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哲学

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本来の個性を取り戻す三段階~キルケゴール③~

  前回の記事では、人間が機械の部品のように過ごし個性が失われた状態で生きることを“絶望”と言いました。   ではどうすれば個性に溢れ、他の誰でもない自分を取り戻すことができるのか…。   それは...(続きを読む)
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妻が強制収容所に送られたら私も共に死のう~ヤスパース②~

  前回記事ではヤスパースの生い立ちと教育と、彼がどのような思想のもとで育ってきたのかについて書いていきました。   今回はヤスパース自身のストーリーについて触れ、彼がどのように哲学の世界に入っていったのかを...(続きを読む)
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制度とは無関係に自由である~自由主義~

  自由主義と政治制度 政治哲学において個人主義や平等、自由を重んじる立場を“自由主義”と言われます。    自由主義と政治制度は密接に関係していて、個人には利益たる願望や欲求があり、政治制度はこの個人の利益を保証...(続きを読む)
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万物は数字である~ピタゴラス教団~

ピタゴラス教団は“万物は数字である”という教義のもと、世の中のすべてのことを数字によって証明しようとした集団です。    ピタゴラスがイタリアのクロトンにて立ち上げ、集団として多くの発見をしていきます。    ピタ...(続きを読む)
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幸福論 〜ただし、令和時代を生きる日本人専用〜を読んで①

   幸福論~ただし、令和時代を生きる日本人専用~ Kindle版    今回紹介するのは、本木れいさんが著された“幸福論 〜ただし、令和時代を生きる日本人専用〜”です。    この本は、これから訪れる“情報...(続きを読む)
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教祖になった数学者~ピタゴラス~

a^2+b^2=c^2という、直角三角形の辺の長さを求めるために覚えた三平方の定理。   別名ピタゴラスの定理とも呼ばれるこの公式ですが、これを発見する原因となったピタゴラスという人物もまた面白い人生をたどっています。 ...(続きを読む)
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経験を説明する場合のみ、科学的になる~イマヌエル・カント~

今回の哲人は哲学界に大きな影響を与えたとされる、イマヌエル・カントです。    この記事では彼についての大まかな概要をまとめていきます。       イマヌエル・カント イマヌエル・カントは当時プロイセ...(続きを読む)
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哲学の考え方を変えたカントの認識論~コペルニクス的転回~

前回カントは人間は感性と悟性によって世界を認識していると考えていることを書きました。      今回はこの話を前提にカントの考えを深掘っていきます。       ア・プリオリとア・ポステリオリ ...(続きを読む)
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神を信じ、神を否定する人生~ニーチェ①~

今回から取り上げていくのは、超人、永劫回帰、ルサンチマンでお馴染みの哲学者ニーチェです。    神を否定し、自分は一体何者なのかという問いに一石を投じた彼の思想は、現在でも語り継がれるほどの影響力があります。   ...(続きを読む)
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人は生まれたときにイデアの全てを忘れている~イデア~

イデア この世に美しいものはなぜ美しいと感じるのでしょう?    プラトンはこの世界の理の外に「美しいというイデア」が存在していて、そのイデアがこの世界の「美しい」という感覚に関係していると主張しました。 プラト...(続きを読む)
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神が全能なら、悪のない世界を作れたはず…?~悪の問題~

・神は全能である ・神は全知である ・神は完全な善である ・この世に悪が存在する   この主題について考えたとき、有神論者はこの主張を受け入れてきました。    一方多くの哲学者は、この四つのは矛...(続きを読む)
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【記事まとめ】幸福論 〜ただし、令和時代を生きる日本人専用〜

   この記事は、これまでまとめてきた“幸福論 〜ただし、令和時代を生きる日本人専用〜”それぞれの記事をまとめたページです。   全4回に渡り、著書から学んだことや、読んで実践したことなどを綴っていきました。   ...(続きを読む)
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世界は自然法則、植物、動物、人間の意志である~ショーペンハウアー③~

