哲学行動

【帝王学⑦】トップは孤独、信じるものは自分自身

哲学

【前回記事】

 

この記事では、元谷拓氏が著した“誰も知らない帝王学”を参考に、知っておくと人生で役立つ考え方をまとめていきます。

 

帝王学とは、伝統ある家系や家柄など特別が立場にある人が、その立場に相応しい能力を養うものの総称です。

 

正確には帝王学という学問があるわけではありませんが、貞観政要や孫氏の兵法などの古典はもちろん、偉人の伝記や作法書など諸々を含めて帝王学とされています。

 

本書からも、世界の様々な歴史から得られた人格者として生きるヒントが諸所に見受けられます。

 

記事を通し、そんな特別な人格教育の一端を知っていただけたらと思います。

 

今回のテーマは“トップは常に孤独”です。

 

  

   

トップは常に孤独

誰も知らない帝王学より 抜粋】

 

トップは誰にも相談できないけれど、自分の決断で全てを解決しなくてはならないのです。

 

そのためには、自分自身が一番信頼できる人間にならなくてはなりません。

 

自分の知識、頭脳、経験値、情報力、精神力、正義や愛情の価値観、あらゆる判断基準が商売や家族や従業員などの人の運命を左右するのです。

 

逃げず、恐れず、自分を信じて決断し、指示を出すために、覚悟するのです。

 

決断する覚悟のないトップは生き残ってはいけないものなのです。

 

 

信じるものは自分自身

国の君主たるものは常に一人です。

 

会社のトップも一人です。

 

小さなプロジェクトのリーダーと言っても基本は誰か一人が選任されます。

 

トップは常に決断を迫られる立場にあり、最終的な責任は自分です。

 

コンサルや指南書など指針の参考になる人や情報に頼ったとしても、最終的な決定権はやはり自分です。

 

「逃げず、恐れず、自分を信じて決断し、指示を出すために、覚悟する」

 

そのために必要なことがまさに帝王学だと思います。

 

歴史の中で、時の君主がどのように生き、どのような成功と失敗を経てどのような哲学を得たか。

 

それを教訓として、トップとしての意識を身に付けていくのです。

 

歴史を学ばなければこういった考えを知ることはできません。

 

学校でやる、「いつ、誰が、何をしましたか?」という○×を競うのは歴史ではないというのが持論です。

 

その時代、どういった時代背景で、なぜその人がそう考えたのか、考えざるを得なかったのか……。

 

その裏にある考えを知り、生活の中に活かすことが本来の歴史だと考えています。

 

そして、そういった歴史を通して、トップの立つ者の哲学を知り、周りの誰よりも努力し、失敗の経験や膨大な知識を得ることができるのです。

 

 

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