イデア
この世に美しいものはなぜ美しいと感じるのでしょう?
プラトンはこの世界の理の外に「美しいというイデア」が存在していて、そのイデアがこの世界の「美しい」という感覚に関係していると主張しました。
更にこの美のイデアと同様に沢山のイデアが存在していて、この世のあらゆるものに関係していると考えました。
イデアは永遠不変のものである
プラトンの考えるイデアは永遠不変のもので、例えば三角のイデアは三角という以外に特徴はありません。
今世界にある三角のモノは、イデアの三角の一部を限定的に模倣してるに過ぎないと言います。
知る=思い出す
プラトンは、人間の魂は肉体が存在するはるか以前から天国に存在していて、そこでイデアというものを知っていたと主張しました。
肉体を持って生まれることでイデアを知っていたという認識が消え、生きていく中で身についていく知識は、本来覚えていたイデアを思い出しているに過ぎないと考えたのですね。
どんな人間もイデアの全容を知ることはできない。
そんな考え方が哲学という学問を進化させてきたのですね。
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