神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編①】ヘラクレスの誕生

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今回からまたシリーズもの。

 

数回に分けて、ギリシャ神話の英雄の一人であるヘラクレスについて紹介していこうと思います。

 

ヘラクレスと言えば、映画やアニメになったり虫の名前として付けられたりと、その名を知らない人の方が少ないほど有名ですね。

しかしそんな彼は一体何をした人(神)なのか…?

 

最強の英雄と言われたヘラクレスについて知るきかっけを作っていこうと思います。

 

ゼウスとアルクメネ

ヘラクレスは、最高神ゼウスと人間であるアルクメネの間に生まれた半神半人の英雄です。

 

美女であるアルクメネには夫がいて、他の男と関係を持たないことで有名でした。

 

ある日ゼウスは、アルクメネの夫が戦争で家を留守にしている最中に、夫に化けて彼女と一晩を共にします。

 

ゼウスはこの時の交わりが良かったのか、神の力によって太陽の上りを遅らせ、3倍の長さにしたそうです。

 

その時に身籠った子がヘラクレスです。

 

ヘラクレスの誕生

時が経ちいよいよアルクメネが子供を産みそうになる頃、ゼウスがこんな宣言をします。

 

「今度産まれるペルセウスの末裔が、この地(アルゴス)の王になるだろう。」

 

それを聞いたゼウスの正妻ヘラは気づきます。

 

「(コイツ浮気してる…。)」

フランソワ・ルモワール作「ジュノー(ヘラ)と天使」

怒りと嫉妬にかられるヘラは、ゼウスに言います。

 

「あなたの予言は当てにならないですかねぇ…。」

「必ずそうなるでしょうか?」

 

ゼウスは「なる!」と言葉の契約を確たるものにします。

 

それを聞いたヘラはにんまり。

 

今度は、アルクメネのお腹いた本当の夫の子供であるイピクレスを未成熟のまま出産させてしまいます。

 

つまりこの地の王はイピクレスであることが決定しました。

 

その後、ヘラクレスも無事出産。

この時は「ヘラクレス」ではなく「アルケイデス」という名前を授かります。

 

(以降、ヘラクレスの名前を授かるまでは、アルケイデスという名前で進めていきます)

 

次回「ヘラの嫌がらせ」

 ↓

 

 

豆知識~絵画におけるヘラの見分け方~

ヘラの絵が描かれるとき、その多くは一緒に孔雀が描かれています。

 

孔雀が描かれなくとも、孔雀の羽など彼女と分かるものが描かれていることもあります。

 

また孔雀の他にはカッコウやザクロ、百合などもヘラの象徴として描かれることもあります。

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