
本日は仕事の前にバイクで片道2時間ほどのツーリングを敢行!

自分の希望で笠間の陶芸美術館に行ってきました。
丁度ティーカップのイベントが開催中なので、イベントに関連した展示を見に行きました。(実は今シーズン2度目の来場です。)

目玉はやはりマイセン(ドイツ)の壺型花瓶。
ヨーロッパ磁器黎明期に活躍した天才造形師「ヨハン・ヨアヒム・ケンドラー」らによるモデルです。

マイセンについてもこの前動画をリメイクしたので、良ければご覧ください。
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作品の紹介コーナーにはモデラーや当時の背景などが記されています。
あと、前回は無かった「ケラモンズ・アイ」が追加されていました。
これは笠間高等学校美術科によるデザインのキャラクターだそうです。

同じくマイセン「エルンスト・アウグスト・ロイテリッツ」による作品。
作品の紹介札がありませんでしたが、おそらく「Bフォーム」の原型となったモデルです。

その他、セーヴル(フランス)の代名詞の一つとも言える「クラウテッド・ブルー」も展示されていました。

濃い青を雲がかかったように仕上げるデザインはセーヴルならではのモデル。
かつてはマイセンが高級磁器ブランドの頂点に君臨していましたが、今ではセーヴルがそれに成り代わっていると言われています。

その他ミントン(イギリス)の技術の結晶とも言える作品も展示。

中央の天使は、「パテ・シュール・パテ」という高等技術によるデザイン。
この技術は、陶土を溶いた溶液を何重にも重ねて焼き上げることで徐々に形成していくもので、限られた職人しか出せません。
本はセーヴル窯で生まれた技術でしたが、その中の一人職人がミントンで大成させました。
他にも、縁取られている盛金(レイズドペーストゴールド)や、金を腐食させて模様を作る技術(アシッドゴールド)なども歴史の中でミントンが得意とする技術です。
現在、ミントン窯が消滅していることがとても惜しまれます。
っと、語ると尽きないので、この辺で区切りに!
もし機会があれば茨城県陶芸美術館へGo!
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