哲学

幸福論 〜ただし、令和時代を生きる日本人専用〜を読んで①

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幸福論~ただし、令和時代を生きる日本人専用~ Kindle版

  

今回紹介するのは、本木れいさんが著された幸福論 〜ただし、令和時代を生きる日本人専用〜です。

  

この本は、これから訪れる“情報を使う世界を幸福に生きる”ために、どのような考えを持って行動していくべきかを示した指南書です。

  

インターネットが一般に普及したことを境に、メディアや企業の発信のような情報を一方的に発信したり受けとる時代から、ブログやSNS文化の台頭によって情報のやり取りができる時代へと変化していきました。

  

それと同時に、その変化に対応できない人は常に損をする側に立ってしまったり、業種によっては淘汰されてしまうこともあります。

  

ではこの先、日本においてどのような変化があり、どう対応していけば良いのでしょうか。

 

この本は、そんなこれからの世界を幸福に生きるためにはどうしたら良いかを教び、実践していく方法が書かれています。

  

今回から数回に渡り、この本の内容から学んだことや実践したことをまとめていきます。

  

まずは、幸福論の大前提となる「幸福」についてのお話です。

  

不幸を回避すること

    

本書では、幸せに生きるために必要なことを大きく二つに分けています。

  

一つ目は「不幸を回避すること」、二つ目は「より幸せになること」です。

  

今回は、不幸を回避することについて触れていきます。

  

・回避するべき不幸

本書で言う回避するべき不幸とは、「ない(少なすぎる)不幸」と「ある(多すぎる)不幸」です。

 

「ない不幸」は、お金がない、生活するために必要なものがない、……などが挙げられます。

  

あらゆる生物に共通して訪れる不幸は、食べ物がないことによる不幸です。

  

物がありふれた人間社会においても餓死は存在します。

 

食料が市場に腐るほど豊富にある日本であっても、お金が無いことで食べ物にありつけないという場合も存在します。

  

この食べ物による不幸お金による不幸は「情報」によって回避が可能です。

  

例えば、生活保護を始めとする社会保障の情報があれば、食料だけでなく衣類や住居の確保はできます。

 

そこまでいかなくとも、炊き出しやそれに類するボランティア活動の情報があれば、生きるためには十分なエネルギーを得ることができます。

 

多くの人が抱える問題は、お金による不幸についでです。

 

  

お金による不幸と情報

  

健康状態を除くほとんどの不幸は、お金によって回避が可能ではないかと思われます。

  

本書では、お金が少なすぎる不幸を回避するために必要なものも、やはり「情報」だと述べています。

  

テクノロジーの進歩によってインターネットがインフラ化した今、お金の問題を解決するための情報を得ることは容易です。

 

問題は、この情報を上手く使えるかどうかです。

  

ここで「ある(多すぎる)不幸」が現れてきます。

  

ある不幸は、情報が多すぎて選ぶことができない、必要のない情報を得てしまう……などが挙げられます。

  

稼ぐ目的でブログをはじめた際、

・どのブログを参考にしていいか分からず結局一歩踏み出せなかったり

・質の悪い情報(情報商材など)を手に入れてしまったり

・情報が多すぎて精査する時間がなかったり……

などなど、情報がありすぎることによっての弊害が出てきます。

  

これが、ありすぎることによる不幸です。

  

この問題を解決することによって、その先の「お金がないことによる不幸」も解決できます。

  

その解決に必要なことが、自らを知り、自らに合った情報を取捨選択できるかどうかです。

  

その際たる例が、「好きなこと」もしくは「できること」を見つけるということです。

 

例えば、自分がスポーツが好きならば、そのスポーツを通して誰かを幸せにできないかを考えてみます。

  

そのスポーツをやっている様子、スポーツのやり方、楽しみ方などを発信することなどは、お金がない不幸を解決する手段になるかもしれません。

 

ここで必要な情報は、同じことをやってる人はいないか、何にニーズがあるのか、どういう人がターゲットなのか、何を使って発信するべきかなどが挙げられます。

 

おそらく、テーマをひとつに絞り、ブログや動画、SNSなどを使って発信し続けることで、広告収入をはじめとする結果に繋がり、その先にお金がないことを回避することも容易です。

  

場合によっては、月に一度のスポーツ講座なども開くこともアイデアとして出てきます。

  

実際に自分も、こういった自己分析と好きなことの発信活動の継続から、本業以外の収益や仕事の依頼を受けて「ないことによる不幸」回避することができています。

  

また、今後はそこで得た知識を動画化したりと、情報をうまく活用する先も見出すことができ、実際に行動する指針にもなっています。

  

こちらもいずれは収益を生む資産として、また誰かを楽しませる自分のスキルとなることは大いに期待できます。

  

自己分析情報の選択が、ない不幸ある不幸の両方を回避するための手段となる。

  

そんなことに気づかせてくれます。

   

次回「より幸せになること」に続く……。

 

   

まとめ

・幸せに生きるために必要なことの一つは「不幸を回避すること」

・回避すべき不幸には、「ない(少なすぎる)不幸」と「ある(多すぎる)不幸」がある

・ない不幸は情報によって回避が可能

・しかし、情報がありすぎる不幸のせいで、上手くコントロールできない

・まずは自分を分析して、何の情報が必要かを明確にすると良い

   

以上、ここまで回避すべき不幸についてまとめてきました!

   

実は自分が最近YouTubeを始めたのも、この自己分析をやった結果でもあります。

   

自分が面白いと感じたことは、同じように面白いと感じる人がどこかにいるはずです。

   

それをブログから一歩情報のレベルを上げて、動画にすることにしました。

  

面白さが伝わるかどうかは別として、まずはやってみるのが一番ってことで動きだしています!

   

やらずの食わず嫌いが一番損をするということを胸に、自分も他人にも幸福の手助けができたら思います。

   

次回の記事では、幸福の前提のもう一方である「より幸せになること」についてまとめていきます。

 

次回記事

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