科学

最初の希土類元素~イットリウム~

イットリウムは銀白色に輝く柔らかい金属です。    単体としては自然界に存在せず、安定同位体であるY89のみが鉱物(希土類鉱物)の中に存在します。   大気中では酸素と反応するため、酸化イットリウムが表面を覆っている状態になります。   ス...
生物

毒ヘビは2種だけ!〜日本本土に生息するヘビと毒ヘビ〜

現在、日本本土(北海道、本州、四国、九州)には8種類のヘビが生息しているとされています。   ①ヒバカリ ②マムシ(有毒) ③タカチホヘビ ④シロマダラ ⑤ジムグリ ⑥ヤマカガシ(有毒) ⑦シマヘビ ⑧アオダイショウ   今回はそんなヘビた...
哲学

神が全能なら、悪のない世界を作れたはず…?~悪の問題~

・神は全能である ・神は全知である ・神は完全な善である ・この世に悪が存在する   この主題について考えたとき、有神論者はこの主張を受け入れてきました。    一方多くの哲学者は、この四つのは矛盾していると考えています。    もし神が全...
芸術

どこか悲しさを感じるキリストの母〜小椅子の聖母〜

ラファエロ・サンティ   37歳という短い生涯において、非常に多くの作品を残したラファエロ・サンティ。   聖母をモチーフとした絵画だけでも50点以上描いたことが確認され、“聖母の画家”とも呼ばれました。   今回はそんな彼が描いた聖母画の...
文学

今こそ私の報告書を彼に見せるときだ。~エミールより~

前回記事 この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。       “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめていきます。...
哲学

経験を説明する場合のみ、科学的になる~イマヌエル・カント~

今回の哲人は哲学界に大きな影響を与えたとされる、イマヌエル・カントです。    この記事では彼についての大まかな概要をまとめていきます。       イマヌエル・カント イマヌエル・カントは当時プロイセン領だったケーニッヒスベルクに生まれた...
哲学

真に存在するものは一体何なのか?~形而上学~

真に存在するものは一体何なのか…? 形而上学は、真に存在するものは一体何で、それがどのようなものなのかを考える学問です。    形而上学の一部である存在論では、この問いを追求します。    ・物質は存在しているのか… ・存在するとはどういう...
経済

【記事まとめ】カール・マルクスと資本論【要約】

この記事では、今までまとめてきた資本論について、各記事にアクセスしやすいようにまとめています。   最初の2記事はカール・マルクス自身についてまとめてあり、後の16記事は全て資本論で彼が主張していることをまとめています。   資本論の記事に...
経済

資本主義を成立させるには~資本論⑯(最終章)~

(前回記事↑)    前回の資本論では、マルクスが予想した資本主義の未来についてまとめていきました。    資本家が資本を増やすということは、搾取される労働者も増えるということであり、それによって労働者の力も増えるということになる……。  ...
芸術

イタリアルネサンス三大芸術家のひとり~ラファエロ~

ラファエロ・サンティ(1483~1520年)はレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロと並び、ルネサンス期を代表する芸術家の一人です。    今回はそんなルネサンス期の巨匠と、彼が作った名画の一部を紹介しようと思います。   ラファエロ・サ...
科学

宝石と毒の元素~ベリリウム~

白金色の金属ベリリウムは、硬く溶けにくい上に軽いという性質をもっています。    腐食、水分、弱酸などにも耐性があり、宇宙分野や原子力関連の機械部品など役立っています。    身近なところだと、ベリリウム銅合金としてハンマーやスパナなどの工...
雑記

【ドラム】Droro&どろろの紹介

最近、アジカンのDroroを練習しています。     PVが曲のイメージとマッチしていて、聴いていても見ていても楽しめます。     “どろろ”について   “どろろ”は手塚治虫が書いたダークファンタジー漫画です。   妖怪に身体のあらゆる...
科学

命知らずの雷採取~フランクリンの凧~

ベンジャミン・フランクリン(1706~1790年) アメリカ建国の父と言われたベンジャミン・フランクリン(1706~1790年)。   貧しい家の生まれにも関わらず、印刷業での成功から図書館の建造、科学の研究や社会活動など活躍の場を惜しまな...
雑記

