾い~

聖書や神話の正しさや美しさを重んじる古典主義(及び新古典主義)。       18〜19世紀前期になると、古き芸術に対抗するように、今起きていることを情緒的に描き出すロマン主義が生まれます。    それに続く19世紀中頃、“あるがままの今(...
芸術

西洋絵画初の“普通の”女性の裸体~裸のマハ~

フランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828年)    ジェリコ、ドラクロワに続き、ロマン派の代表する人物であるフランシスコ・デ・ゴヤ。     過去に紹介した“黒い絵”などでも有名です。      14歳から絵の修業をし、数度の王立アカデミ...