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大地震~キルケゴール①~

今回からフォーカスしていくのは実存主義の第一人者セーレン・キルケゴールです。  ヘーゲルが考えた"多様な考え方を擦り合せることで、いずれは真理にたどり着ける"という哲学観に影響され、独自の考え方を見出した人物です。  この記事では彼の哲学観...(続きを読む)
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【記事まとめ】ヘーゲル&ショーペンハウアー

今回はヘーゲルとショーペンハウアーという二人の哲学者についての記事をまとめていきます。 前向きな歴史観を持つヘーゲルの思想と対峙したショーペンハウアー。  二人の関係も併せて記事にまとめています。 まずはヘーゲルについての2記事からです。 ...(続きを読む)
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生きることは苦痛である~ショーペンハウアー④(終)~

の続き…。 自然法則、植物、動物など、世界のあらゆるものには意思があり、「世界は我々が認識している表象と、盲目的な生きることへの意志である。」と考えたショーペンハウアー。 しかし彼の哲学の中で考えた“生きる”とは、“苦痛”であるということで...(続きを読む)
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世界は自然法則、植物、動物、人間の意志である~ショーペンハウアー③~

の続き…。 前回の記事ではカントやプラトンの哲学と、それ影響されたと言われるショーペンハウアーの哲学について触れていきました。 今回は引き続きショーペンハウアーの哲学をベースに、彼が追求したモノ自体について深堀りしていきます。  モノ自体の...(続きを読む)
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私が消えたら世界も消える~ショーペンハウアー②~

の続き…。 前回記事ではショーペンハウアーとヘーゲルの関係について触れていきました。 ヘーゲルが言う「正反合に従って進歩する」という歴史観に対し、 ショーペンハウアーは「単に生への意志によって争った結果である」と独自の思想をぶつけました。 ...(続きを読む)
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【要約】ショーペンハウアー著〜読書について〜

今回紹介するのは、ドイツの哲学者ショーペンハウアーが著した名著のひとつ“読書について”です。 「読書とは他人に物を考えてもらうことである。」 と説いたこの本には、ただ本を読むことについての無意味さや、読むならこうすべきという著者なりの考えが...(続きを読む)
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ヘーゲルの哲学を真っ向から批判~ショーペンハウアー①~

原始社会が奴隷社会に…  奴隷社会が農奴社会に…  農奴社会が絶対王政に…  絶対王政が共和制に…  自分たちの生き方の矛盾に気づき、より高いステージへと登っていった人類。  ヘーゲルは“人間の歴史は正反合の繰り返しの結果である”と主張しま...(続きを読む)
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家族の愛には自由の制限がある~ヘーゲルの自由~

の続き…。 前回の記事にてヘーゲルの弁証法についてお伝えしました。 簡単にまとめると、全てのものや思想には矛盾があり、人間は矛盾を考えることで進歩してきたというものです。  ヘーゲルはカントが打ち立てたドイツ観念論(定言命法など)は、主観的...(続きを読む)
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全てのものには矛盾がある~ヘーゲルの弁証法~

紀元前5世紀頃、西洋哲学の祖であるソクラテスは、質問を投げかけ続けることによって論題に内在する誤りに気づかせる"弁証法(問答法)”を好んで用いたとされています。  古代から使われている真理追求の方法のひとつですが、その時代からおよそ1600...(続きを読む)
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【記事まとめ】イマヌエル・カントと哲学

この記事は、ドイツ(プロイセン)の哲学者イマヌエル・カントについての記事をまとめた内容になっています。  それまでの哲学思想を大きく変え、哲学にコペルニクス的転回(思想の大きな転換)を与えたとして名を残す偉人です。  彼の哲学的な考え方や難...(続きを読む)
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自由に生き、人間を手段ではなく目的として扱うべし~実践理性批判~

前回記事にて人間の行動には格率(信念)があること、そして格率は、学習を重ねることで道徳法則と一致することをお伝えしました。  かつて信仰と共に信じられてきた天動説が正しい知識の蓄積によって地動説に変わっていったように、 人間が勉強や学習によ...(続きを読む)
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カントが考える善の実践~定言命法と仮言命法~

実践理性批判前回記事(純粋理性批判)にて、人は"感性で物や事象を捉え、悟性(理解力)で理解する”というというカントの考えを紹介しました。 認識の枠によって物事を認識するのは頭脳の役割となります。 では、"人の行動や行為”についてはどのような...(続きを読む)
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認識が対象に従うのではなく、対象が認識に従う~純粋理性批判~

純粋な理性とは何か…?  これをカントは"認識する能力”であると言いました。 今回はそんな認識能力や理性に関する考え方を、純粋理性批判の一部を使って触れていきます。 イマヌエル・カント著 純粋理性批判 1781年  純粋理性批判端的に言うと...(続きを読む)
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哲学の考え方を変えたカントの認識論~コペルニクス的転回~

