健康

科学

たんぱく質を減らすことが老化を遅らせる?350以上の研究が「高たんぱく質ブーム」に一石を投じる

近年、高たんぱく質を謳う食品やサプリメントが市場に溢れ、健康増進や筋力維持のために積極的な摂取が推奨される場面が増えています。 しかし、科学誌『Cell Press Blue』に発表された最新の包括的レビュー論文によれば、身体活動量が比較的...(続きを読む)
科学

ジャンクフードが記憶力を蝕む:人工甘味料・高糖質・高脂質が「腸や脳」に与える影響

近年、「腸」と「脳」がお互いに深く影響を及ぼし合っているという「腸脳相関」に関する研究が増加傾向にあります。 Screenshot 南カリフォルニア大学の研究チームが発表した最新の研究により、腸から脳へのシグナル伝達が食事の記憶を形成するた...(続きを読む)
科学

朝食を抜くと血糖値はどうなる? 血糖コントロールと代謝への影響

朝食を食べない習慣は、ダイエットや時間の節約を目的として広く実践されています。 かつては自分も朝食を抜いて、昼食から摂取するという習慣をしばらく続けたことがあります。 特に近年は、16時間断食などの間欠的断食法が注目されていることもあり、朝...(続きを読む)
科学

脂肪のつく場所で脳の健康が変わる?部位別脂肪蓄積が及ぼす脳の老化と認知機能への影響

近年、健康状態や肥満度を測定する簡便な指標として体格指数(BMI)が広く活用されています。 しかし、BMIは体重と身長の比率から割り出される数値に過ぎず、身体のどの部位に脂肪が蓄積しているかという具体的な解剖学的分布までは捉えることができま...(続きを読む)
科学

ジュースで1.85倍、アルコールで2.51倍:飲料と痛風との関係を調べた大規模疫学調査

痛風といえば、「ビールをはじめとしたアルコールの飲み過ぎ」や「肉類や魚介類などのプリン体の摂り過ぎ」が原因であると長年考えられてきました。   しかし、清涼飲料水などに広く使用されている果糖ブドウ糖液糖の過剰な摂取もまた、アルコールに匹敵す...(続きを読む)
科学

幼少期からのジュース摂取と高血圧の関係:25年間の追跡調査から見えた影響

子どもの頃から習慣的に飲んでいる清涼飲料水や果汁ジュースが、数十年後の成人期における高血圧のリスクを高める可能性があることが、トロント大学の最新研究により明らかになりました。 本研究の結論として、幼少期から清涼飲料水や果汁ジュースを多く摂取...(続きを読む)
科学

粗食は本当に健康長寿の鍵なのか:西洋型食、ケトン食、長寿食、軽い断食…の比較

健康寿命を延ばし、加齢に伴う身体の衰えを防ぐための食事法として、アミノ酸バランスを細かく調整した低タンパク質食(LDMM)が、筋肉量を維持したまま体脂肪を大幅に減少させ、フレイル(加齢による心身の衰え)や代謝異常を改善するという画期的な研究...(続きを読む)
科学

健康効果か、それともリスクか?唐辛子の大量消費が胃腸に及ぼす影響を読み解く

毎日の食卓に刺激と彩りを与えてくれる唐辛子は、世界中で何十億人もの人々に愛されているスパイスです。 しかし、近年の科学研究において、この身近な調味料が私たちの健康、特に消化器系にどのような影響を与えるのかについて、新たな議論が巻き起こってい...(続きを読む)
科学

カーニボア食の最新分析:極端な肉食生活のメリットとリスク

SNSを中心に世界的な広がりを見せている食事法である「カーニボアダイエット」。 植物性食品を完全に遠ざけ、肉や魚、卵などの動物性食品だけを口にするという極端な食生活ですが、その健康効果と安全性については世界中の専門家の間で激しい議論が交わさ...(続きを読む)
科学

コーヒーはどのようにして老化や病気から体を守るのか:ポリフェノールとNR4A1受容体

日常的に親しまれているレギュラーコーヒーの摂取が、人間の死亡率低下や加齢に伴う様々な疾患の予防に関連していることは、これまで行われた数多くの疫学調査によって報告されてきました。 しかし、コーヒーに含まれるどのような成分が、体内のどの受容体や...(続きを読む)
科学

ダイエット飲料や低カロリー食品…:1万人規模の追跡研究で分かった脳の人工甘味料と認知機能へのリスク

日常的に利用されている砂糖代替甘味料の摂取量が、脳の認知機能低下のスピードを加速させている可能性を示唆する大規模な研究結果が報告されました。  ブラジルの研究チームが約13,000名の成人を対象に約8年間にわたって追跡調査を行った結果、人工...(続きを読む)
科学

コーヒー成分「トリゴネリン」が筋肉の若返りに関連:ミトコンドリア機能の回復と健康寿命の延伸効果

現代の超高齢社会において、加齢に伴う筋肉量の減少や筋力の低下は、人々の健康寿命を脅かす深刻な問題となっています。  このような背景の中で、ネスレ研究所を含む富山大学やメルボルン大学らをはじめとした研究チームは、コーヒー豆や特定の植物に豊富に...(続きを読む)
科学

「体に良い」の裏に潜む罠?オーストラリアでビタミンB6製品が規制される理由

近年、健康志向の高まりに伴って世界中で多くのサプリメントが利用されていますが、その一方で栄養素の過剰摂取による健康被害も顕在化しています。 オーストラリアの医薬品行政局は、ビタミンB6サプリメントの過剰摂取による深刻な神経障害を防止するため...(続きを読む)
科学

