今回はとあるピアニストについての記事です。
冒頭だけでも良いので、先ずはこのパフォーマンスを見て聴いてみてください。
まるで指が生きているような演奏です。
彼の名は「リベラーチェ」。
1900年代半ば、アメリカ、ヨーロッパを中心に一世を風靡した人物の一人です。
高い演奏技術
子どもの頃から高い演奏技術を評価されていたリベラーチェ。
ポップスとクラシックを合わせた新しい演奏が評判を呼び、有名ナイトクラブでピアノマンを任されるようになります。
エルヴィス・プレスリーやグロリア・スワンソンなど大スターからも高い評価を受け、果てはホワイトハウスで演奏するまでに。
悪趣味と言われることも
大衆文化が幅広く受け入れられるに連れ、テレビ番組やステージの出演などが増えていきます。
時が経つごとに派手になるステージと衣装から、「悪趣味」の代名詞として使われるほどの派手好きでもありました。
本人も悪趣味を自覚していたようで、映画に出演したときも派手な棺桶を売りつける葬儀屋の役を買って出たそうな。
同性愛者
同性愛者であった彼ですが、当時タブーとされていたため自分の性的趣向を隠していました。
時には女優と一緒に番組に出演したり理想の女性像を語るなど、異性愛者を装っていました。
しかし、過去に関係を持った元専属運転手の男性から、交際に対する慰謝料を求める裁判を起こされ、それがきっかけで世間に同性愛者ということが明るみになりました。
QUEENのフレディ・マーキュリーのようにエイズを患い、それが元でこの世を去ることになりました。(享年67歳)
映画
そんなリベラーチェの人生を描いた映画「恋するリベラーチェ」もあるので、興味がある方は是非そちらもオススメです!
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