歴史

宗教

免罪符から生まれた改革の火種~ルターと宗教改革①~

レオ10世  宗教改革の発端はレオ10世の“贖宥(しょくゆう)状”の発行からはじまりました。 贖宥状(免罪符)は、お金を払ってこの証書を手に入れれば、犯した罪の償いが軽減されるという触れ込みで庶民へと広まりました。 贖宥状を発行した理由は、...(続きを読む)
歴史

古代ギリシャ最高の画家と言われた男~アペレス~

アペレスは古代ギリシャにのおける有名な画家として語り継がれている人物です。  彼の作品で残っているものはなく、書物によってアペレスという名の天才的な画家がいたことが分かっていることからその存在が知られています。  現存する彼の作品はありませ...(続きを読む)
哲学

時空を超えた英知の終結~アテネの学堂~

以前の記事にて、美術史における巨匠のひとり“ラファエロ”を紹介しました。  彼が描いたフレスコ画の中に“アテネの学堂”と呼ばれる作品があります。アテネの学堂ユリウス2世の命により、"人類の知と徳の全て”を表した絵がラファエロ・サンティによっ...(続きを読む)
哲学

凄惨な最後を遂げた天才女性哲学者~ヒュパティア~

紀元前400年頃、エジプトの大都市アレクサンドリアで新プラトン主義の哲学を学ぶ学園(プラトニスト学校)がありました。 新プラトン主義とは、プラトンが掲げるイデア(完全なるもの)を“一なるもの”と位置付け、万物はそこから流出したという考えに基...(続きを読む)
歴史

古代天文学の集大成~プトレマイオスの天動説~

天動説アリストテレスが世界の事柄を整理して以降、天体の動きについては彼が唱えた天動説が主流となります。  この天動説を基に、地球を中心とした宇宙観を裏付けるべく、数々の学者が天体軌道の計算に挑んでいくことになります。  見かけ上は東に進んで...(続きを読む)
歴史

幾何学の父~エウクレイデス(ユークリッド)~

エウクレイデス(紀元前3世紀頃)エウクレイデス(英語名:ユークリッド)はプトレマイオス1世がエジプトを治める時代に活動したと言われる数学者です。 実在した人物なのかは謎で、彼が残した功績は何らかの集団の連名による成果であるとも言われています...(続きを読む)
歴史

シュラクサイの防衛兵器~アルキメデスの発明~

(前回記事)シュラクサイの天才アルキメデスは、人生の中で多くの発明をしました。 今回は彼の代表的な発明をいくつか見ていこうと思います。  アルキメディアンスクリュー アルキメディアンスクリューは、水をくみ上げることができる装置です。 歯車を...(続きを読む)
歴史

人類初の科学知識の応用~アルキメデスの原理~

古代ギリシャの植民都市シュラクサイにアルキメデス(?~紀元前212年)という人物がいました。 数学、物理学をはじめ天文学などにも精通した研究者であり、武器などを開発する発明家でもあります。  何より現在では“浮力”として知られるアルキメデス...(続きを読む)
歴史

【記事まとめ】アインシュタインの生い立ちと功績

今回の更新は天才物理学者アルバート・アインシュタインについてです。  彼の生い立ちからノーベル賞受賞までを3つの記事にてまとめていきます。   では早速彼の出自の記事からスタートです。    権威を絶対視しない個性的な天才~アルベルト・アイ...(続きを読む)
歴史

第一次世界大戦とノーベル賞~アルベルト・アインシュタイン 後編~

の続き…。 第一次世界大戦勃発 1914年7月になると第一次世界大戦大戦が勃発。 このとき既にアインシュタインは一般相対性理論の大部分を完成させていました。 この理論には星の重力によって光が曲がる可能性が示されています。 つまり、太陽の後に...(続きを読む)
歴史

相対性理論&質量とエネルギー~アルベルト・アインシュタイン 中編~

の続き…。  1905年〜奇跡の年〜アインシュタイン想像力は世界を包み込む。アインシュタインが特許局で働きはじめてから3年が経った“1905年”。 物理学の常識を打ち破るような論文が立て続けに発表されます。 ・3月“光量子論”・4月“分子の...(続きを読む)
歴史

権威を絶対視しない個性的な天才~アルベルト・アインシュタイン 前編~

今回のテーマはアインシュタインについてです。 彼の生い立ちからノーベル賞受賞までを3つの記事にてまとめていきます。 では早速彼の出自からスタートです。  アインシュタインの出自←妹のマリア / アインシュタイン→1879年、アインシュタイン...(続きを読む)
歴史

電池の発明~アレッサンドロ・ボルタ~

17世紀以降、ベンジャミン・フランクリンをはじめ世界各地の研究者らによって電気の性質が少しずつ分かってきました。  今回はそんな研究者の中でも、電磁気学界のブレイクスルー的な発明をしたボルタとその功績についてまとめていこうと思います。   ...(続きを読む)
歴史

