歴史

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エジプト統一の証~ナルメル王のパレット~

さてここからは古代エジプト史に触れていきます。   ナルメル王から始まり、主要なファラオや出来事を紹介していきます。   まずはエジプトの統一王ことナルメルについてです。   エジプト文明の始まりを語る上で欠かせない遺物が、この“ナルメル王...
哲学

資本論の完成~カール・マルクス後編~

の続き…。     若かりしマルクス 前回の記事では、マルクスの若い頃についてまとめました。   若いうちから他国の革命や政府による社会行動の抑制を経験したからか、素行は良くなかったようです。 しかし彼が俯瞰した視点から国を見ることができた...
哲学

プロイセンの問題児~カール・マルクス前編~

今回のテーマは社会主義、共産主義の思想を世に広めたドイツ(プロイセン)出身の思想家カール・マルクスについてです。    やがて国家をも動かすほどの影響力を持った彼の思想について触れていきたいと思います。    この記事ではマルクスという人物...
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実は読める~ヒエログリフ~

皆さんご存じ古代エジプトの壁画に記されているあの絵文字。   いわゆるヒエログリフという古代文字ですね。   神聖な碑に刻まれる文字であったことから、神聖文字や聖刻文字とも言われています。   以前記事にした“ロゼッタストーン”↓にも記され...
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覇権国VS新興国~トゥキディデスの罠~

古代ギリシャの歴史家トゥキディデスは、ギリシャ全土を巻き込んだスパルタVSアテナイの戦いを描いた“戦史”を著しました。    先に紹介した大戦争(ペロポネソス戦争)ではアテナイ軍の将軍として戦場に立っていました。    アテナイの繁栄や戦争...
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【記事まとめ】野口英世の一生

今回の更新は日本の細菌学者野口英世です。   千円札の顔であり、名前を知らない人はいないと言っていいほど有名な人物ですね。    彼の母であるシカの話と、野口英世が誕生してからこの世を去るまでをまとめています。   良いところも悪いところも...
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最後の研究~野口英世 最終話~

の続き…。    黄熱病への切り札 1918年、野口は病原体を見つけるためにエクアドルのグアヤキルに派遣されます。    黄熱病は当時ロックフェラー財団が本腰を入れて取り組んでいたテーマでした。    黄熱病の病原体が発見されていないことも...
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母の手紙~野口英世⑧~

の続き…。    医学会を駆け抜ける野口の功績 1904年、ロックフェラー所長に就任したフレクスナー所長の推薦もあり、一等助手として迎えられた野口。    研究者としての熱も冷めることなく、文字通り寝る間も惜しんで研究に没頭し数々の論文をか...
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フレクスナー博士との出会い~野口英世⑦~

の続き…。    アメリカへの足掛かり?を掴む 名を“野口英世”に改めた清作。(以降野口に統一)    北里研究所に帰るとアメリカの視察団が研究所の視察をするための通訳兼案内役を頼まれます。   そこで彼はクモの糸のような渡米へのきっかけを...
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野口清作、“英世”の名を授かる~野口英世⑥~

の続き…。   医学研究の道を目指す 20歳で医師免許を取得した清作。    地元に戻って医師として開業する手もありましたが、開業資金が無いことと左手を患者に見られたくない思いがあり臨床医を断念。   代わりに基礎医学研究者を目指します。 ...
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志を得ざれば再び此地を踏まず~野口英世⑤~

の続き…。   血脇守之助先生との出会い 渡辺ドクトルの元で勉強と研究を続ける清作ですが、その勤勉さと賢さからドクトル不在時の病院会計の仕事までをも任されるようになりました。   そんなとき、出張診療に来ていた血脇守之助先生に出会います。 ...
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少年、野口清作後編~野口英世④~

の続き…。   小林栄先生との出会い 清作が生長(現在の生徒会長)になる頃、恩師となる人との出会いがあります。    元会津藩士であり、猪苗代高等小学校教員の小林栄先生です。 小林栄 小学校を卒業するためにはいくつかの試験があり、口頭試問の...
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少年、野口清作前編~野口英世③~

の続き…。    清作の悲劇 母シカと父佐代助の間に産まれた二人の子どもイヌと清作。    シカは幼いときの自分と同じ思いをさせまいと、より一層働くようになっていました。    姉のイヌが祖母ミサと共に清作の子守までできるようになったある日...
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母は強し 後編~野口英世②~

