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【チャールズ・ダーウィンの歴史⑥】地質学と生物学の共通点

【前回記事】  シャーガス病に苦しむダーウィンマゼラン海峡を通過し、南アメリカ大陸西岸を北上していくビーグル号。  この頃ダーウィンは、一ヶ月に渡る謎の体調不良に襲われます。 この理由は定かではありませんが、サシガメ(吸血性のカメムシ)がお...(続きを読む)
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【チャールズ・ダーウィンの歴史⑤】フォークランドオオカミと未開人

【前回記事】  フォークランドオオカミの謎次にビーグル号が向かったのは、フォークランド諸島(マルビナス諸島)でした。  南アメリカ大陸の南端から海を東に460キロ進んだ位置にあり、当時からイギリスとアルゼンチンとの間で領土争いが絶えない地域...(続きを読む)
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【チャールズ・ダーウィンの歴史④】ガウチョとともに新種を探索

【前回記事】  パンパでの発見リオデジャネイロを出発したビーグル号は、モンテビデオ、ブエノスアイレスを経由しながら本来の目的である自然環境(軍事拠点)の測量を始めました。  ダーウィンもそれぞれの地で内陸部の調査に出かけました。 そこでは、...(続きを読む)
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【チャールズ・ダーウィンの歴史③】ビーグル号出航と生命溢れるブラジル

【前回記事】  ビーグル号出航マゼラン海峡を渡るビーグル号 ジョサイア2世の後押しによりビーグル号への航海を許されたダーウィン。 一度は断った船出だったため出航までに時間の猶予がありませんでしたが、可能な限りの準備をしていくことになります。...(続きを読む)
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【チャールズ・ダーウィンの歴史②】勉強そっちのけの学生時代

【前回記事】  生物学と宗教観大学の自然博物館でグラントと親交を深めたダーウィンは、やがてジャン=バティスト・ラマルクの学説に触れていくことになります。 ジャン=バティスト・ピエール・アントワーヌ・ド・モネ、シュヴァリエ・ド・ラマルク(17...(続きを読む)
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【チャールズ・ダーウィンの歴史①】ダーウィンの生い立ち

【前回記事】チャールズ・ダーウィンの生い立ちチャールズ・ダーウィンは1809年2月12日、イギリスのシュルズベリーにて生を受けました。 医師だった父ロバート・ダーウィンと母スザンナの間に産まれた6人兄妹の4番目の子(次男)で、チャールズが8...(続きを読む)
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【チャールズ・ダーウィンの歴史⓪】生物の発生と進化

チャールズ・ダーウィン(1845~1896年) 今回からまとめていく連載記事テーマは「チャールズ・ダーウィン」です。 イギリス海軍の測量艦であるビーグル号に乗り込み、世界各地の生物を観察、研究した自然科学者で、その経験をもとに進化論を提唱し...(続きを読む)
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ホタルの光を使って獲物を惹きつけるクモ

カンブリア紀以降、節足動物は生物の中でも長く地球に存在する種です。 繁栄と絶滅を繰り返す中でしぶとく進化してきた者たちの生き残りでもありますが、中には独特の方法で獲物を捕らえるよう進化してきた生物もいます。 今回紹介するのは、そんな他には見...(続きを読む)
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【研究】オス・メス協力して花に擬態する珍しいクモを発見(雲南大学)

シャクトリムシやナナフシ、タコやフクロウ(ミミズク)に至るまで、多くの生物の生存戦略として有効とされてきた“擬態”。 天敵に狙われた際、危険を回避する有効な手段として用いられてきた特性ですが、どの生物も自身が周りの環境に合わせたものに擬態し...(続きを読む)
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【研究】ジェスチャーを使ってコミュニケーションをとる鳥(東京大学)

以前、人間以外にも“文法”を使ってコミュニケーションをとる動物(シジュウカラ)について取り上げた研究を紹介しました。  その意外性が話題となり、研究の第一人者である鈴木俊貴氏がAbemaTVや各メディアに出演するなどを話題となりました。  ...(続きを読む)
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【生物】3億9千万年前の地層から世界最古の森林化石が発見される

現在からおよそ4億1700万年前〜3億5400万年前の地球はデボン紀と呼ばれ、それまで生態系の弱小グループだった“魚類”やその仲間たちが一気に海洋生態系の頂点に君臨する時代となりました。  Marchan Blog より  海では強力なアゴ...(続きを読む)
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【研究】古代の昆虫の色を特定する研究【要約】

古代の生物の色彩は現在、そのほとんどが現代いる動物からの類推によって色付けられています。 一部の恐竜の羽毛や皮膚の化石には色素分子が保存されているもあり、生きていた頃の色彩を推測可能なものも存在します。 しかし、更に昔、何億万年の歳月を経て...(続きを読む)
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手裏剣を身に着けた古代生物~シャイフルディア・シュリケニ~

今から約5億年前、カンブリア紀と言えば生物多様性の象徴として有名な時代です。  アノマロカリスなどの節足動物が海を支配し、既に弱肉強食の世界が広がっていたと考えられる時代です。  今回はそんな古代の生物についての記事です。  最近発見された...(続きを読む)
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【研究】気温が1度上がるとヘビに咬まれる確率が6%上昇する【要約】