ケトジェニック食ががんを促進?MITが発見した腸内で起こる脂質代謝による「真逆の作用」

近年、世界中で爆発的な人気を集めている「ケトジェニック・ダイエット(ケト食)」は、糖質を極限まで抑え、脂質をエネルギー源として摂取する食事法です。もともとはてんかんの治療食として開発された歴史を持ちますが、現代ではダイエットやアルツハイマー...(続きを読む)
科学

加齢で細胞の発電所が衰える理由を解明:コリンがミトコンドリアの老化改善に関与

年齢を重ねるにつれて体力が低下し、疲れやすくなったり、病気にかかりやすくなったりすることは、多くの人が経験します。 しかし、その背景で細胞の中では何が起きているのでしょうか。  ドイツのフリッツ・リップマン研究所の研究チームは、細胞のエネル...(続きを読む)
科学

妊娠中の高果糖摂取が子どもの脳に影響を及ぼす:認知機能の低下のメカニズムを解明

近年、予防医学や発育発達医学の分野において、「健康と疾患の発達起源」、すなわち通称DOHaD(Developmental Origins of Health and Disease)仮説が大きな注目を集めています。 この仮説は、胎児期や乳幼...(続きを読む)
科学

毎夜の「いびき振動」がミトコンドリアを機能不全に陥れる

近年、睡眠医学の世界において、これまでの常識を覆す極めて重要な発見がありました。 従来、激しい「いびき」は、睡眠時無呼吸症候群(閉塞性睡眠時無呼吸症候群:睡眠中に空気の通り道である気道が物理的に塞がり、何度も呼吸が止まってしまう病気)の代表...(続きを読む)
科学

「肉だけなら糖化は関係ない」そう思っていた時期がありました:食事由来のAGEsがもたらす影響

近年、アンチエイジングや健康長寿の分野で「糖化」という言葉が一般的になってきているように感じます。 糖化とは、体内の余分な糖がタンパク質と結合して細胞を劣化させる現象のことですが、私たちは単に体内で作られる糖化物質だけでなく、日々の食事から...(続きを読む)
科学

血中ビタミンC濃度が高い高齢者ほど脳の構造が保たれていた:日本人2044人のMRI解析で判明

ビタミンCと言えば、一般的に「風邪予防」や「抗酸化作用」に関係する栄養素としてよく知られています。  しかし近年、ビタミンCが脳の健康にも重要な役割を果たしている可能性が注目されています。 今回、弘前大学大学院医学研究科を中心とする研究チー...(続きを読む)
科学

果汁100%ジュースでうつスコアが低下する?4週間の無作為化比較試験が示した光と影

現代社会において、健康的な食生活の代名詞とも言えるのが「果物や野菜の摂取」です。  特に英国では、健康維持のために1日5部分の果物・野菜を食べることを推奨する「5-a-day(ファイブ・ア・デイ)」という公衆衛生指針が広く知られています。 ...(続きを読む)
科学

NAD+を補充すると老化は遅くなる? マウスの寿命延長と幹細胞若返りを示した画期的研究を解説

近年、「若返り分子」として大きな注目を集めている物質にNAD+(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)があります。 NAD+は、私たちの体内でエネルギー産生やDNA修復に不可欠な補酵素であり、加齢とともにその量が減少することが知られています...(続きを読む)
科学

オメガ3サプリは認知症予防に効果なし? USCの大規模臨床試験が示した意外な結果

魚油由来のオメガ3脂肪酸サプリメントは、長年にわたり「脳の健康を守る」「認知症予防に役立つ」として世界中で広く利用されてきました。 しかし、アメリカのサザンカリフォルニア大学(USC)ケック医学部の研究チームが実施した大規模な臨床試験により...(続きを読む)
科学

AGEsが真皮の硬化に関与:シワ・シミや慢性疾患を増やす原因物質に迫った決定的論文を読み解く

私たちの身体は、日々の食事や生活習慣による影響を分子レベルで克明に記録しています。 医療現場や健康診断において、私たちは「現在の血糖値」や、過去1〜2ヶ月の血糖状態を示す「HbA1c(ヘモグロビン・エーワンシー)」の数値に一喜一憂しがちです...(続きを読む)
科学

1960年代生まれ以降で老化が加速? 15万人超の解析で見えてきた生物学的老化と若年発症がんの関係

近年、世界各国で50歳未満の成人に発症する「若年発症がん(early-onset cancer)」の増加が大きな問題となっています。 特に大腸がんや子宮体がん、一部の消化器がんでは、若い世代ほど発症率が高まる傾向が報告されており、その原因に...(続きを読む)
科学

30年謎だったクローン病・潰瘍性大腸炎の原因候補を発見:IL-10自己抗体と炎症の暴走

炎症性腸疾患(IBD:腸管に慢性的な炎症が起こる疾患群)の研究において、30年以上にわたり解明されていなかった重要な謎がついに明らかになりました。  今年の6月、英国のオックスフォード大学、ケンブリッジ大学病院ら研究チームによる研究から、炎...(続きを読む)
科学

メトホルミンより効果的だった? 20年以上の追跡で判明した生活習慣改善の真価

健康的な食事と定期的な運動を続けることは、糖尿病予防に有効であることが知られています。 しかし最新の研究では、その効果は糖尿病予防だけにとどまらず、認知症や心不全を含む複数の慢性疾患の発症リスク低下にもつながる可能性が示されました。 米国で...(続きを読む)
タイトルとURLをコピーしました