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肥満と高血圧は血管性認知症の原因となる──体重と血圧管理が認知症予防の鍵になるという研究結果

近年、認知症は世界的に増加している深刻な健康問題であり、根本的な治療法が存在しない疾患として社会的関心が高まっています。 認知機能の低下は記憶、思考、判断力などに影響し、日常生活や社会生活に重大な支障を来たすため、発症前の予防戦略の確立は極...(続きを読む)
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糖タンパク質の一つである「リーリン(Reelin)」が“リーキーガット”と抑うつ症状を同時に修復することを示唆

慢性的なストレスが心身に悪影響を及ぼすことは広く知られています。 しかし、その影響が腸のバリア機能と精神状態を同時に弱体化させる可能性については、いまだ解明途上にあります。 こうした中、カナダのビクトリア大学の研究チームは、慢性ストレス、腸...(続きを読む)
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コレステロールよりも心疾患リスクを正確に予測する「タンパク質:CRP」

心疾患は、日本においてがんに次ぐ第2位の死亡原因です。 アメリカでは長いこと死亡原因の第1位であり、その原因究明と予防は大きな課題とされています。 1950年代に、食事、コレステロール、そして心疾患との関連が科学的に示されて以降、心疾患のリ...(続きを読む)
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砂糖入りの炭酸ジュースを飲み続けると体に起こること

1日1本の炭酸ジュースを飲むことは、特別なことではありません。 アメリカでは、成人のおよそ4割が毎日炭酸ジュースを飲んでいると報告されています。(日本では企業ベースでの調査はあるもも、大規模な調査は見当たらず)  1日1回以上糖分入りの飲み...(続きを読む)
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睡眠不足は脳の「被覆構造」を損なう──最新PNAS論文が示す分子メカニズム

私たちは「睡眠不足だと頭が働かない」と感じることがありますが、その根本的な理由が今回はじめて分子レベルで明らかになりつつあります。  2026年1月にPNASに掲載された最新研究では、慢性的な睡眠不足が脳の神経細胞を守る脂質構造「ミエリン」...(続きを読む)
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見えない脂肪が、脳を徐々に萎縮させている可能性がある

目に見える脂肪だけでなく、体内のどこに脂肪が蓄積しているかという「脂肪分布のパターン」が、脳の老化や認知機能低下と深く関係している可能性があることが、新たな研究によって明らかになりました。 特に、膵臓に多く脂肪が蓄積するタイプや、見た目は太...(続きを読む)
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人気の減量法「ケトジェニックダイエット」に深刻な懸念点が浮上

高脂肪・低炭水化物を特徴とするケトジェニックダイエットは、近年、短期間で体重が減る食事法として世界的に人気を集めています。 炭水化物を極端に制限し、脂肪を主なエネルギー源として利用するこの食事法は、「効率よく痩せられる」「血糖値が安定する」...(続きを読む)
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若い個体の血液は、アルツハイマー病の症状を遅らせることができる(マウスの研究より)

若い血液がアルツハイマー病の進行を抑制する可能性を示す研究結果が、マウス実験によって明らかになりました。   この研究では、高齢マウスの血液がアルツハイマー病に関連する脳障害を加速させる一方で、若齢マウスの血液はその進行を抑える方向に働くこ...(続きを読む)
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腎臓病が心臓に与える致命的な影響

慢性腎臓病が心不全や心血管疾患のリスクを大きく高めることは、以前から臨床現場で知られていましたが、その直接的な原因については長年不明のままでした。 今回、アメリカの研究チームによって、腎臓が放出する微小な粒子が心臓に到達し、障害を引き起こし...(続きを読む)
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慢性的な腸の炎症が大腸がんへと進行するワケ──炎症性腸疾患とがんを結ぶ免疫ネットワーク

炎症性腸疾患(IBD)を長年抱える人では、大腸がんの発症リスクが顕著に高まることが知られています。 しかし、慢性的な腸の炎症が、どのような仕組みでがんへとつながっていくのか、その分子レベルの詳細は十分に解明されていませんでした。 今回、腸内...(続きを読む)
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食後の血糖値スパイクとアルツハイマー病リスクと関連性が示される

食後の急激な血糖値上昇(血糖スパイク)が、将来的なアルツハイマー病のリスク上昇と関連する可能性が、大規模な遺伝学的解析により示唆されました。  本研究は、従来から指摘されていた糖尿病やインスリン抵抗性と認知症リスクの関連をさらに深掘りしたも...(続きを読む)
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ホテルに閉じ込めてインフルエンザを「意図的に感染させようとした」実験

インフルエンザは、毎年世界中で流行を繰り返し、多くの人々の健康や社会活動に大きな影響を及ぼしてきた感染症です。 一般には「同じ空間にいれば簡単にうつる」「近くに感染者がいれば避けられない」と考えられがちですが、こうした常識に疑問を投げかける...(続きを読む)
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ダイエットソーダと通常のソーダ──血糖値と肝臓にとって本当に良いのはどちらなのか

ダイエットソーダと通常のソーダのどちらを選ぶべきかという問いは、血糖値の管理や肝臓の健康を意識する人にとって、非常に身近でありながら判断が難しい問題です。  通常のソーダは砂糖を多量に含み、血糖値を急激に上昇させる一方、ダイエットソーダは人...(続きを読む)
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感情の切り替えが苦手? ── ミソフォニアと脳の「柔軟性」