Twitter Proでツイートを広告する方法【1,000円~】

Twitter Proアカウントで広告を出す方法をまとめています。 Twitter Proに切り替える方法からプロモーションスタートまで、初心者でも分かりやすいようにまとめました。
経済

最初の資本と資本主義の未来~資本論⑮~

(前回記事↑)    前回の資本論では、資本主義社会に縛られる労働者についてまとめていきました。   単純労働者はいつまでも単純労働者のままであり続け、資本家から搾取され続けるとマルクスは述べていました。    現代においても、技術の必要な...
宗教

死・戦争・飢饉・疫病~四人の騎者~

アルブレヒト・デューラー(1471~1528年)は北方ルネサンス期で最も名の知られた芸術家のひとりです。   彼の作品としては、15枚一組になっている木版画が有名です。   聖書の黙示録で説かれている世界の終わりを描き、その中でも“死・戦争...
科学

最も軽い金属元素~リチウム~

初期宇宙において、水素、ヘリウムに次いで誕生した元素です。    水の密度が997kg/m3、対してリチウムの密度は534kg/m3ほどしかなく、金属にも関わらず水にも浮かびます。      リチウムの用途 ・電池として 身近なリチウムとい...
科学

パーティグッズでも大活躍~ヘリウム~

ヘリウムは無色無臭の気体であり、宇宙において水素の次に軽い元素です。    あまりに軽いため、うっかり宇宙空間に飛び去ってしまった過去があります。    希ガスの一種で原子配列が安定していることもあり、化合物をつくることはありません。(非常...
哲学

【記事まとめ】ソシュールとウィトゲンシュタインの言語哲学

今回は、言語哲学と言えばこの人!と言わんばかりの知名度を誇る、ソシュールとウィトゲンシュタインについての記事をまとめました。    言葉によって世界が作られると考えた二人の思想がそれぞれ記事に散りばめられています。    以下に簡単な記事紹...
哲学

言語ゲーム~ウィトゲンシュタインの言語哲学(後編)~

の続き…。    前回のまとめ ・言葉(言語)は世界を写し取る写真である ・言葉が無ければ世界を認識することはできない ・言語には日常言語と科学的言語がある    前編ではウィトゲンシュタインが考える言語について書きました。    彼は、客...
哲学

語りえぬものについて、ひとは沈黙しなければならない~ウィトゲンシュタインの言語哲学(前編)~

ソシュールに続き、言語学や哲学において多大な影響を与えたウィトゲンシュタイン。    彼もまた哲学に魅了され、取り憑かれた人物の一人です。    現代哲学への扉を開いたとも言われる探求者の頭の中を覗いてみましょう。    ルートヴィヒ・ウィ...
哲学

言語は世界を区切り認識させる~ソシュールの言語哲学(後編)~

の続き…。 【前回のまとめ】 ・すべての言語は記号の体系である ・シニフィアンは文字や音声、シニフィエはイメージや概念と定義づける ・言語は世界に区切りをつけることができる    前編ではソシュールが考える言語について書きました。   後編...
哲学

言語は記号である~ソシュールの言語哲学(前編)~

“言語学の祖”と呼ばれたフェルディナン・ド・ソシュール。    ソシュール以前の言語学は“歴史言語学”と呼ばれ、言語の統計や言語が持つ特異性、どのように広がっていたのかを中心としていました。    そんな中ソシュールは、自身の言語研究を通し...
教育

人は自分を忘れているときにこそ、自分のために働いているのだ。~エミールより~

前回記事 この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。      “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめていきます。 ...
芸術

ヒエロニムス・ボスが描く人間の堕落〜快楽の園〜

一言で言ったら“奇抜”。   そんな奇天烈な絵を描いていたヒエロニムス・ボス。   想像上の生き物を人間と交えて描いた彼の作品は、後のシュルレアリストたちに大きな影響を与えることになります。   今回はそんな奇才ボスの絵画について見ていこう...
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