の続き…。      母シカと野口英世のツーショット シカ、一人になる シカが10歳の頃、祖母が病気で倒れます。    女将さんも薬代としてお金を前借させて貰えるように計らいますが、甲斐なく祖母が他界。    遂にシカは一人ぼっちになってし...
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母は強し 前編~野口英世①~

千円札と言えばかつては夏目漱石ですが、今では野口英世となっているのは皆さんご存じの通り。    黄熱病の研究に没頭し、自身も黄熱病で死ぬという悲劇の人生を歩んだ人物でもあります。    今回からはそんな野口英世についての人生に興味を持ったの...
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織物商がレンズを磨いて科学者に!~レーウェンフック~

オランダの商人(科学者)レーウェンフックは、歴史上初めて顕微鏡を使って生物を観察した人物です。    顕微鏡を使い、それまでほとんど謎だったミクロの世界の扉を開きました。    今回はそんな一人の人物についてフォーカスしていきます。 アント...
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狂王と呼ばれた男 後編~ルートヴィヒ2世~

の続き…。   ドイツ統一 引きこもりと言えど国王。   周りのドイツ、フランス情勢が彼を現実に引き戻します。   この頃、普墺戦争に負けたバイエルン王国は敗戦国として賠償金を請求されていました。   更にプロイセン王国主導とする北ドイツ連...
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狂王と呼ばれた男 前編~ルートヴィヒ2世~

今では有名な観光地となっているノイシュヴァンシュタイン城やリンダーホーフ城を建てたルートヴィヒ2世。    今回はバイエルン王国君主という肩書を持ちながら、夢の国を追い求めた王様ルートヴィヒについて書いていきます。 バイエルン王ルートヴィヒ...
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アリストテレスにデカルトにニュートンに…みな光に取り憑かれた~光学の発展~

今回は光のスペクトルの発見についてです。    古くから研究されてきた光。    虹の観察から始まり、現代では量子力学にまで研究の幅を広げています。     今回は光が学問として発展するきっかけとなった光のスペクトルの発見までをまとめていこ...
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それでも動いている~ガリレオ・ガリレイ~

の続き…。   前回のコペルニクスに続き、地動説の立役者であるガリレオ・ガリレイ (ユリウス暦1564年~グレゴリオ暦1642年) についてのまとめになります。   ガリレオ・ガリレイ ガリレオ それでも動いている…。 ガリレオは複合顕微鏡...
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地動説を公表しなかった男~ニコラウス・コペルニクス~

ポーランド出身の天文学者でありカトリック司祭であるコペルニクス(1473~1543年)は、当時主流だった地球中心説ではなく太陽中心説を唱えた人でもありました。   1491年、天文学や数学が盛んであったこの時期、コペルニクスはクラクフ大学に...
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古代、中世、近世の大麻~大麻の歴史~

さて、今回からナショジオムックを参考にした大麻についての記事を追加していこうと思います。   始めは大麻の歴史からです。    古代の大麻 大麻にはおよそ6000年以上も前から、人間とともに生きてきた歴史があります。    紀元前4000年...
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【記事まとめ】鉄血宰相ビスマルク 

全8回でまとめたドイツ帝国宰相ビスマルク。      この記事では、彼について書いた記事をまとめていきます。    外交の天才が如何にドイツをまとめ上げていったのか、なぜフランスと仲が悪くなったのか…。    それぞれポイントをピックアップ...
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遂に統一!ドイツ帝国の誕生~ビスマルク⑧(終)~

開戦以来、プロイセン軍(ドイツ同盟軍)優勢で進む普仏戦争。   中でもこの戦争の勝敗を決定づけたのは、フランス領内のセダン(スダン)で起こったセダンの戦いです。 歴史まっぷより引用   セダンの戦い ナポレオン三世 仲間の軍を助けに行くぞ!...
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普仏戦争開戦~ビスマルク⑦~

の続き…。   1870年7月、フランス帝国涙の宣戦布告の末、遂にフランスVSプロイセン(ドイツ連邦)による普仏戦争が勃発します。   普墺戦争から4年後の出来事でした。 普仏戦争 やはり準備ができている男、モルトケ プロイセン陸軍参謀モル...