神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑥】牛小屋の掃除と怪鳥退治

の続き…。   第五の試練:アウゲイアスの牛小屋掃除 次にヘラクレスに与えられた試練は、太陽神ヘリオスの息子である王アウゲイアスの困りごとを解決すること。   アウゲイアスはヘリオスから与えられた白銀色の聖牛12頭と、その他500頭の牛を所...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑤】ケリュネイアの鹿とエリュマントスの猪

の続き…。   第三の試練:ケリュネイアの鹿 次に与えられた試練は、女神アルテミスが保護している鹿の捕獲です。   保護されていると言っても、神であるアルテミス自身が捕まえられない程の警戒心と俊敏さを備えており、放し飼いで保護しているような...
科学

人肌でも溶け、金属をボロボロにする~ガリウム~

ガリウム ガリウムは青みを帯びた銀白色の金属です。   1870年にメンデレーエフがエカ=アルミニウムとして存在を予言した元素のひとつでもあります。   1875年にポール・ボアボードランがガリウムを発見し密度を測った際、その実測値が5.9...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編④】ネメアの獅子とレルネのヒュドラ退治

の続き…。   第一の試練:ネメアの獅子退治 一つ目の試練は、ネメアの谷に住み着いている獅子を退治するというもの。   この獅子、皮膚や毛皮が鋼のように硬く、剣も槍も弓矢も通さないという化け物じみた獅子なのです。   それもそのはず、この獅...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編③】アルケイデスと10の試練

の続き…。   キタイロン山の獅子退治 息子(アルケイデス)を恐れた父によって遠くの牧場で暮らすことになったアルケイデス。   ある日、牧場の羊が一匹の獅子に襲われているのを発見します。   アルケイデスはこれはいかんと、獅子を追い立て森を...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編②】ヘラの嫌がらせ

の続き…。   ヘラの嫌がらせ ゼウスの浮気に嫉妬したヘラは、アルケイデス(ヘラクレス)のいるゆりかごに蛇を投げ込んで殺そうとします。   しかしアルケイデスは強かった…。   ゆりかごに侵入してきた2匹の蛇を、いとも容易く捻り潰してしまっ...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編①】ヘラクレスの誕生

今回からまたシリーズもの。   数回に分けて、ギリシャ神話の英雄の一人であるヘラクレスについて紹介していこうと思います。   ヘラクレスと言えば、映画やアニメになったり虫の名前として付けられたりと、その名を知らない人の方が少ないほど有名です...
哲学

例え拷問を受けていても幸福~ストア派~

ストア派とは、紀元前3世紀から紀元前2世紀にかけて盛んになった哲学一派です。   古代ギリシャの時代に存在したと言われるゼノンから始まった思想で、禁欲主義的な考え方です。 ゼノン ストア派は、生物は受動的な物質と能動的な力(プネウマ)とで構...
科学

ペニシリン発見レベルの衝撃!科学界における革命的な発見!〜核電気共鳴法〜

ネイチャーに掲載されたある論文が話題を呼んでいます。   これによると、何と理論上でしか提唱されていなかった、「核電気共鳴法」が実証されたので~す!(パチパチ) ・・・ どゆこと…?🤔   とても気になるニュースだったので、研究や他の記...
芸術

見る人によって解釈が変わる絵~パラスとケンタウロス~

パラスとケンタウロス この絵からどんな印象を受けますか? サンドロ・ボッティチェリ作「パラスとケンタウロス」 これは、サンドロ・ボッティチェリが書いた「パラスとケンタウロス」です。   ルネサンス時代を大きく発展させてきた一族メディチ家が、...
歴史

ルネサンス芸術の水先案内人~メディチ家~

ルネサンス期における芸術家を支えた、最大の支援者であるメディチ家。   13世紀頃からフィレンツェで薬屋を営み財を成し、14世紀には銀行業を営んで富を築いていった一族です。 【豪華王】ロレンツォ・デ・メディチ   メディチ家の家紋 家紋には...
神話

逆襲のオオナムチ~大己貴神(オオナムチのかみ)④~終

の続き…。   根の国を脱出を試みる 虱取りの試練をクリアしている間に眠ってしまったスサノオ。   オオナムチとスセリビメは、これはチャンスとばかりに根の国脱出を図ります。   寝ているスサノオの髪の毛を近くの柱に結び、身動きが取れないよう...
神話

スサノオの試練~大己貴神(オオナムチのかみ)③~

の続き…。   恋に落ちるオオナムチ 八十神たちから逃れ、根の国に旅立ったオオナムチ。   そこで出会ったのは、須佐之男(スサノオ)の娘である、須勢理毘売命(スセリビメ)という神でした。 八百万の神大図鑑より オオナムチとスセリビメは、瞬く...
神話