私たちが「聞く」という行為は、単に耳で音を捉えるだけのものではありません。 それは、私たちの感情や思考の働きと深く結びついた複雑なプロセスです。 近年、ある研究によって、「聞こえ方」と「感情の処理」そして「認知の柔軟性」との関連が明らかにさ...(続きを読む)
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ゾウの腸とコーヒーの秘密──ブラック・アイボリー・コーヒー

世界でもっとも高価で、そしてもっとも不思議なコーヒーの一つとして知られる「ブラック・アイボリー・コーヒー(Black Ivory coffee)」。 その驚くほどまろやかで、チョコレートのような風味によって、コーヒー愛好家の間で特別な存在と...(続きを読む)
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神経痛に効くと期待された大麻治療、その効果は十分とは言えないことが明らかに

慢性的な神経痛に対して、大麻由来の医薬品が新たな治療選択肢として注目を集めてきました。 しかし、最新の大規模レビュー研究によって、大麻ベースの治療はプラセボと比べて有意な鎮痛効果を示さない可能性が高いことが明らかになりました。 期待が高まる...(続きを読む)
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ポジティブ思考は、ワクチンの効果を高める可能性がある

「前向きに考えるだけで、免疫力が高まる」と聞くと、やや楽観的すぎる話に思えるかもしれません。 しかし、心の持ち方が身体の免疫反応に影響を与える可能性を、科学的に示唆する研究結果が報告されました。 イスラエルのテルアビブ大学が主導した最新の研...(続きを読む)
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人間の知性の秘密は腸にあるかもしれない──腸内細菌がヒトの脳を進化させた可能性

人間は霊長類の中で、体の大きさに対して最も大きな脳を持つ種です。 私たちの脳は、思考、言語、創造性といった高度な知的機能を担っていますが、その一方で、成長と維持のために莫大なエネルギーを必要とする極めて「燃費の悪い」器官でもあります。 それ...(続きを読む)
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スタチンが筋肉の痛みを引き起こす理由が判明

コレステロール低下薬として真っ先に思い浮かぶ薬剤と言ったら、やはりスタチン製剤でしょう。 スタチンは、肝臓でのコレステロール合成を抑え、血液中のLDLコレステロールを強力に低下させる作用があり、この成分を含むアトルバスタチンやロスバスタチン...(続きを読む)
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基準より少ない量のアスパルテームであっても、長期的な健康に深刻な影響── WHO基準の6分の1の量でも関連性が報告

ごく低用量のアスパルテームであっても、長期的には健康に深刻な影響を及ぼす可能性がある──そのような懸念を示す研究結果が、スペインのバイオマテリアル協同研究センター(Center for Cooperative Research in Bio...(続きを読む)
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ゼロコーラの常飲と血糖値の変化

一般的な炭酸飲料には大量の砂糖が含まれており、血糖値を急上昇させることが知られています。 しかし、ダイエットコークのような「ゼロカロリー」飲料は砂糖を含まず、血糖に直接的な影響を与えないとされています。 実際、人工甘味料を使用しているため、...(続きを読む)
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焙煎されたコーヒー含まれる化合物が糖尿病治療薬を上回る効果を示す

コーヒーは嗜好品として世界中で親しまれていますが、近年では健康機能を備えた「機能性食品」としての側面にも注目が集まっています。  抗酸化作用や神経保護作用、さらには血糖値を下げる可能性を持つ天然分子が含まれていることが知られている一方で、そ...(続きを読む)
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7時間未満の睡眠は寿命を縮める

睡眠不足は単に日中の眠気や集中力低下を招くだけではなく、気づかぬうちに人生そのものの長さに影響を及ぼしているかもしれません。 アメリカ全土を対象とした大規模な分析によって、十分な睡眠を確保できていない人ほど平均寿命が短い傾向にあることが明ら...(続きを読む)
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低・中所得者の間で世界的ながん急増が進行中、医療と社会制度はまだ対応できていない

がんは今、世界規模でかつてない速度で増加しており、医療体制や社会制度がその拡大に十分対応できていない深刻な状況にあります。 1990年以降、世界のがん新規症例数は2倍以上に増加し、2023年には1,850万人に達しました。 さらに、年間のが...(続きを読む)
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運動はうつ病に対して心理療法に匹敵する効果がある

運動は、うつ病に対して効果的――近年、このような見解を裏づける研究結果が次々と報告されています。  薬を使わず、身体を動かすというシンプルな行為が、心の健康にどこまで貢献できるのか。  その問いに対し、複数の臨床試験を統合して分析した大規模...(続きを読む)
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3日間の大量飲酒が、腸に深刻な損傷を引き起こす── BIDMCによるマウス研究より

数日間にわたって大量にアルコールを摂取する、いわゆる「一気飲み」や「ビンジ飲酒(短時間で多くのお酒を飲むこと)」が、哺乳類の腸に対して想像以上に急速かつ有害な影響を及ぼす可能性があることが、新たなマウス研究によって明らかになりました。  ア...(続きを読む)
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