肥満

科学

筋肉量と内臓脂肪量が「脳の若さ」に影響するという新研究

加齢とともに私たちの身体にはさまざまな変化が生じますが、その変化が脳の健康にも深く関わっていることが、近年の研究によって次第に明らかになってきています。 特に、筋肉量と内臓脂肪の量といった身体組成が、脳の見かけ年齢、すなわち「脳の生物学的年...(続きを読む)
科学

減量の科学 ── なぜ人間は太るようにプログラムされているのか

近年、肥満や減量に関する科学研究は大きな進展を遂げており、従来「食べ過ぎ」や「運動不足」といった個人の意思の問題として処理されがちであった体重管理の課題が、実際には脳やホルモンが深く関与する生物学的な現象であることが次第に明らかになってきて...(続きを読む)
行動

「運動しても痩せない」は正しかった?──最新研究が示す肥満の原因

世界で10億人以上が抱える「肥満」の問題。 その最大の原因は、運動不足ではなく食事の内容にあるかもしれません。 2025年6月にアメリカ・デューク大学から、「肥満という世界的な病気の拡大は、主に摂取エネルギーの増加(食べすぎに)よって引き起...(続きを読む)
科学

「BMIでは死のリスクを正確に測れない」──体脂肪率こそが健康を映す新たな指標か

長らく肥満や健康状態の評価に用いられてきたBMI(ボディマスインデックス)ですが、最新の研究はその信頼性に疑問を投げかけています。 アメリカ・フロリダ大学の研究チームは、BMIよりも「体脂肪率(Body Fat Percentage, BF...(続きを読む)
科学

個人に「痩せろ、動け」はもう通用しない:肥満対策に必要なのは社会の制度(イギリスの国家食糧戦略)

今回紹介するのは、イギリスにおける肥満対策についての取り組みです。 イギリスにおいて、肥満が原因とされる糖尿病や肝障害などの健康被害、および医療費の増大は大きな経済損失となっており、早急な改善が必要とされています。 イギリス、日本ともにBM...(続きを読む)
行動

持続的な減量のために意識すべき2つの重要な指標

近年、医学誌Lancetに掲載された研究によれば、2022年時点で世界中で10億人以上の成人が肥満とされています。 肥満は単に体重の問題ではなく、二型糖尿病や腎疾患、心筋梗塞、脳卒中といった深刻な疾患のリスク因子でもあります。 こうした背景...(続きを読む)
科学

たった5日間のジャンクフード摂取で脳が肥満を記憶する

健康に悪いものということが分かっていながらも、ついつい手が出てしまうポテトチップスやチョコレートバー。 こういった超加工食品(ultra-processed foods)、コンビニやスーパーなど、あらゆる場所で手にすることができますが、健康...(続きを読む)
科学

お腹の脂肪がアルツハイマー病を警告?症状が現れる数十年前からのサイン

中年期において体格指数(BMI;ボディマスインデックス)が高いことは、認知症の重要なリスク要因とされています。 しかし、BMIのように全体的な体脂肪量を測定する方法が、認知機能低下の最良の予測因子であるとは限りません。 ワシントン大学セント...(続きを読む)
雑記

【研究】価格が安く、カロリーが高く、栄養価が低い食品しか手に入らない……“フードスワンプ”【要約】

皆さんは“フードスワンプ”という言葉を聞いたことがありますか? 食べ物の沼と訳されるこの状態が深刻な健康被害をもたらすとして、研究者たちは警鐘を鳴らしています。 食事を購入することが限られた地域で起こりうるこの現象。  今回はそんな食と健康...(続きを読む)
生活

【研究】睡眠習慣が体重に与える影響【要約】

肥満は、糖尿病や心血管疾患など健康上の様々なリスクの原因になっています。 エネルギーを蓄えやすいような構造になっている人体は、食べたものが脂肪などのエネルギーに変換されやすい特徴があります。 どうやら、の特徴は、睡眠によって良くも悪くもコン...(続きを読む)
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