の続き…。   前回の記事ではカントやプラトンの哲学と、それ影響されたと言われるショーペンハウアーの哲学について触れていきました。   今回は引き続きショーペンハウアーの哲学をベースに、彼が追求したモノ...(続きを読む)
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ヘーゲルの哲学を真っ向から批判~ショーペンハウアー①~

原始社会が奴隷社会に…    奴隷社会が農奴社会に…    農奴社会が絶対王政に…    絶対王政が共和制に…    自分たちの生き方の矛盾に気づき、より高いステージへと登っていった人類。 ...(続きを読む)
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万学の祖~アリストテレス~

アリストテレス アリストテレス(紀元前384~紀元前322年) マケドニア出身のアリストテレスは、バルカン半島東南、スタゲイロスという小さな都市に生まれました。    医者の親を持ち、プラトンという哲学界のスターを...(続きを読む)
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家族の愛には自由の制限がある~ヘーゲルの自由~

の続き…。   前回の記事にてヘーゲルの弁証法についてお伝えしました。   簡単にまとめると、全てのものや思想には矛盾があり、人間は矛盾を考えることで進歩してきたというものです。    ヘー...(続きを読む)
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物質はモナド共通の夢~ライプニッツ~

ドイツ生まれの哲学者ゴットフリート・ヴィルヘルム・ライプニッツは、14歳で大学に入学、博士課程を22歳という若さで修了。    その後は何人者貴族に仕えて、図書館長、外交官、鉱山技師…など幅広くジャンルで活躍することになる人物...(続きを読む)
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人は生まれながらにして知ることを欲する~アリストテレス~

アリストテレス アリストテレス(紀元前384~322)はギリシャ北部にあるマケドニアで生まれた哲学者です。   アテネのプラトンが開いた学園アカデメイアで学び、プラトンの死後は自身がリュケイオンという学園を開き...(続きを読む)
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早すぎた原子論者~デモクリトスの原子論~

原子の組み合わせで物が形作られていることは、今となっては当たり前のことです。   哲学が始まったばかりの2400年以上も前、 「この世は原子でできている」 と論じた哲学者がいました。   彼の名はデモク...(続きを読む)
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それはまるで犬のような生き方~ディオゲネス~

古代ギリシャの哲学一派にキュニコス派が存在しました。    キュニコス派が考える幸福とは徳を積むことであり、欲求を捨て去り徳に繋がる生き方を理念としていました。   キュニコス派のひとりにディオゲネスという人物がい...(続きを読む)
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私が消えたら世界も消える~ショーペンハウアー②~

の続き…。   前回記事ではショーペンハウアーとヘーゲルの関係について触れていきました。   ヘーゲルが言う「正反合に従って進歩する」という歴史観に対し、   ショーペンハウアーは「単に生へ...(続きを読む)
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ツァラトゥストラはこう言った(末人思想)~ニーチェ④~

の続き…。 前回まではニーチェの超人思想についてまとめていきました。   人間は超人になるべく、恐れに立ち向かっていくべきなのだと言っています。    それと同時に、“末人(終わりの人間)”という...(続きを読む)
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凄惨な最後を遂げた天才女性哲学者~ヒュパティア~

紀元前400年頃、エジプトの大都市アレクサンドリアで新プラトン主義の哲学を学ぶ学園(プラトニスト学校)がありました。   新プラトン主義とは、プラトンが掲げるイデア(完全なるもの)を“一なるもの”と位置付け、万物はそこから流出...(続きを読む)
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「聖書は人が作った文書として見るべきだ」~スピノザ~

スピノザ 盲 目に神を信じるのではなく、自ら考えるのだ。   1670年、バールーフ・デ・スピノザ(1632~1677年)は自身が刊行した"神学・政治学”の中で、聖書を特別扱いするのではなく人間が作った文書として見るべきで...(続きを読む)
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資本を生み出す労働~資本論⑤~

(↑前回記事)   前回までの資本論では、“貨幣と資本の違い”についてまとめていきました。   資本=増える貨幣とまとめましたが、本来等価交換が基本である流通の中でどうやって資本が増えるのか…。 ...(続きを読む)
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