芸術

ミケランジェロが描いた敬虔なキリスト教徒~聖アントニウスの苦悩~

ミケランジェロ・ブオナローティ(1475〜1564年) ミケランジェロはイタリアルネサンス期に活躍した芸術家です。 メディチ家の支援を受け、様々な芸術作品を生み出したミケランジェロ。  有名な作品としては“ダビデ像”やシスティナ礼拝堂に描か...(続きを読む)
歴史

ファラオたちの憧れ~トトメス3世~

トトメス3世は、父トトメス2世の死後わずか6歳にしてファラオに即位しました。  しかし人々を統べるにはまだ幼すぎた彼は、継母ハトシェプストと共にエジプトを統治することになります。  ハトシェプストは領地や資源獲得のための遠征などは控え、貿易...(続きを読む)
歴史

女性初のファラオ~ハトシェプスト~

前回紹介したイムホテプ(↓記事参照)同様、ハトシェプストはエジプト史に残る類まれな生涯を歩みました。ハトシェプストとは“最も高貴な女性”を意味する名です。 彼女は幼きトトメス3世に変わり、ファラオとしてエジプトを統治した人物です。  ハトシ...(続きを読む)
歴史

ピラミッドの設計者であり神になった男~イムホテプ~

イムホテプはエジプト第3王朝の2代目ファラオであるジェセルに仕えた宰相です  知恵の神トトを信仰し神官を務め、ファラオからは絶大な信頼を置かれていました。   イムホテプの功績元は庶民の出であったが、医学、天文学、建築学など学識に優れ、異例...(続きを読む)
雑記

毎日ブログ投稿1000日達成!~ブログをやってて良かったこと5選~

昨日の記事にてブログの連続投稿が1000日を越えました。  2019年の3月からALISのブログをスタートして、一日も欠かさず続けることができました。 最初は何となく始めたブログでしたが、関わってくれる人の温かさやALISブログの書きやすさ...(続きを読む)
哲学

資本とは増える貨幣である~資本論④~

(↑前回記事)    前回の記事では金属が貨幣になった理由をまとめていきました。  量や重さが表しやすく、分割と合体が簡単で、大きさによって質が変わらないという特性が、ものの価値を計るのにぴったりだったのですね。  また貨幣には価値を表す機...(続きを読む)
芸術

世界最古の芸術作品~ラスコー洞窟の壁画~

ラスコー洞窟の壁画は最古の芸術作品のひとつです。  この洞窟が見つかったのは歴史的にかなり最近であり、1940年フランス中部のモンティニャックという村での近くで発見された。  村の少年たちが、たまたま入った洞窟の中に絵が描かれていることに気...(続きを読む)
生物

山吹色を抱く人懐っこい小鳥〜ヤマガラ〜

今回は古くから人間のペットとして飼われてきた鳥の一種“ヤマガラ”の紹介です。 Wikipediaよりイメージ画像を引用ヤマガラの特徴ヤマガラは小笠原諸島を除く、日本全域に分布する留鳥です。  大きさは雀程度で、首裏と胸からお腹にかけてオレン...(続きを読む)
哲学

貨幣に備わる二つの機能~資本論③~

(↑前回記事)  カール・マルクス(1818~1883年)  前回の記事では商品と貨幣についての関係をまとめていきました。  貨幣は商品を計ることができる便利なものです。  しかしそれによって商品の裏にあるはずの労働の価値が見えなくなってし...(続きを読む)
教育

一日に百回転んでもいい。それだけはやく起き上がることを学ぶことになる。~エミールより~

前回記事前回記事この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つような言葉を抜粋して紹介していきます。  “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめていきます。  ...(続きを読む)
神話

【記事まとめ】エジプトの神々と死生観

最近の教養・雑学サイトの更新はエジプト神話の神々についてです。  原初の神ヌンから始まり、オシリスやバステトなどの人気どころがまとめてあります。  この記事ではそれぞれの記事で紹介している神をラインナップしています。 暇つぶしに読んでみてく...(続きを読む)
哲学

貨幣によって見えなくなる労働~資本論②~

前回では資本論を語る上で重要になる、商品と価値についてまとめていきました。  商品とは使用価値と価値があってこそ商品と言えることを、ものの交換や労働の量の説明とともに明らかにしました。  今回はその使用価値と価値を表す“貨幣”についての話で...(続きを読む)
歴史

エジプト統一の証~ナルメル王のパレット~

さてここからは古代エジプト史に触れていきます。 ナルメル王から始まり、主要なファラオや出来事を紹介していきます。 まずはエジプトの統一王ことナルメルについてです。 エジプト文明の始まりを語る上で欠かせない遺物が、この“ナルメル王のパレット”...(続きを読む)
経済

