科学

超加工食品の摂取によって心筋梗塞および脳卒中のリスクが47%増加──米国成人4,787人の全国調査データより

フロリダ・アトランティック大学の大規模観察研究の結果から、「超加工食品の摂取が、心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患リスクと関連している可能性がある」ということが示唆されました。 本研究は、米国国民健康栄養調査(NHANES)の最新データを用い...(続きを読む)
科学

腸内細菌は化学信号を感知して“環境を読み取り”、健康に重要な役割を果たしている

腸内細菌は私たちの体の中で単なる共存者ではなく、周囲の化学環境を鋭敏に感知し、栄養を探し、他の細菌と“対話しながら”生態系を維持しています。 この感覚能力がどのように働き、健康にどのような影響を与えるのかは、近年の腸内微生物研究における重要...(続きを読む)
科学

超加工食品への依存は、かつてのタバコ産業と同じ

2026年2月、米国の研究チームが、超加工食品(Ultra-Processed Foods:UPFs)について新たな分析を発表しました。 それは単に「健康に悪い食品」という枠を超え、タバコ産業が長年用いてきた戦略と類似した工業的設計がなされ...(続きを読む)
科学

カフェイン摂取が認知症の発症リスクを低減させる── 43年間にわたる大規模追跡研究が示唆

コーヒーやお茶に含まれるカフェインが、私たちの脳の健康にどのような影響を及ぼしているのかについては、これまでも多くの研究が行われてきました。  そして今回、新たに発表された大規模かつ長期にわたる疫学研究により、日常的な適度のカフェイン摂取が...(続きを読む)
科学

長年にわたる大量飲酒が直腸がんリスクを大幅に上昇させる──少量長期と大量長期の飲酒を比較した研究より

長年にわたって大量のアルコールを飲酒することは、大腸がん全体のリスクと直腸がんリスクをそれぞれ大幅に高める可能性があるという研究結果が、米国の大規模疫学調査から報告されました。  本研究は米国国立がん研究所が中心となって実施されたPLCO(...(続きを読む)
科学

ストレス時の砂糖摂取が、うつ病態悪化と認知機能の障害に関与することが示唆

甘いものを食べると気分が落ち着く、と感じる人は少なくありませんが、ストレス状態での砂糖(ショ糖)摂取がうつ病態にどのように影響を与えるのかについては、十分に理解されていませんでした。  2025年12月に発表された藤田医科大学らによる研究か...(続きを読む)
科学

スタチン製剤をめぐる誤解と現実

ろスタチンは血中コレステロール値を低下させる薬剤群であり、心筋梗塞や脳卒中といった心血管疾患のリスクを減らすことが確立されています。 にもかかわらず、服用を避ける人が一定数存在します。その背景には、「副作用が多い薬」というイメージがあります...(続きを読む)
科学

下剤の常用は認知症やうつ病リスクを高める──腸と脳をつなぐ意外な関係とは

便秘に悩んだ経験がある人であれば、市販の下剤を使ったことがあるかもしれません。 下剤は処方箋なしで手に入るものが多く、排便を促す手段として広く利用されています。 特に高齢者では、排便機能を維持するために下剤に頼る人も少なくありません。 一方...(続きを読む)
科学

肥満と高血圧は血管性認知症の原因となる──体重と血圧管理が認知症予防の鍵になるという研究結果

近年、認知症は世界的に増加している深刻な健康問題であり、根本的な治療法が存在しない疾患として社会的関心が高まっています。 認知機能の低下は記憶、思考、判断力などに影響し、日常生活や社会生活に重大な支障を来たすため、発症前の予防戦略の確立は極...(続きを読む)
科学

糖タンパク質の一つである「リーリン(Reelin)」が“リーキーガット”と抑うつ症状を同時に修復することを示唆

慢性的なストレスが心身に悪影響を及ぼすことは広く知られています。 しかし、その影響が腸のバリア機能と精神状態を同時に弱体化させる可能性については、いまだ解明途上にあります。 こうした中、カナダのビクトリア大学の研究チームは、慢性ストレス、腸...(続きを読む)
科学

砂糖入りの炭酸ジュースを飲み続けると体に起こること

1日1本の炭酸ジュースを飲むことは、特別なことではありません。 アメリカでは、成人のおよそ4割が毎日炭酸ジュースを飲んでいると報告されています。(日本では企業ベースでの調査はあるもも、大規模な調査は見当たらず)  1日1回以上糖分入りの飲み...(続きを読む)
科学

コレステロールよりも心疾患リスクを正確に予測する「タンパク質:CRP」

心疾患は、日本においてがんに次ぐ第2位の死亡原因です。 アメリカでは長いこと死亡原因の第1位であり、その原因究明と予防は大きな課題とされています。 1950年代に、食事、コレステロール、そして心疾患との関連が科学的に示されて以降、心疾患のリ...(続きを読む)
科学

睡眠不足は脳の「被覆構造」を損なう──最新PNAS論文が示す分子メカニズム

私たちは「睡眠不足だと頭が働かない」と感じることがありますが、その根本的な理由が今回はじめて分子レベルで明らかになりつつあります。  2026年1月にPNASに掲載された最新研究では、慢性的な睡眠不足が脳の神経細胞を守る脂質構造「ミエリン」...(続きを読む)
科学

