生物

ハチがペットボトルのフタを開ける

2021年5月末。     ブラジルのサンパウロにて、ミツバチがペットボトルのキャップを開ける姿が撮影されました。    かつては道具を使うほどの知能を持つ生物は人間だけだと考えられてきました。   今ではカラスやイルカなどの高い知能を持つ...
雑記

割れた殺生石&殺生石の由来

さて本日は那須名物キリングストーンこと“殺生石”に行ってきました。 九尾伝説かゆかりの地としても有名な謎スポットです。   道中には足を運んでくれる人々やその他あらゆる生き物の平安を願うお地蔵さん(千体地蔵)が立てられています。   少し歩...
芸術

ボッティチェリが描いた春の訪れと愛~プリマヴェーラ~

プリマヴェーラ 春(プリマヴェーラ)といえばサンドロ・ボッティチェリの作品が有名です。   フローラやアフロディーテ(ヴィーナス)をはじめ、美を表す神が多く描かれています。   フローラは古代イタリアの花と春の女神です。   花をまきながら...
科学

使い道が多すぎるけど加工が難しい~チタン~

チタン 地殻に含まれる元素の中で9番目に多い元素がチタンです。   ルチルやチタン鉄鉱などに含まれ、大部分が酸化チタンとして採掘されます。   比較的量が多い元素ですが、精錬が難しいため高価になりやすいです。   ・重量あたりの強度が非常に...
文学

本当に賢い人は分からないことに気づく~徒然草~【第五十二段】

第五十二段 仁和寺にある法師、年寄るまで石清水を拝まざりければ、心うく覚えて、ある時思ひ立ちて、ただひとり、徒歩より詣でけり。 仁和寺にいる法師が、年をとるまで石清水を拝んだことがないことを気がかりにして、ある時、一人で歩いて参拝することに...
宗教

時代を反映する福音書の絵〜東方三賢者の礼拝〜

東方三賢者   東方三賢者の礼拝はマタイの福音書の一部に書かれている3人の人物です。 (マタイの福音書はキリスト教における聖典、いわゆる新約聖書に納められた4つの福音書のひとつです。   東方三賢王や東方三博士とも訳されることもあります。 ...
科学

何で金属元素には〇〇ウムがつくの?~スカンジウム~

スカンジウム スカンジウムはレアメタルの中で最も原子量が小さい(軽い)元素です。   タンタルやウランの採掘やタングステンを精錬する際の副産物として産出されます。   反応性が高く分離が難しい上、埋蔵量が少ないことからレアアースのひとつに分...
芸術

時を越えて追求される美の形~ヴィーナスの誕生~

ヴィーナス ヴィーナスといえば、サンドロ・ボッティチェリの描いた"ヴィーナスの誕生”が有名です。    それまではタブー視されていた女性の裸を表現した"恥じらいのポーズ”は、ルネサンス期を経て多くの画家の参考にされていきます。   今回はそ...
生物

地球最古の樹木~アーケオプテリス~

はじめに  現在私たちの身の周りの自然には沢山の木々があります。     中には体積が約1,500㎥もある世界最大の生体セコイアデンドロンなど、ユニークな植物も存在します。    OLYMPUS DIGITAL CAMERA     そんな...
哲学

【記事まとめ】イマヌエル・カントと哲学

この記事は、ドイツ(プロイセン)の哲学者イマヌエル・カントについての記事をまとめた内容になっています。    それまでの哲学思想を大きく変え、哲学にコペルニクス的転回(思想の大きな転換)を与えたとして名を残す偉人です。    彼の哲学的な考...
哲学

自由に生き、人間を手段ではなく目的として扱うべし~実践理性批判~

前回記事にて人間の行動には格率(信念)があること、そして格率は、学習を重ねることで道徳法則と一致することをお伝えしました。    かつて信仰と共に信じられてきた天動説が正しい知識の蓄積によって地動説に変わっていったように、   人間が勉強や...
文学

一部分だけでその人を判断してはならない~徒然草~【第百九十三段】

第百九十三段 くらき人の、人を測りて、その智を知れと思はん、さらに当るべからず。 物事を判断する力の低い人が、他人の知性を測ろうとしても、到底当たるわけがない。     拙き人の、碁打つ事ばかりにさとく、巧みなるは、賢き人の、この芸におろか...
教育

