筋肉を作ったり、ニューロンを発火させたり、免疫システムを動かしたり…。
身体の中で様々な機能を持つプロテイン(タンパク質)。
そんなプロテイン=アミノ酸について研究している、Bell Laboratories所属の「David Baker」博士の話が面白かったので簡単にまとめてみます。
参考)TED Ideas worth spreadingより↓
Bell Laboratoriesの5つのチャレンジ。
【①UNIVERSAL VACCINES 世界的なワクチン開発】
世界中のインフルエンザウイルスなどから、タンパク質情報を抽出し効果的なワクチンの開発を目指している。
一度の接種で一生インフルエンザにかからないようなワクチンを開発することが目標の一つ。
加えて、意図的なバイオテロから人々を守るための研究も進めていく。
【②LARGER ALPHABET】
最早20のアルファベットでは表せないアミノ酸を、数千のアミノ酸候補の中から研究し、病気の治療に役立てていく。
【③ADVANCED DRUG DELIVERY 進化した薬理配送機能】
身体のどこに病気があるのかを特定し、必要な場所に必要な薬剤が届くようにする運送機能を作っている。
例として、腫瘍に対する化学療法や、損傷した遺伝子の特定や修復など。
【④SMART THERAPEUTICS よりスマートな治療法】
現在の薬という物質を超えた、スマートな治療法を研究している。
病気の原因となる、異常な免疫細胞と健康な細胞を区別し、有効な治療が可能となる。
【⑤NEXT-GENERATION MATERIALS 次世代資源の開発】
歯や絹、貝殻など生物由来のタンパク質をベースとした、新しい資源の研究もしている。
環境問題を解決するための次世代エネルギーを開発する予定。
…といったヴィジョンを掲げています。
どれも実現したら面白そうな内容ばかりです。
特に【③ADVANCED DRUG DELIVERY】の遺伝子修復機能は、自分の夢のひとつに一歩近づく要素になりますので応援しています。
【⑤NEXT-GENERATION MATERIALS】についても興味深いです。
新しい資源開発は新しい産業の開発でもあります。
新たな産業は雇用を産み、投機や投資の対象にもなります。
今後も続報に期待しながら情報を追います。
興味がある方は、記事冒頭の動画も見て見るのも面白いと思います!
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