見えない脂肪が、脳を徐々に萎縮させている可能性がある

目に見える脂肪だけでなく、体内のどこに脂肪が蓄積しているかという「脂肪分布のパターン」が、脳の老化や認知機能低下と深く関係している可能性があることが、新たな研究によって明らかになりました。 特に、膵臓に多く脂肪が蓄積するタイプや、見た目は太...(続きを読む)
科学

人気の減量法「ケトジェニックダイエット」に深刻な懸念点が浮上

高脂肪・低炭水化物を特徴とするケトジェニックダイエットは、近年、短期間で体重が減る食事法として世界的に人気を集めています。 炭水化物を極端に制限し、脂肪を主なエネルギー源として利用するこの食事法は、「効率よく痩せられる」「血糖値が安定する」...(続きを読む)
生物

生命の起源を示す可能性を秘めた深海の熱水地域──ロスト・シティ

大西洋中央海嶺の西側、深海に沈む海山の頂上付近には、これまで地球上で一度も確認されたことのない、奇妙で壮大な景観が広がっています。 そこには、暗闇の中からそびえ立つ無数の塔や柱が存在し、遠隔操作無人探査機(ROV)のライトに照らされると、淡...(続きを読む)
科学

若い個体の血液は、アルツハイマー病の症状を遅らせることができる(マウスの研究より)

若い血液がアルツハイマー病の進行を抑制する可能性を示す研究結果が、マウス実験によって明らかになりました。   この研究では、高齢マウスの血液がアルツハイマー病に関連する脳障害を加速させる一方で、若齢マウスの血液はその進行を抑える方向に働くこ...(続きを読む)
科学

腎臓病が心臓に与える致命的な影響

慢性腎臓病が心不全や心血管疾患のリスクを大きく高めることは、以前から臨床現場で知られていましたが、その直接的な原因については長年不明のままでした。 今回、アメリカの研究チームによって、腎臓が放出する微小な粒子が心臓に到達し、障害を引き起こし...(続きを読む)
科学

慢性的な腸の炎症が大腸がんへと進行するワケ──炎症性腸疾患とがんを結ぶ免疫ネットワーク

炎症性腸疾患(IBD)を長年抱える人では、大腸がんの発症リスクが顕著に高まることが知られています。 しかし、慢性的な腸の炎症が、どのような仕組みでがんへとつながっていくのか、その分子レベルの詳細は十分に解明されていませんでした。 今回、腸内...(続きを読む)
科学

食後の血糖値スパイクとアルツハイマー病リスクと関連性が示される

食後の急激な血糖値上昇(血糖スパイク)が、将来的なアルツハイマー病のリスク上昇と関連する可能性が、大規模な遺伝学的解析により示唆されました。  本研究は、従来から指摘されていた糖尿病やインスリン抵抗性と認知症リスクの関連をさらに深掘りしたも...(続きを読む)
科学

ホテルに閉じ込めてインフルエンザを「意図的に感染させようとした」実験

インフルエンザは、毎年世界中で流行を繰り返し、多くの人々の健康や社会活動に大きな影響を及ぼしてきた感染症です。 一般には「同じ空間にいれば簡単にうつる」「近くに感染者がいれば避けられない」と考えられがちですが、こうした常識に疑問を投げかける...(続きを読む)
科学

ダイエットソーダと通常のソーダ──血糖値と肝臓にとって本当に良いのはどちらなのか

ダイエットソーダと通常のソーダのどちらを選ぶべきかという問いは、血糖値の管理や肝臓の健康を意識する人にとって、非常に身近でありながら判断が難しい問題です。  通常のソーダは砂糖を多量に含み、血糖値を急激に上昇させる一方、ダイエットソーダは人...(続きを読む)
科学

感情の切り替えが苦手? ── ミソフォニアと脳の「柔軟性」

私たちが「聞く」という行為は、単に耳で音を捉えるだけのものではありません。 それは、私たちの感情や思考の働きと深く結びついた複雑なプロセスです。 近年、ある研究によって、「聞こえ方」と「感情の処理」そして「認知の柔軟性」との関連が明らかにさ...(続きを読む)
雑記

一週間のジャンクフードで肌年齢が5歳老化──韓国の皮膚科医が実践【元動画あり】

韓国の皮膚科専門医であるイ・スンジュ医師が、自身の YouTube チャンネルで大胆な実験を行いました。 その内容は、普段患者に「避けるべき」と指導している 砂糖・脂質・精製炭水化物・加工食品を、あえて 1週間だけ徹底的に食べ続けるというも...(続きを読む)
科学

ゾウの腸とコーヒーの秘密──ブラック・アイボリー・コーヒー

世界でもっとも高価で、そしてもっとも不思議なコーヒーの一つとして知られる「ブラック・アイボリー・コーヒー(Black Ivory coffee)」。 その驚くほどまろやかで、チョコレートのような風味によって、コーヒー愛好家の間で特別な存在と...(続きを読む)
科学

神経痛に効くと期待された大麻治療、その効果は十分とは言えないことが明らかに

慢性的な神経痛に対して、大麻由来の医薬品が新たな治療選択肢として注目を集めてきました。 しかし、最新の大規模レビュー研究によって、大麻ベースの治療はプラセボと比べて有意な鎮痛効果を示さない可能性が高いことが明らかになりました。 期待が高まる...(続きを読む)
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