科学 リノール酸など一部の食用油に含まれる脂肪酸が乳がんの進行と関連 日々の食事が健康に与える影響については、すでに多くの研究が蓄積されていますが、近年では「がん」との関係性にも注目が集まっています。 特に、がんの発生や進行に食事がどのように関与するのかを、細胞レベル・分子レベルで明らかにしようとする試み... 2025.06.17 科学
科学 地中海式ダイエットに新たな健康効果──過敏性腸症候群(IBS)の症状緩和にも期待 地中海式の食事が、心臓病や脳卒中、認知症のリスク低下に効果があることは広く知られていますが、新たな研究によって、この食事法が過敏性腸症候群(IBS)の症状緩和にもつながる可能性が示されました。 これは、アメリカのミシガン大学の研究チーム... 2025.06.16 科学
科学 極めて稀だった疾患が若年層に急増中──虫垂がんの謎 極めて稀な疾患として、耳にすることもほとんどなかった「虫垂がん(Appendix cancer)」。 かつては医師が一生のうちに一度診るかどうかというほどの稀有ながんであり、患者の多くは高齢者でした。 この珍しい疾患が、若年層(40... 2025.06.15 科学
科学 「水だけの断食」が人間の身体に及ぼす意外な影響とは?豪シドニー大学らが実験で解明 近年、SNSを中心に「水だけで過ごす断食(水断食)」の健康効果が注目を集めており、ダイエットやデトックスの手法として広まりつつあります。 しかし、これらの情報を鵜呑みにして無計画に断食を行うことには、深刻な健康リスクが潜んでいる可能性が... 2025.06.14 科学
科学 若年層に増加する大腸がん──オーストラリアの研究調査 大腸がんは、オーストラリアにおいて4番目に多いがん種であり、毎年15,000件以上が新たに診断されています。 がんによる死亡原因としては、肺がんに次いで2番目に多いものです。 ここ最近の報道では、50歳未満の若年層における大腸... 2025.06.13 科学
科学 座りすぎはアルツハイマー病のリスクを高める可能性がある──運動量にかかわらず脳に悪影響 長寿大国の悩みの一つであるアルツハイマー病。 2050年までに、その患者数は日本では586万人以上、米国では1,300万人以上にまで増加すると予測されています。 あるときまで元気だった老人が、病気や事故でベッドなど横になりがちになる... 2025.06.12 科学
科学 カフェインが睡眠中の脳に及ぼす影響 カフェインといえば、目を覚ますための刺激物質として、覚醒を促す化学物質として私たちの生活に深く根ざしています。 朝の一杯のコーヒー、昼過ぎのリフレッシュ、あるいは夜遅くまでの作業や勉強の助けとして、日々多くの人々に摂取する人も多いでしょ... 2025.06.10 科学
科学 コーヒーを飲む習慣が女性の健康的な加齢を支える鍵に──30年の大規模調査が示す新たな可能性 朝の目覚めとともに立ちのぼる香ばしい香り。 日常の儀式ともいえるコーヒーの摂取が、実は女性の加齢における健康を守る鍵となるかもしれない……、そんな興味深い研究結果が報告されました。 アメリカで行われた30年にわたる大規模調査により、... 2025.06.08 科学
科学 免疫療法によりマウスのグルテン反応が抑制される:セリアック病への新たな治療法の可能性 グルテンに対して強い免疫反応を示す自己免疫疾患の代表として、セリアック病が存在します。 この病気は、病原体から守ってくれるはずの免疫系が小腸粘膜を攻撃してしまう(栄養素を吸収する突起を平坦にしてしまう)ことが特徴です。 セリアック病... 2025.06.07 科学
科学 植物由来の成分「フィトステロール」が心臓の健康と血糖値の改善に寄与する可能性 植物に自然に含まれる化合物「フィトステロール(Phytosterols)」が、心疾患および二型糖尿病のリスクを低下させる可能性があるという新たな研究結果が発表されました。 この研究は、ハーバード・T.H.CHAN公衆衛生大学院の研究チー... 2025.06.06 科学
科学 とあるがん治療薬がマウスの寿命を最大35%延長──老化の治療に期待が高まる 近年、科学の進歩により老化のプロセスは単なる「避けがたい自然現象」ではなく、制御可能な生物学的メカニズムであるという考え方が広まりつつあります。 がん、認知症、心血管疾患、筋力低下など、老化によって引き起こされるさまざまな疾患は、世界中... 2025.06.05 科学
科学 マイクロプラスチックは「デトックス」できるのか?最新科学による見解 プラスチックの粒子は日常生活のあらゆる場所に存在し、もはや私たちが完全に避けることは不可能になっています。 しかし、近年様々な研究により、食事内容を工夫することで、こうしたマイクロプラスチックが体に与える影響を軽減できる可能性があること... 2025.06.04 科学