価値とは労働の量である~資本論①~

前回までの記事↑にて、カール・マルクスの一生についてまとめていきました。 若い内から社会の変革を目にし、ジャーナリストとして政府に意見した男は、母国を追われることになっても社会経済を研究し続けました。 激動の19世紀ヨーロッパを生きた彼が導...(続きを読む)
芸術

象徴される不安と無力感~砂に埋れる犬~

フランシスコ・デ・ゴヤ(1746~1828年)美術カテゴリーでは引き続き、フランシスコ・デ・ゴヤの黒い絵シリーズの紹介をします。  今回紹介するのは、ゴヤの屋敷二階入り口を入ってすぐ右に飾られていた絵についてです。    砂に埋もれる犬砂に...(続きを読む)
哲学

古代エジプト人の死生観~死者の書~

古代エジプト人々は、人間は五つの要素によって構成されていると考えました。  ・カー(魂や生命力)・バー(性格や個性)・レン(この世の名前)・シュト(心の影)・イブ(心臓)  人は死後、永遠の命を持って生き返ると信じられていました。 今回はそ...(続きを読む)
神話

エジプト神話の神々⑤~異形の神たち~

の続き…。 今回は今までの神とは一風変わった神の紹介です。見た目も行動も異質なる彼らをご覧あれ。   アメミト(Ammut)アメミトに裁かれることは、我々の歴史でいうところの地獄に落ちることと同じです。下半身がカバ、上半身がライオン、頭がワ...(続きを読む)
神話

エジプト神話の神々④~テーベ3神~

の続き…。 紀元前1570~前1069年ごろ、エジプトに新王国時代が訪れます。  テーベを本拠地に移したファラオたちは、武力を持ってエジプトを統一するために、セト神のような軍神を信仰するようになりました。  今回はそんなテーベの神を中心に紹...(続きを読む)
神話

エジプト神話の神々③~太陽神ラーと愉快な仲間たち~

の続き…。 今回は太陽神ラーとラーに関係のある神々の紹介です。この紹介だけ見ても、太陽神の苦労が伺い知れます。   ラー(Ra)天空(太陽)と深い関わりのあるハヤブサの頭をもつ太陽神です。あらゆる時代、ほぼ全てのエジプトの地域で信仰されたゴ...(続きを読む)
神話

エジプト神話の神々②~ホルス4柱~

前回記事↑今回はオシリス神話と関係の深いホルスやアヌビス、またホルスから生まれた4柱の神の紹介です。   ホルス(Horus)オシリスが冥界に下る前に、イシスとの間に生まれた神です。かつて父オシリスが統治していたエジプトを統一すべく、叔父で...(続きを読む)
神話

エジプト神話の神々①~ヘリオポリス九柱~

今回から5回に渡り、エジプト神話の紹介をしていきます。  古代エジプト文明の拠り所となった神たちを簡単にまとめています。  まずは日本では比較的メジャーである、ヘリオポリス神話の主な神たち(ヘリオポリス九柱)についてです。ヌン(Nun/Nw...(続きを読む)
哲学

資本論の完成~カール・マルクス後編~

の続き…。  若かりしマルクス前回の記事では、マルクスの若い頃についてまとめました。 若いうちから他国の革命や政府による社会行動の抑制を経験したからか、素行は良くなかったようです。しかし彼が俯瞰した視点から国を見ることができたのも、この経験...(続きを読む)
生物

子育てを手伝う森の妖精〜エナガ~【写真】

エナガの特徴エナガは全長14㎝ほどの日本で2番目に小さい鳥です。(1番はキクイダタキ)  身体の半分弱が尾になっていて。  その長い尾がひしゃくの柄に見えることから、江戸時代では“柄長柄杓(えながひしゃく)”や“柄長鳥(えながどり)”と呼ば...(続きを読む)
哲学

プロイセンの問題児~カール・マルクス前編~

今回のテーマは社会主義、共産主義の思想を世に広めたドイツ(プロイセン)出身の思想家カール・マルクスについてです。  やがて国家をも動かすほどの影響力を持った彼の思想について触れていきたいと思います。  この記事ではマルクスという人物について...(続きを読む)
神話

自然も動物も神のひとつ~エジプト神話~

ナイル川とエジプト神話エジプトと聞くと、砂漠のような暑く乾燥した気候やピラミッドにファラオ、他にはエジプト文明や王朝など様々なことが思い浮かぶのではないでしょうか?  そしてエジプトの歴史に大きな影響を与えた、ナイル川を想像する方も多いでし...(続きを読む)
歴史

実は読める~ヒエログリフ~

皆さんご存じ古代エジプトの壁画に記されているあの絵文字。 いわゆるヒエログリフという古代文字ですね。 神聖な碑に刻まれる文字であったことから、神聖文字や聖刻文字とも言われています。 以前記事にした“ロゼッタストーン”↓にも記されていたことで...(続きを読む)
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