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エミール、ソフィーと別れなければならない。~エミールより~

教育

前回記事

 

 

この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。

      

“子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの思考を、1記事に3つずつまとめていきます。

      

またそれらの言葉がこの本の要約にもなるようにまとめていきます!

  

ジャン=ジャック・ルソー(1712~1778年)

  

前回、前々回に続き、エミールとソフィーのストーリーを要約していきます。

 

現在のエミールの状況を整理すると、ソフィーと恋仲になったエミールは、彼女のいる地に足を留めて過ごすことになります。

 

その間、ソフィーや彼の両親とも打ち解けあい、二人がそばにいることが当たり前になっています。

 

働き口も見つけ、落ち着いたエミールはこの後どうなるのでしょうか。

 

というところから、物語の続きをスタートしていきます。

  

「彼はあなたの為に働いているのだ。」

私たちが習った職業の仕事がある。

 

少なくとも週に1日、また、天気が悪くて外を歩き回ることができない日には、わたしとエミールはある親方のところへ働きに行く。

  

そこで私達、は働く真似をするのではない、真剣に本物の職人として働く。

  

そこへ訪ねてきたソフィーの父親は、私たちが本当に仕事をしているのを見て、すっかり感心し、妻と娘に見てきたことを話さずにはいられない。

  

「見に行ってごらん。」

 

と父は言う。

 

「あの青年は仕事場にいる。彼が貧しい身分の者を軽蔑しているかどうかわかるだろうよ。」

 

その話を聞いて、ソフィーがどんなに嬉しく思ったかは容易に想像されるだろう。

  

そのことは繰り返し話され、母親と娘は何も知らせずに出かけていった。

 

仕事場に入ると、ソフィーは向こうの角に1人の青年の姿を認める。

  

その青年は短い上着を着て髪を無造作に束ね、熱心に仕事をしていて、ソフィーの方を見向きもしない。

  

ソフィーは足を止めて母親に合図をする。

 

エミールは片手にのみを持ち、もう一方の手に必ず中をもってほぞ穴を開ける。

  

それから一枚の板をのこぎりで切り、それを板止めで止めて、けずる。

  

そういうことを見ても、ソフィーは笑わない。

  

それは彼女を感動させる。

 

それは頭の下がる光景なのだ。

  

女性よ、あなたの主人を尊敬するがいい。

  

彼はあなたの為に働いているのだ。

  

あなたのパンを稼いでいるのだ。

  

あなたを養っているのだ。

  

これが男なのだ。

  

母親と娘がエミールのすることを熱心に見ている時、私は気がついて、彼の袖を引く。

  

彼は振り返って二人の姿を認め、道具を置いて、喜びの声を上げてとんでいく。

 

しばらくは喜びに我を忘れているが、やがて彼は二人をそこにかけさせて、また仕事に取り掛かる。

  

彼女たちは、仕事の邪魔をするようなことはしないで、しばらく一緒に話をした後で母は娘に言う。

  

「さあ、帰りましょう、もう遅くなるし家で心配するといけませんから。」

  

それからエミールに近より、彼の頬を軽く突っついて言う。

  

「立派な職人さん、ねぇ、一緒に行きません。」

  

彼はとても悲しそうな様子で答える。

  

「私は雇われているのですから、親方に聞いてみてください。」

  

そこで私たちがいなくなっても差し支えがないかどうか親方に聞いてみると、親方は、それは困ると答える。

  

「今急ぎの仕事があるのです。明後日までに納めなければならない品物なのです。私はあの二人(ルソーとエミール)をあてにして、やってきた職人を断ってしまったのです。」

  

母親はなんにも言わないで、エミールが口を聞くのを待っている。

  

エミールは下を向いて黙っている。

 

その沈黙にやや意外な面持ちで母親はエミールに言う。

 

「それで、あなたは何もおっしゃることはありませんの?」

  

エミールは優しい目で娘を見つめ、こう答えるだけだ。

  

