今回は、今後の記事をより読みやすくするために大麻についての用語をまとめていきます。
大麻の呼び方
【THC】
正式名称:テトラヒドロカンナビノール
大麻に含まれる化合物で、高揚感、不安感、幻覚などを引き起こす作用があります。
【マリファナ】
THCの含有量が5%以上含まれる大麻。
高揚感を得るための麻薬として、または医療目的で栽培される。
【ヘンプ】
THCの含有量が0.3%未満の大麻。
多くは布地や食品として栽培されている植物。
使用者に高揚感を与える程のTHCを含んでいないので、マリファナと区別される。
【カンナビノイド】
人間の体内にある受容体(カンナビノイド受容体)に結合する化合物。
代表的なものとして、THCとCBDがある。
【CBD】
正式名称:カンナビジオール
不安や高揚感を抑制する働きがあるとされている。
抗酸化作用や神経保護物質としてアメリカ政府所有の特許リストに並んでいる。
小規模での研究では有効性が示されているものの、大規模で質の高い研究での成果が無く未知の部分が多い。
【エディブル】
大麻オイルを混ぜた食品のこと。
摂取してから数十分で高揚感が感じられる。
喫煙(ジョイント)した時より効果の発現は遅いが、一度発現すると4~6時間効果が持続するとされる。
【ジョイント】
大麻の穂や葉を使ったタバコ状のマリファナ。
喫煙すると数分で高揚感が感じられる。
【ハッシュ・ハシシ】
マリファナをペースト状に加工したもの。
煙草のように喫煙して摂取する。
【ベープ/ベイプ】
マリファナや大麻油を約200℃まで熱し、発生する蒸気を吸引する方法。
喫煙と比べて人体への害は少ないと言われが、高揚感も高くない。
【FDA】
正式名称:(F)フードアンド(D)ドラッグ(A)アドミニストレーション
=アメリカ食品医薬局
食品や化粧品、医薬品、医療機器の安全性を審査する機関。
特にTHCとCBDはよく出てくるので、知っておくとスムーズに記事が読めます。
また必要になったら都度追加&説明していきます。
今回はここまでということでまた次回!
参考サイト、文献
米国における大麻規制の現状医療用途と嗜好品 2020年(PDF)
Medical Marijuana for Cancer(がん治療のための医療大麻)
FDAがマリファナ由来成分含む薬を初めて認可。幼児に発症する特殊なてんかんに効果
特にがん治療のための医療大麻は、用語がより専門的に解説されていて読み応えがあります。
もっと知りたい方にはオススメのサイトです。
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