前回カントは人間は感性と悟性によって世界を認識していると考えていることを書きました。    今回はこの話を前提にカントの考えを深掘っていきます。    ア・プリオリとア・ポステリオリカントはまず、人間は"ア・プリオリな理解”を持っていると言...(続きを読む)
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何も知らないはずの赤ん坊がライオンに怯えるのはなぜ?~感性と悟性~

経験論と合理論イングランドではベーコン、ロック、ヒュームらによって英国経験論(経験論)が発展。   一方、ヨーロッパ大陸ではデカルト、スピノザ、ライプニッツらによって大陸合理論(合理論)が発展していきます。  この経験論と合理論が成熟してい...(続きを読む)
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ルソーの社会契約論~自然に還れ~

ルソーが考えた自然状態ルソー自然法は完全である。トマズ・ホッブズは"人間が自然状態の頃は常に争っていた”と考え、自然状態の不完全性を主張しました。  これに対しジャン=ジャック・ルソー(1712~1778年)は、"人間が自然状態の頃は自身を...(続きを読む)
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英国経験論と大陸合理論から生まれた思考術~帰納法と演繹法~

経験論と帰納法イングランドではベーコン、ロック、ヒュームらによって英国経験論(経験論)が発展していきました。  経験論は真理を探求するために主に帰納法を用いる場合が多いと言われています。  帰納法の例)・ソクラテスは死んだ・プラトンは死んだ...(続きを読む)
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人間は知覚の束である~デイヴィッド・ヒューム~

経験論の大成フランシス・ベーコンによって知られるようになった経験論という考え方。 ベーコンの死後、ジョン・ロックによって構築され、ジョン・ロックの死後デイヴィッド・ヒュームによって大成されたと考えられます。  今回はそんな経験論の立役者であ...(続きを読む)
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種族・洞窟・市場・劇場 ~気をつけるべき4つのイドラ~

フランシス・ベーコンは実験や観察など、目の前で起こる事実に注目していました。  しかし、いくら人が彼の言葉に共感し研究をしても、そこには先入観や偏見が存在することを彼は理解していました。  この先入観や偏見を持つ人間の性質を、ラテン語で"i...(続きを読む)
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時空を超えた英知の終結~アテネの学堂~

以前の記事にて、美術史における巨匠のひとり“ラファエロ”を紹介しました。  彼が描いたフレスコ画の中に“アテネの学堂”と呼ばれる作品があります。アテネの学堂ユリウス2世の命により、"人類の知と徳の全て”を表した絵がラファエロ・サンティによっ...(続きを読む)
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凄惨な最後を遂げた天才女性哲学者~ヒュパティア~

紀元前400年頃、エジプトの大都市アレクサンドリアで新プラトン主義の哲学を学ぶ学園(プラトニスト学校)がありました。 新プラトン主義とは、プラトンが掲げるイデア(完全なるもの)を“一なるもの”と位置付け、万物はそこから流出したという考えに基...(続きを読む)
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それはまるで犬のような生き方~ディオゲネス~

古代ギリシャの哲学一派にキュニコス派が存在しました。  キュニコス派が考える幸福とは徳を積むことであり、欲求を捨て去り徳に繋がる生き方を理念としていました。 キュニコス派のひとりにディオゲネスという人物がいました。  ディオゲネスは“徳こそ...(続きを読む)
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教祖になった数学者~ピタゴラス~

a^2+b^2=c^2という、直角三角形の辺の長さを求めるために覚えた三平方の定理。 別名ピタゴラスの定理とも呼ばれるこの公式ですが、これを発見する原因となったピタゴラスという人物もまた面白い人生をたどっています。 今回はそんな彼の人生につ...(続きを読む)
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万物は数字である~ピタゴラス教団~

ピタゴラス教団は“万物は数字である”という教義のもと、世の中のすべてのことを数字によって証明しようとした集団です。  ピタゴラスがイタリアのクロトンにて立ち上げ、集団として多くの発見をしていきます。  ピタゴラスが発見した定理や思想は多くあ...(続きを読む)
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経験主義で世界を解き明かす~アリストテレスの哲学~

の続き…。  アリストテレスは、声を張るような講義が得意ではなかったと言われています。 自らが多数に何度も話すよりは、講義録を残し後で読めるようなやり方も使っていたようです。 後にアリストテレス全集としてまとめられ、現在でも残っています。 ...(続きを読む)
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万学の祖~アリストテレス~

アリストテレスアリストテレス(紀元前384~紀元前322年)マケドニア出身のアリストテレスは、バルカン半島東南、スタゲイロスという小さな都市に生まれました。  医者の親を持ち、プラトンという哲学界のスターを師にしていた過去があります。  彼...(続きを読む)
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