「よく分かりのように、私はここにいなければならないのです。」

  

そこで婦人たちは帰ることになり、私達を後に残して立ち去る。

  

エミールは戸口まで二人を送っていき、できるだけ長い間後ろ姿を見送って、ため息をつき、もとのところへ帰っていって、何も言わずまた仕事に取り掛かる。

  

  

「お母様どうか思い違いをなさってはいけません。」

道々、気を悪くした母親はエミールの妙な仕打ちについて、娘に話す。

 

「何ということでしょう。残っていなくたって、親方を満足させるのはそんなに難しいことではなかったでしょうに。あの青年はあんなに気前が良くて必要もないのに、お金を使っているのに、適当な機会にはもうお金が見つからないとでも言うのでしょうか。」

 

ソフィーは答える。

  

「ああ、お母様。どうか、エミールは個人的な契約に背いたり、他人に契約を破らせたりするようなことになりませんよう気を使っているのです。彼がいなくなることで親方が受ける損害など、あの人はすぐに弁償してやるということは、私にもよくわかっています。」

  

「でもそれではあの人は自分の心を財産の奴隷にすることになり、義務を果たす代わりに財産を提供したり、お金さえ払えばどんなことでも免れるのだと考えたりする習慣を見つけることになるでしょう。」

  

「エミールはそれとは違った考え方をしているのですし、あの人が私達のために考え方を変えることにならないようにと願っているのです。お母様どうか思い違いをなさってはいけません。私のために残っているんです。あの人の目を見て私にはそれがよく分かりました。」

  

しかし、ソフィーは愛の本当の心遣いについて寛大なわけではない。

 

それどころではない、彼女は厳格で気難しい。

  

いい加減に愛されるくらいなら、愛してもらわなくてもいいのだ。

  

彼女よりも自分自身の義務を重く見ていないような相手、それを別にして、どんなものよりも彼女を愛してくれないような相手を彼女は受け付けはしないだろう。

  

彼女の掟より他に掟を知らない男性を、彼女は恋人に持ちたいとは思わなかった

   

「エミールは震え上がって、彼女を見つめることも出来ない。」

ある晩、エミールと私は待たれていた。

  

しかし、私達は一晩彼らのもとに行くことが出来なかった。

  

かわいそうに、ソフィーは、私達は死んでしまったのだと思う。

 

彼女は悲観にくれ、苦悩に沈み、泣きながら一夜を明かす。

  

晩のうちに使いを出し、私たちの様子を聞き、私達の消息を持って朝帰ってくるよう言いつける。

  

その使いは、私たちが出した使いと一緒に帰ってくる。

  

私達の使いは口頭で、私達が謝っていることを伝え、達者でいることを話す。

  

少し遅れて私達も姿を見せる。

 

場面は急転する。

  

ソフィーは涙を拭い去る。

 

いや、まだ涙を流しているとしても、それは怒りの涙だ。

 

彼女の誇り高い心は、私たちが生きていることを確かめたところで満足できなかった。

  

エミールは生きている、それなのに待ちぼうけを食わせたのだ。

  

父親は私たちを出迎えて言う。

  

「あなた方は友達を心配させていたのですよ。ここはそうすぐにはあなた方を宥(ゆる)してくれない者がいるのですよ。」

   

エミールは当惑して、ソフィーに近寄る勇気もない。

  

ソフィーは何を言われても、ゆっくりと、しかしはっきりしない口調で、手短に答えるだけだ。

  

エミールは恐怖に半死んだようになって悲痛な面持ちで彼女を眺め、彼女の本当の感情をもっと読み取るために、自分の方へ彼女の目を向けさせようと努力する。

  

ソフィーは彼の自信のあるような態度に尚更苛立って、二度とそういうことを頼む勇気をなくさせるような一瞥を彼に注ぐ。

  

エミールは震え上がって、もう彼女に話しかけることも、彼女を見つめることも出来ない。

 