人類初のワクチン開発(後編)~エドワード・ジェンナー~

の続き…。~前回までのまとめ~幼少期に受けた人痘法による苦い経験から、外科医になるべく修行を始めるジェンナー。  ジョン・ハンターの元で研修をした際、とある牛飼いの娘が診察に訪れる。  診断の結果、天然痘の疑いありと告げるも娘は気にすること...(続きを読む)
歴史

人類初のワクチン開発~エドワード・ジェンナー(前編)~

人類と感染症との長き闘いの中で、救世主とも呼べる功績を残した人物エドワード・ジェンナー。 今回は、近代免疫学の父でありワクチンによる病気の予防という概念を作り上げたジェンナーについてフォーカスを当てていこうと思います。   天然痘天然痘は3...(続きを読む)
哲学

ホッブズが唱えた社会契約の形~リヴァイアサン~

17世紀、ベーコンやロックなど同世代の人物に、経験論や大陸論とは少し違った思想を持つ人物たちがいました。  トマス・ホッブズとジャン・ジャック・ルソーです。  絶対王政やフランス革命などに大きな影響を与えることになる"社会契約説”の提唱者で...(続きを読む)
歴史

人類の初の人工真空~エヴァンジェリスタ・トリチェリ~

イタリアの物理学者エヴァンジェリスタ・トリチェリは、"真空”に関する実験で自然科学に大きな発展をもたらした人物であり、"気圧”を発見した人物です。  今回はアリストテレスの仮説では説明できなかった、"真空”と"気圧”についてまとめていこうと...(続きを読む)
歴史

【記事まとめ】エジソンに挑んだ男ニコラ・テスラ

この記事では天才科学者ニコラ・テスラの記事をまとめています。   それぞれの記事一言でまとめていたりするので、記事へのアクセスとしてどうぞ!   エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ①~テスラの幼少期~青年期までのまとめです。グラム発電の欠点...(続きを読む)
歴史

マッドサイエンティスト~ニコラ・テスラ~

この記事は前回までにまとめたニコラ・テスラシリーズの番外編の記事です。  ここでは、テスラがマッドサイエンティストと呼ばれるにふさわしいエピソードなどをまとめようと思います。 世界システムテスラ共振って…すごい!交流システムを完成させたテス...(続きを読む)
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ④(終)~

の続き…。  ~前回までのあらすじ~ゼネラル・エレクトリック本社に入社したテスラだが、エジソンと意見の違いから対立。  1年で会社を辞め、自分で交流電気のプロモーションをしているところにウェスティングハウスから声がかかる。  これのお陰でテ...(続きを読む)
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ③~

~前回までのあらすじ~“電話が来る”という情報はテスラの勘違いだった。  実際に電話と対面できるのは5年以上も先になることが判明し、仕方なくその地の電信局で働く。  ある時エジソンの会社に入るチャンスが巡り、見事入社に成功。  しかし、電気...(続きを読む)
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ②~

の続き…。~前回までのあらすじ~幻覚に悩まされていた幼きニコラ・テスラは、何とか頑張って大学に入るも奨学金が打ち切られ中退。  働き口を探していた彼はある時、最新技術の結晶である電話が隣国ハンガリーにくるとの情報を手に入れる。  生活のため...(続きを読む)
歴史

エジソンに挑んだ男~ニコラ・テスラ①~

ニコラ・テスラ (1856~1943年) は、現在使われている"交流電気方式”を一般化させた天才科学者です。   人工地震や世界システムの研究開発など、マッドサイエンティストとして語られることも多くあります。  今回から数回に渡って、彼の生...(続きを読む)
歴史

ニュートン&関連する人物まとめ

この記事はニュートンがプリンシピアを完成させるまでの人生と、彼に関係のある人物の記事についてまとめています。 良い出会いも悪い出会いもありますが、特にロバート・フックとの因縁は深かったようです。(詳しくはロバート・フックの記事最後らへんにて...(続きを読む)
歴史

データを使ったビジネスモデルの走り~ハレーの生命表~

ギルドと生命保険生命保険は、古代ローマの相互扶助組織や中世ヨーロッパの職人組合“ギルド”をルーツとしています。  17世紀イギリスでは、仲間内で掛け金を積み立て、誰かが亡くなると遺族に香典を送り合うというシステムが成立していました。  正に...(続きを読む)
歴史

世界の取り扱い説明書 プリンシピア~アイザック・ニュートン③~

の続き…。  ルーカス教授職に就いたニュートン。  世紀の発見に繋がる研究成果の執筆をはじめた彼ですが、ある時からぱったりと研究を止め、神学や錬金術の研究に没頭します。  そんな自然科学の世界から身を引いたかに思えた彼の前にある人物が現れま...(続きを読む)
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