ポーランド出身の天文学者でありカトリック司祭であるコペルニクス(1473~1543年)は、当時主流だった地球中心説ではなく太陽中心説を唱えた人でもありました。
1491年、天文学や数学が盛んであったこの時期、コペルニクスはクラクフ大学に入学しそこで初めて天文学に触れました。
在学中、天文学者ドミニカ・マリア・ノヴァッラと出会い、地動説の研究をしました。
コペルニクス
地動説は…公開しません!
当時のキリスト的宇宙観では、太陽や他の天体が地球の周りを回る天動説が主流でした。
コペルニクスは、地球が一年周期で太陽の周りを回っているという地動説の裏付けを進めていました。
膨大な観測と研究の末、地動説に関する論文をいくつも書いていましたが、カトリックとして地動説を唱えることは、教会への反逆であるということも認識していました。
彼は地動説を表に出そうとはせず、彼の死後ようやく世間にコペルニクスの地動説が公表されることになります。
それでも世間の天動説信者の意見は強く、後にガリレオ・ガリレイが現れるまでは細々と研究が続けられていくことになります。
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