イマヌエル・カント

哲学

【心理学の歴史①】心理学が探求するもの 〜心理と哲学〜

この記事は、著書“心理学をつくった実験30”を参考に、”パヴロフの犬”や”ミルグラム服従実験”など心理学の基礎となった実験について紹介します。    「あの心理学はこういった実験がもとになっているんだ!」という面白さや、実験を通して新たな知...
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【記事まとめ】イマヌエル・カントと哲学

この記事は、ドイツ(プロイセン)の哲学者イマヌエル・カントについての記事をまとめた内容になっています。    それまでの哲学思想を大きく変え、哲学にコペルニクス的転回(思想の大きな転換)を与えたとして名を残す偉人です。    彼の哲学的な考...
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自由に生き、人間を手段ではなく目的として扱うべし~実践理性批判~

前回記事にて人間の行動には格率(信念)があること、そして格率は、学習を重ねることで道徳法則と一致することをお伝えしました。    かつて信仰と共に信じられてきた天動説が正しい知識の蓄積によって地動説に変わっていったように、   人間が勉強や...
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カントが考える善の実践~定言命法と仮言命法~

実践理性批判 前回記事(純粋理性批判)にて、人は"感性で物や事象を捉え、悟性(理解力)で理解する”というというカントの考えを紹介しました。   認識の枠によって物事を認識するのは頭脳の役割となります。   では、"人の行動や行為”については...
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認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う~純粋理性批判~

純粋な理性とは何か…?   これをカントは"認識する能力”であると言いました。   今回はそんな認識能力や理性に関する考え方を、純粋理性批判の一部を使って触れていきます。   イマヌエル・カント著 純粋理性批判 1781年     純粋理性...
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哲学の考え方を変えたカントの認識論~コペルニクス的転回~

前回カントは人間は感性と悟性によって世界を認識していると考えていることを書きました。      今回はこの話を前提にカントの考えを深掘っていきます。       ア・プリオリとア・ポステリオリ カントはまず、人間は"ア・プリオリな理解”を持...
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何も知らないはずの赤ん坊がライオンに怯えるのはなぜ?~感性と悟性~

経験論と合理論 イングランドではベーコン、ロック、ヒュームらによって英国経験論(経験論)が発展。    一方、ヨーロッパ大陸ではデカルト、スピノザ、ライプニッツらによって大陸合理論(合理論)が発展していきます。    この経験論と合理論が成...
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経験を説明する場合のみ、科学的になる~イマヌエル・カント~

今回の哲人は哲学界に大きな影響を与えたとされる、イマヌエル・カントです。    この記事では彼についての大まかな概要をまとめていきます。       イマヌエル・カント イマヌエル・カントは当時プロイセン領だったケーニッヒスベルクに生まれた...