それは彼にとって大変幸せなことだ。

  

というのも、たとえ彼に罪がなかったとしても、もし彼女の怒りに彼が平気でいられたとしたら、彼女は決して、彼を宥(ゆる)しはしなかったに違いないのだ。

  

そこで、いよいよ私の出る幕だ。

  

事情を説明する時だと思って、私はソフィーに近づく。

 

「ソフィー、私たちは辛い思いをしている。しかし、あなたは道理をわきまえた公平な人だ。私達の言うことも聞かないで、私たちを裁くようなことはしないでしょう。私の言うことを聞いてください。」

  

彼女は何も答えないが、私は話を続ける。

 

「私たちは昨日、7時にこちらへ来るように言われていたので、4時には出発しました。もう4分の三の道のりを歩いていたのですが、その時痛ましい叫び声が私たちの耳に聞こえてきました。」

  

「叫び声のする方へ、駆けつけてみますと、そこには一人の気の毒な農夫がいたのです。その農夫は少しばかりお酒を飲んで馬に乗って町から帰ってくる途中、馬から落ちて足を折ってしまったのです。」

  

「その傷ついた男を上手に乗せようとしましたが、どうしてもできません。男は激しい痛みを感じて、ちょっとでも動かすことができなかったのです。」

  

「私達は腕を担架にし、少しずつ男の家まで運ぶことにしました。長い道のりでした。疲れきって、やっとのことで、私達はその家に着きました。」

 

「まもなく彼の妻が帰ってきました。もうすぐ3人目の子供が生まれることになっていた彼の妻は、夫の様子を見てびっくりしたため、産気づいて間もなく子供を産みました。誰の助けも期待できない人だと離れた一軒家で、そんなことになってしまって、どうすることができたでしょう。」

  

「その後、エミールは、馬に乗って大急ぎで、町へ医者を迎えに駆けつけることにしました。とにかく私たちはその2人を助けるために必要と思われる一切のことを、家にいて、準備していました。」

  

あとは何も言わずに私は黙っている。

  

しかし、誰も何も言い出さないうちにエミールは愛人に近づき、声を高めて、私が期待していた以上にしっかりした態度で彼女に語りかける。

  

「ソフィーあなたは私の運命を決める人だ。あなたはそれをよく知っている。あなたは私を苦しみのために死んでしまうような目に合わせることも出来る。」

  

「けれども人間愛に対する権利を私に忘れさせることができるとは思ってはいけない。それは私にとってあなたの権利よりももっと神聖な権利なのだ。私はあなたのためにそれを放棄するようなことは決してしないだろう。」

 

彼の言葉を聞いて、ソフィーは、何も答えずに立ち上がって、彼の頬にキスをする。

  

それから、例えようもない優しい味を込めて、彼に手を差し伸べながら彼女は言う。

  

「エミール、この手をおとりになって。これはあなたのものです。あなたの好きな時に、私の夫、私の主人になってください。私はその光栄にふさわしい者になるよう努力いたします。」

  

彼女がエミールを抱擁したかと思うと、すっかり喜んだ父親は、手を打って、「もう一度、もう一度!」と叫ぶ。

 

そして、ソフィーはそのうえ何か言われるまでもなく、すぐにエミールのもう一方の頬に二度接吻する。

  

けれども、ほとんどそれと同時に、今自分がしたことにすっかり怯えて、母親の腕に身を投じ、恥ずかしさに真っ赤になった顔を母親の胸に隠す。

 

みんながどんなに喜んだかは言うまでもない。

  

昼食の後で、ソフィーは、その気の毒な苦しんでいる人達を訪ねていくことができないものか、それはそんなに遠いところかと聞く。

  

ソフィーは訪ねて行きたがっているし、それは良いことだ。

  

私たちは出かけていく。

  

怪我とお産で苦しんだ夫婦の家に着くと、ソフィーは、おかみさんのエプロンを借りて二人を看病をした。

 

  

