【前回記事】
この記事では著書、“話し方で損する人得する人”から、損する人に焦点を当ててまとめていきます。
これをしなければいい、という最低限の戒めを知ることで、自分や周りへのストレスを緩和し、生きやすくなるきっかけになればと思います。
今回のテーマは“相手の話をきっかけに自分の話をする”です。
相手の話をきっかけに自分の話をする
A「先週、キャンプにいったんだけどさ。」
B「キャンプ!いいなぁ、最近行っていないなぁ。」
A「うん、それでね……。」
B「キャンプもいいけど、近くに新しいレストランができたんだって!行ってみない?」
A「うん……。」
このような行動に身覚えはありませんか?
話題のきっかけであるAさんは、きっとキャンプに行ってからあったことを話したかったのでしょう。
しかしBさんは、Aさんが発した“キャンプ”という単語に反応して、自分が話したいことを話してしまっていますね。
本書では、このような相手の話をきっかけに自分の話をする話し方は損だと述べています。
聞くに徹する
このような損を回避するためには何も気の利いた一言を言う必要はありません。
相手が話し始めたら“聞くにことに徹する”と良いでしょう。
本書では、聞き役にまわると誰からも好まれるとして、小説家の村上春樹氏の言葉を引用しています。
(引用)
『村上春樹が進めるモテの極意』
「話したい」人がほとんどの中で、「聞く姿勢」を持てば、あなたはそれだけで頭ひとつ抜けることができます。
仕事はもちろん、恋愛などプライベートも必ず得をするはずです。
聞き上手になるのが難しいという人は「聞くフリ」から始めてみましょう。
黙ってうなずくだけでもいいのです。
テレビでサッカーを観ているとき、家族から話しかけられて「黙ってて」などと言うのは最悪です。
「うん、うん」とまず相槌だけでもしましょう。
人が話している途中に言いたいことが浮かんだときは、ささっとメモをしておきましょう。
「あ、これが言いたい」と思ったらさえぎるのではなくメモをする。
そして、相手の話しをきちんと聞きたあとに発言するのです。
(引用ここまで)
この村上春樹氏の発言から本書では、聞き役に徹するだけで、「あの人は話しやすい」「話が合う」と思われるようになると言ってます。
話を聞くというだけでも相手の気分が良くなってくれるということは沢山あります。
その分だけ印象が良くなり、結果的に自分が得をする。
“聞くだけ”という能力も、自分が生きやすくなるためのツールになりそうですね!
まとめ
・自分の話したいことだけを話すのは損
・相手が話し始めたら聞き役に徹する
・ほとんどの人は話したがり
・そんな中で自分が聞き役になると好印象→結果的に得
人への印象を良くするには、わざわざコチラのことを話す必要はないのですね。
相談ごとの多くも、解決よりも聞いてあげることに意味があるとも言います。
やはり、いかに相手の話しを聞けるかがポイントですね。
“雄弁は銀、沈黙は金”ということわざにある通り、適切な沈黙は時に、話すことよりも役立つことがあるようですね。
【次回記事】
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