雑記

5万年に一度の彗星を見るチャンス〜ZTF彗星〜

雑記
アイザック・ニュートン(1643~1727年)

光学(分光)、数学(微積分の発見)の分野でも多大な貢献をしたアイザック・ニュートン

    

彼の研究の集大成である“プリンキピア自然哲学の数学的原理)”は、世界の取り扱い説明書と呼ばれるほど、あらゆる事象に精通した力学的法則を導き出していました。

  

それは、地球外の星の動きを読み解くほどに完成されたものでもありました。

  

  

エドモンド・ハレー(1656~1742年)

エドモンド・ハレーニュートンが残した法則を用いて、75.32年周期で地球に帰ってくる星(後のハレー彗星)を計算によって導き出しました。

 

この彗星はハレーもニュートンもこの世を去った1758年12月25日に発見され、彼らが研究し続けた法則の正確性を裏付けるものとなりました。

  

  

ZTF彗星(C/2022 E3)

発見された緑色のZTF彗星/Dan Bartlett/AFP/NASA/Getty Images

さて、前置きが長くなりましたが、今回のテーマはそんな彗星の一つ“ZTF彗星”についての話です。

 

ZTF彗星は、パロマー山天文台(米国)の望遠鏡に取り付けられた光学観測装置ZTF(Zwicky Transient Facility)によって発見された彗星です。

  

2022年3月に観測されたこの彗星は、現在地球に接近するように移動しています。

 

2023年1月をスタートとするとかんむり座→うしかい座→りゅう座→こぐま座へと北上していき、1月22日ごろには地平線の下に沈まない“周極星”の位置に移動します。

 

2月1~2日の最接近時には、地球から約4200万kmまで近づき、北斗七星とこぐま座の北極星の中間を移動します。

  

凍ったガスや塵、岩石からなる彗星で、太陽に近づくにつれて猛烈な放射線を浴び、ガスや破片を放出していきます。

  

尾を引くような姿で地球近辺を通過し、双眼鏡でも観測できるとされています。

  

また、今回のZTF彗星が描く開曲線の軌道は、この彗星が地球周辺(内太陽系)に戻ってくる可能性が低いことを表しています。

  

もし戻ってくるにしても、少なくとも5万年後になると考えられています。

 

空の条件がよければ、5万年に一度訪れるこの彗星を肉眼でみることができるかもしれませんね。

  

  

リアルタイム更新で位置を特定&星を見るアプリ

スカイライブ(TheSkyLive)

スカイライブ↑では、このZTF彗星の現在位置をリアルタイムで更新しています。

 

現在どこの位置にあって、どこの星座を見れば良いのかは一目で分かるので、この5万年に一度のチャンスを逃したくない方は是非活用してみてください。

 

ちなみに星座アプリと併用するとかなり便利です。

 

オススメは“STARRY MAP”というアプリです。

Google Playバージョンはコチラ

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空に画面をかざすと、その位置の星を見ることができます。

 

アプリ使用時の画像

星座のモチーフ画像が邪魔な場合は、左下の歯車ボタンから「constellation pictures」をオフにすれば消すことができます。

  

  

  

  

  

夜に天体を見るときや星座の形を知りたいときにとても役立つアプリなので、夜の散歩のお供にもぴったりなアプリです。

 

山の上などネットに繋げない場所でも利用できる点もありがたいです。

 

手のひらのプラネタリウムとしてこの機会にぜひ!

 

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