「エミール、ソフィーと別れなければならない。」

エミールとソフィーが出会って四ヶ月が経った。

  

あなたはソフィーと結婚することを望んでいる、あの人があなたに適当だからではなく、あなたの気に入ったからだ。

  

恋は適当か否かを決して見誤ることはない、一愛しあっていたものが、しまいに憎しみあう事になるということはあり得ないことではない。

  

あの人には徳性がある、私はそれを知っている。

 

けれども、それで十分だろうか。

  

立派な人というだけで、適当な人ということになるだろうか。

  

あの人の徳性にではなく、性格に私は疑問を感じている。

  

女の性格が1日ではっきりわかるだろうか。

  

女の気質を完全に知るためには、その人の色々な状況において見る必要があることはあなたは知っているのか。

  

四カ月間の交際は、一生の間のことを保障してくれるだろうか。

  

二ヶ月間の不在があの人にあなたのことを忘れさせてしまうかもしれない。

  

他の男が、あなたさえいなくなれば、あの人の心からあなたを追い出してしまえると待っているかもしれない。

  

現在まで、あなたにあんなに関心を持っていた人も、帰ってきてみれば全く冷淡になっているかもしれない。

  

感情は原則によって動くものではない。

  

あの人はいつまでも非常に真面目であっても、あなたを愛さなくなるということもあり得る。

  

ソフィーはまだ18際にもなっていない。

  

あなたはやっと22歳になったばかりだ。

  

そういう年齢は恋愛の時期で、結婚の時期ではない。

  

子供を育てられるようになるために、まぁ、せめて、自分が子どもでなくなるまで待つがいい。

 

夫となり、父となることを願っているあなたは、その義務を十分に考えてみたことがあるのか。

  

まだその年齢になっていないのに、耐え忍んだ妊娠の重荷がどれほど多くの若い女性の体質を弱め、健康を損なっているかを、あなたは知っているのか。

  

一家の主人となることによって、あなたは国家を構成する者になろうとしている。

 

だが、国家を構成するものであるとはどういうことか、あなたはそれが分かっているのか

  

あなたは人間としての義務を研究してきた。

  

しかし、市民の義務というものを、あなたは知っているのか。

 

政府、法律、祖国とはどういうものかわかっているのか。

  

どんな代償を払って生きていくことを許されるのか、また、誰のために死ななければならないのか、それが分かっているのか。

  

あなたは何もかも学んだつもりでいるが、実はまだ何もわかっていないのだ。

  

エミール、ソフィーと別れなければならない。

  

しかし、勘違いしてはならない。

  

私はあの人を捨てろ、と言っているのではない。

  

あの人にふさわしいものになって帰ってくる為に、別れなければならないのだ。

  

帰ってきたとき、あの人に対して、何事かを誇ることができるように、そして恩恵としてではなく、褒美として、あの人の手を求めることができるようになるがいい。

  

これらの言葉を聞くと、エミールは顔を伏せ、口をつぐんでちょっと考え込んでいたが、すぐに自信に満ちた態度で私を見つめて「いつ出かけましょう。」と言う。

  

「一週間後に。」と私は言う。

  

若い二人が別れを告げる時まで、二人の愛の記録を続けたいという気持ちを私は十二分に持っている。

  

けれども、もうだいぶ前から私は読者の寛大さに甘えている。

  

手短に片付けることにしよう。

  

エミールは、今友人に見せたような自信を恋人の前でも持ち続けることができるだろうか。

  

私としては、できると思っている。

  

彼の愛の真実さ、そのものから彼はそういう自信を引き出すことになるのだ。

  

  

別れ

知らせを聞いた、ソフィーは思いがけない心の打撃に、取り乱すことなく耐えようとする。

  

それに動じないふうに見せかけようとする。

  

しかし、彼女はエミールと違って、名誉ある戦いと勝利を経験してはいないので、そういう健気な態度を持ち続けることができない。

  