科学 ポリフェノールと腸内細菌の相互作用について──肥満や代謝性疾患に与える影響 ポリフェノールは、植物に広く存在する天然の化合物で、複数のフェノール性水酸基(–OHがベンゼン環に結合した構造)を持つ化合物の総称です。 一般に、植物が紫外線や病害虫から身を守るために合成する抗酸化物質として知られていますが、現在では健... 2025.06.03 科学
科学 飲み物から摂る糖が二型糖尿病リスクを高める?新たな国際研究で明らかに 糖分の摂取と健康の関係については、長年にわたって議論が続いてきました。 中でも二型糖尿病との関連性は、一般にもよく知られた問題です。 しかし、すべての糖分が同じように体に悪影響を及ぼすのでしょうか。 「砂糖の摂取源によって、二型... 2025.06.02 科学
科学 朝のコーヒーは炎症を引き起こす?専門家らによる見解 世界中で愛されているコーヒーは、私たちの生活に欠かせない存在となっています。 目覚めの一杯や、仕事の合間のリフレッシュタイムなど、日常のあらゆる場面で楽しまれているこの飲み物は、カフェインを豊富に含んでおり、中枢神経系を刺激することで私... 2025.05.31 科学
科学 プロボディビルダーに相次ぐ突然死──極限の肉体美の陰に潜む重大な健康リスク 2021年、世界のボディビルディング界にとって悲劇的な1年となりました。 わずか1年間に20人を超えるプロ選手が突然死を遂げ、その中には27歳という若さの選手も含まれていたのです。 アスリートは一般人に比べて長寿であるという研究結果... 2025.05.30 科学
科学 皮膚の常在菌が紫外線から私たちを守っている可能性 紫外線(UV)は皮膚に日焼けやDNA損傷、さらには皮膚がんを引き起こす原因となることが広く知られています。 しかし今回、皮膚に常在する細菌が、こうした有害な紫外線から人体を守る可能性があることが新たな研究によって明らかになりました。 ... 2025.05.29 科学
行動 プラスチックを電子レンジや冷凍に使うのは危険?専門家の見解とは 家庭で日常的に使われる保存容器や食品包装において、プラスチック製品は非常に身近な存在です。 特に「電子レンジ使用可」や「冷凍保存可能」と記載された製品は広く流通しており、多くの人が安全だと信じて使用しています。 しかし近年、このよう... 2025.05.28 行動
行動 お茶やベリーなどのフラボノイド豊富な食品が健康的な老化を促進する可能性 年齢を重ねても心身ともに健康であり続けることは、多くの人にとって望ましいことです。 その実現に向けて、私たちの毎日の食生活が果たす役割はとても大きいものと言えます。 オーストラリア・エディス・コーワン大学による研究により、フラボノイ... 2025.05.27 行動
科学 「座ること」が脳に与える深刻な影響──運動していても避けられない脳の萎縮とは? 現代社会において、私たちの生活はかつてないほど「座る」時間に支配されています。 リモートワークの普及や高齢化社会の進行により、長時間座位で過ごす人々が増えている中で、最新の研究が「座る」という行為そのものが脳に悪影響を与える可能性を示... 2025.05.26 科学
科学 深い眠りが認知症リスクを左右する──スローウェーブ睡眠の重要性 年齢を重ねるとともに、多くの人が認知機能の低下に悩まされるようになります。 認知症の発症リスクを左右する要因については、これまでに多くの研究が行われてきましたが、睡眠と認知症の関係については、まだ明らかにされていない部分も多く残されてい... 2025.05.25 科学
行動 100歳まで生きたいなら──研究が示す4つの重要な生活習慣 Ethel Caterham氏BBC「British woman, 115, becomes world's oldest person」より イングランド・サリー州に住むEthel Caterham氏は、現在115歳。 公式に... 2025.05.24 行動
科学 ブルーライトカット眼鏡の効果に疑問視──最新の研究が明らかにした「目の健康への影響」 パソコンやスマートフォン、LED照明など、私たちの生活にはブルーライトを発する電子機器があふれています。 こうしたブルーライトが目に与える影響が懸念される中、それを軽減するとされる「ブルーライトカット眼鏡」が注目を集めてきました。 ... 2025.05.23 科学
行動 「タウリン」が白血病の進行を助ける可能性──エナドリやサプリには要注意 多くのエナジードリンクや、魚・肉などの食品に含まれるアミノ酸の一種「タウリン」が、白血病などのがん細胞の成長を促進する可能性がある……。 このような研究結果が、アメリカ・ロチェスター大学メディカルセンターの研究チームによって発表されまし... 2025.05.22 行動
行動 腸内細菌と酢酸の連携が明かす肥満抑制の新機構:筋肉を維持しつつ脂肪を減少させる 近年、肥満は世界中で急速に拡大しており、心疾患や二型糖尿病、さらにはがんといった重篤な疾患の発症リスクを高める深刻な健康問題として注目されています。 高カロリーで糖質の多い食事、運動不足、生活習慣の乱れなどが複合的に関与し、肥満の発症は加速... 2025.05.21 行動