エミールは、他人のやり方にぶつかっていくようなことはしない。~エミールより~

前回記事   この記事では、ジャン・ジャック・ルソーが著した“エミール”から、子育てや生活に役立つかもしれない言葉を抜粋して紹介していきます。       “子どもは子どもの教育が必要である”と考えたルソーの考えを、1記事に3つずつまとめて...
生物

1億年続いたアノマロカリスの系譜~シンダーハンネス~

カンブリア紀以外のアノマロカリス カンブリア紀に地球の海を支配していたアノマロカリス。   ペイトイアやフルディア、カンブロラスターなど、かつてアノマロカリス類の仲間(ラディオドンタ類)はカンブリア紀で途絶えたと考えられていました。   ラ...
雑学

昨日ロックの日じゃん!乗り遅れ😭(じゃぁ今日は何の日🙄)

6/9に合わせてHi-STANDARDのDear My Friendを叩いたつもりですが、少し遅れてしまいました😭   完全に曜日感覚がズレてしまっていましたね。     UVERworldかHi-STANDARDかで迷いましたが、まだ叩い...
哲学

カントが考える善の実践~定言命法と仮言命法~

実践理性批判 前回記事(純粋理性批判)にて、人は"感性で物や事象を捉え、悟性(理解力)で理解する”というというカントの考えを紹介しました。   認識の枠によって物事を認識するのは頭脳の役割となります。   では、"人の行動や行為”については...
科学

電気で見つけた白銀の元素…~カルシウム~

カルシウム    カルシウムは生物の骨や歯を構成する必須元素です。    アルカリ土類金属に含まれる元素のため、本来の姿は金属のような姿をしています。    しかし、非常に反応しやすい性質から単体として自然に存在することができないため、他の...
科学

植物の肥料から筋力維持まで…水とも喧嘩する~カリウム~

カリウム カリウムはナトリウムなどと同様に、身体の中の代表的なミネラルのひとつです。   発見者はイギリスの科学者ハンフリー・デービーで、アルミナを電気分解で発見したように、植物の灰(ポタシ:苛性カリ)を電気分解することでカリウムを発見しま...
哲学

認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う~純粋理性批判~

純粋な理性とは何か…?   これをカントは"認識する能力”であると言いました。   今回はそんな認識能力や理性に関する考え方を、純粋理性批判の一部を使って触れていきます。   イマヌエル・カント著 純粋理性批判 1781年     純粋理性...
文学

常に本番を想定すると良い~徒然草~【第九十二段】

第九十二段 或人、弓射る事を習ふに、諸矢を手挟みて的に向かふ。 ある人が弓を射る方法を習うのに、二本の矢を持って的に向かった。   師の云はく、 師が言うには、   「初心の人、二つの矢を持つことなかれ。 「初心者は、二つの矢を持ってはなら...
神話

【記事まとめ】人間の一途さと神の嫉妬〜クピドとプシュケ〜

今回は神話クピド(キューピット)とプシュケについての記事まとめです。   クピドとプシュケ記事アクセス   細かいストーリーと関係する絵画についてまとめています。   ギリシャ(ローマ)神話の神々と人間の確執が感じられたり、その様子が絵画と...
神話

最後の試練~クピドとプシュケ(終)~

の続き…。    冥界の美 ヴィーナスから与えられた試練をなんとかクリアしてきたプシュケ。   彼女に与えられた最後の試練は、冥界の女王プロセルピナ(ギリシャ神話でのペルセポネ)から美を分けてもらうことでした。   エドワード・マシュー・ヘ...
神話

プシュケの受難~クピドとプシュケ③~

の続き…。     プシュケの試練 ジュセッペ・クレスピ作「クピドとプシュケ」1707~1709年 見えない夫との約束を破り姿を見てしまったプシュケ。    空に消えていった美しい羽の生えた彼を見て、プシュケはヴィーナスの息子のクピドだと理...
神話

私との約束ではなく、姉の囁きを信じたのか!!~クピドとプシュケ②~

の続き…。   見えない使用人 山頂にいたプシュケを連れ去った西風の神ゼピュロス。    次に彼女が気を取り戻したとき、深い森の中にある豪華な屋敷を目の前にしていました。    ジョン・ウィリアム・ウォーターハウス作「クピトの庭に入るプシュ...
神話

嫉妬が生んだ神と人間の恋~クピドとプシュケ①~

ヴィーナスの怒り ヴィーナス 何の価値もない男と結ばせるのです。 あるところに、美人の三姉妹を持つ王と王妃がいました。    特に末っ子のプシュケは驚くほど美人で、人々の間では「まるで女神のようだと。」と広く伝わっていました。   それは民...
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