彼に忘れられるのではないかという恐れが、別離の悲しみを深くする。

  

彼女が涙を流すのは、恋人の前でではない。

  

その恐れを見せるのは、恋人に対してではない。

 

恋人のいるところで少しでもため息を漏らすくらいなら、彼女は息を詰まらせてしまうだろう。

  

彼女の嘆きを聞くのは、彼女の涙を見るのは、私なのだ。

 

彼女は私の厳しいやり方を心の中でひどく恨んでいる。

  

彼女は、自分の運命が私の手に握られていることを感じているのだ。

  

私は彼女を慰め、安心させ、彼女の恋人というよりむしろ、彼女の夫について責任をもってやる。

  

彼が彼女に忠実であるように、彼女も彼に対して忠実な心を持ち続けるなら、二年後には彼は彼女の夫になるだろうと私は断言する。

  

彼女は私を十分に信用しているから、私が彼女をだまそうとしているのだとは思っていない。

  

私は二人のどちらにも相手のことを保証してやる。

  

彼らの心、徳性、私の誠意、彼らの両親の信頼、全てが二人を安心させる。

  

とはいえ、人間の弱さに対して理性がなんの役に立つ。

  

二人はもう会えないことになるかのように、別れを告げる。

  

ソフィーは、陰鬱な、青ざめた顔、虚ろな目、暗い眼差しをしてじっと身を動かさず、何も言わず泣きもせず、誰も、エミールさえも見ようとはしない。

  

エミールが手を取っても、抱きしめても、何の反応も示さない。

  

彼女はじっとしたままで、エミールの涙にも、愛撫にも、彼が何をしても、何も感じない。

 

彼女にとってエミールはもう行ってしまったのだ。

  

その様子は、彼女の恋人のうるさい泣き言や騒々しい悲しみ以上に、どれほど人の心を打ったことか。

  

彼はそれを見、それを感じ、辛い思いをさせられる。

  

私はやっとのことで彼を連れ去る。

  

あと一瞬間そのままにしておけば、彼はもう出発しようとはしないだろう。

  

彼がそういう悲しい面影を心に抱いて立ち去ることになったのを、私は喜んだ。

  

ソフィーに対する義務を忘れさせるようなことが、彼の心を誘われる時、別れてきた時に見たようなソフィーの姿を思い出させても、彼を彼女のもとへ連れ戻せないとしたら、彼は完全に正気を失ってしまったということになるのだ。

  

  

まとめ

ルソーが師となって導いたエミールは、ソフィーと結ばれることなくしばしの別れになってしまいましたね。

  

ルソーは、ここまでが子供が大人になるまでの教育だとしてエミールに書き残しています。

  

「市民の義務というものを、あなたは知っているのか。政府、法律、祖国とはどういうものかわかっているのか。 どんな代償を払って生きていくことを許されるのか、また、誰のために死ななければならないのか、それが分かっているのか。あなたは何もかも学んだつもりでいるが、実はまだ何もわかっていないのだ。」

  

という言葉から分かるように、この先は大人としての義務を学び、正しく行動することが必要であることが示唆されていますね。

  

ルソーと言えば“社会契約論”ですが、これから先に記されているエミールの続きには、その人民と契約についての内容がふんだんに盛り込まれています。

 

「青年が旅をするのは良いことか。」という話題にはじまり、ヨーロッパ各国の統治制度、政府、権力などを語り、社会契約はあらゆる市民社会の基礎になっていることをまとめています。

 

ルソーはエミールが出版されている頃と近い時期に“社会契約論”を著したことから、国家と市民の繋がりを記したこの章はとても熱のこもったものになっています。

  

もちろんエミールにも旅を通じてそれを学ばせることになりますが、社会契約論の内容については、後に機会がありましたら改めてまとめようと思います。

  

興味がある方は、社会契約論の概要をまとめた記事もあるので見てくれると嬉しいです。↓

 

 

ちなみに次回でエミールは完結(予定)です!

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