オオナムチ死す~大己貴神(オオナムチのかみ)②~

の続き…。   八上姫、オオナムチを婿に選ぶ 助けた因幡の白兎と別れたオオナムチは、遅れながらも八十神(ヤソガミ)たちと八上姫(ヤガミヒメ)の元へ追いつきました。   八十神たちは全員で八上姫にアタックをしますが全員撃沈…。   八上姫が婿...
神話

いじめられっ子がいじめっ子を根絶やしに…~大己貴神(オオナムチのかみ)①~

大己貴神(オオナムチのかみ)とは、後に古事記のビッグヒーローのひとりである、大国主神(オオクニヌシのかみ)になる前の名前です。   オオナムチは、小学校の国語でも知られる因幡の白兎の主人公でもあります。   治癒や医療の神、縁結びの神として...
宗教

ネボ山で生涯を終える~モーセ④(終)~

の続き…。   モーセ達ヘブライ人は、十戒を授かったシナイ山からカナンの地へ向かいます。   カナンの地の付近の町(カデシュ)に到着した一行。   しかしカナン付近は現在、ペリシテ人が支配しているという話を聞きます。 後にゴリアテ(ペリシテ...
宗教

海を割り軍隊から逃れる~モーセ編③~

の続き…。   「十の災い」を受けたファラオは、遂にヘブライ人(ユダヤ人)をエジプトから解放します。   この時モーセに導かれるヘブライ人は成人男性だけでも約60万人と言われています。 (鹿児島県民が全員移動するくらいの規模…。) しかしフ...
宗教

十の災いに屈するファラオ~モーセ編②~

の続き…。   神お告げでエジプトへ戻る シナイ半島で40年余りと過ごしたモーセ。   彼はあるとき、どれだけ燃えても燃え尽きない柴を見つけました。   柴に近寄ると神が現れ、 「エジプトからへブライの民を救いなさい」 「そして約束の地カナ...
宗教

殺される運命からファラオの娘の子へ~モーセ編①~

前回までは、ヤコブの12人の子のひとりヤコブが、夢から予言を解釈する能力を使って、エジプトに繁栄をもたらしたところまでまとめました。   今回は、その後に出てくるモーセという人物について書いていきます。   奴隷になったヘブライ人 ヤコブの...
神話

イザナギが川で身体を清めて生まれた厄除けの神~住吉三神~

神功皇后に信託を授け、三韓(新羅)征伐の守護をした住吉三神。   今回はこの住吉三神についてフォーカスを当てていこうと思います。   住吉三神の誕生 神生みの最中、ヒノカグツチを生んだことがきっかけで死んでしまったイザナミ。   イザナミは...
文学

ブラック・コメディな戦争小説~キャッチ22~

1961年にジョーゼフ・ヘラーによって書かれたキャッチ22。   第二次世界大戦中のアメリカ空軍の爆撃隊員が主人公の物語です。   戦争を舞台に、時には笑え、時には引くようなブラックコメディーが描かれています。   キャッチ22の意味=矛盾...
神話

聖母であり武芸の神~神功皇后(じんぐうこうごう)~

仲哀天皇八年(西暦200年)。   神功皇后に三韓(新羅)征伐の命が下ったのは、夫である第14代仲哀天皇が崩御した後でした。 第14代仲哀天皇   仲哀天皇は神(住吉三神)から 「海の向こう(朝鮮)に財豊かな土地がある。」 とお告げがありま...
音楽

音楽家であり商売人~ヴィヴァルディ~

さて、バロック音楽から続き、人物についての記事になります。 時代背景と関連記事↓) バロック時代を代表する楽曲「四季」を作曲したヴィヴァルディ。   何故か学校の掃除の時間にかけられることが多いですね。   今回は彼にフォーカスしていきます...
科学

エンドウ豆の交配実験といえば…?~メンデルの遺伝学説~

チェコの修道士グレゴール・メンデルがエンドウ豆の実験を始めたのは19世紀のこと。 グレゴール・ヨハン・メンデル(1822~1884)   この頃の学説では、 「両親の特徴がどちらも同じように混ぜ合わさり、それぞれの特徴をもった子どもが生まれ...
芸術

人間らしさの復活~ルネサンス美術~

さて今回はルネサンス期に関係する話題です。   14世紀から始まったとされるルネサンス期。   ラテン語で「再生」を意味するrenascere(レナースケレ)を語源とし、古代ギリシャ・ローマ文化の再生が始まった時期です。   中学校でも「ル...
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