現在、日本本土(北海道、本州、四国、九州)には2種類のヘビ蛇を含め8種類のヘビが生息しているとされています。  ヘビは変温動物として有名ですが、気温の変化に敏感で、暑すぎると活動が控えめになり、寒すぎると冬眠を始めます。  今回はそんな気温...(続きを読む)
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5億年前の岩石から状態の良い古代クラゲの化石を発見

現在からおよそ5億年前のカンブリア紀。  多様性を獲得した生物達が様々に進化していく時代でもあります。  そんなカンブリアの地層から、状態の良い古代クラゲの化石が見つかったことが話題となっています。  今回はそんな化石の発見についてのお話で...(続きを読む)
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猛毒の毛虫の毒は、古代のバクテリアから進化した影響かもしれない

成長すると優雅に飛び回る蝶や蛾ですが、変態前の幼虫には毒針毛(どくしんもう)や毒棘(どくきょく)といった、毒を持つことで外敵から身を守る者もいます。 中には強力な毒によって人間に致命的な効果を及ぼすものもいます。 今回はそんな毒毛虫の一つで...(続きを読む)
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【研究】盲目の魚類と光の感知に関する研究【要約】

カンブリア紀以降に生物が多様性を獲得していった要因として、光を感知するようになったことが考えられています。 今では地球上の多くの生物が光を頼りに生活しています。 一方、深海の生物や終始暗闇で生活するような生態系で育った生物は、光を頼らずに生...(続きを読む)
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大麻以外の植物から得られる大麻化合物

世界的に規制緩和の傾向にある大麻ですが、近年、日本においても医療用大麻の輸入、製造、使用が解禁されるなど、これまでの在り方の見直しが行われています。 今後、世界的に大麻の産業的な価値が大きくなるにつれ、ビジネスとしての価値も大きくなってくる...(続きを読む)
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【研究】4億年前の化石が、自然界におけるフィボナッチ螺旋の常識を変える【要約】

フィボナッチ数列とは、「1、1、2、3、5、8、13、21、34、55、89、144、233…」のように一つ前の数字を足した数が続いていく数字の法則で知られています。 黄金比のモデルと同じ数字で表すことができ、自然界の法則の一つとしてしても...(続きを読む)
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【研究】なぜ進化はカニを好むのか~カーシニゼーション~【要約】

カンブリア紀のアノマロカリス、オルドビス紀のエーギロカシス、シルル紀のプテリゴトゥス、そして古生物の代表となる三葉虫。 硬い殻を獲得することは、長き生存競争の中で重要な要素だったことが分かります。 現代でも硬い甲殻に守られた種は多く存在しま...(続きを読む)
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【研究】ミバエを死に追いやるゾンビウィルス【要約】

前回、寄生虫が動物の脳をコントロールし、進化の過程で相互に関係していることに関する研究をまとめました。 今回も動物をコントロールするある菌についてのお話しです。  ある菌に感染したハエは、死の数時間前から特定の行動をとるようになります。 長...(続きを読む)
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【研究】地球上で最初の捕食者に関する研究【要約】

我々の祖先である真核生物は、およそ8億年前の紅藻類(水生生物)の増殖がきっかけとなり、トニアン期(約10億〜7億2000万年前)を境に現れ始めたと考えられています。 その後のいわゆるカンブリア爆発を期に、生物が多様性を獲得し始めたとされ、大...(続きを読む)
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【閲覧注意】寄生虫が生物の行動や進化に関係しているかもしれない②

の続き……。 前回記事では、オーストラリア国立大学の寄生虫学者アレックス・マイヤー氏が“適応的宿主操作仮説”についてまとめていきました。 今回はその仮説から、寄生虫と生物の関係についてさらに深掘っていこうと思います。  謎多き宿主を操るメカ...(続きを読む)
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【閲覧注意】寄生虫が生物の行動や進化に関係しているかもしれない①

寄生虫と言えば、知らない間に宿主の体表や体内にとりつく生き物です。 有名なところだと、最近急増しているアニサキスが思い当たる方もいるのではないしょうか?  胃や腸に侵入して激痛を与えるこの生物に苦しんだ人もいるでしょう。 こういった寄生虫と...(続きを読む)
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【研究】海に生息する昆虫が少ない理由は?【要約】

地球の地表を昆虫が這い回るようになったのは、今からおよそ4億8,000年前の古生代デボン紀頃と推定されています。 昆虫は長い時を経て、現代にも空を飛んだり、地中に住んだりとユニークな進化をしてきました。 そんな進化の中でも海に生息する昆虫は...(続きを読む)
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動物の特別な感覚を予見していたアインシュタインの手紙

私たち人間が感じることのできる光には限りがあり、その限られた光を網膜が受け取って生活することができています。  かつて動物や昆虫は私たちと同じような光を感知して生きていると考えられてきました。  しかし、こういった人間以外の生物の中には、紫...(続きを読む)
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