今回のテーマは織物!
旧石器時代から糸を紡いで布を織っていた形跡があったとされています。
国によって様々な折り方があり、かつては一大産業として国家の繁栄に貢献したほどの世界の文化発展の立役者でもあります。
そんな織物の数え方の雑学です。
織物は何と数えるでしょう?
答え
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反(たん)、枚(まい)です。
これは簡単でしたかね。
妖怪一反木綿などでお馴染みの呼び方ですね。
ではでは本日2度目の問題!
織物2反では何と数えるでしょう?
答え
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匹(ひき)または疋(ひき)です。
織物2反または2反分の大きさのものは、匹や疋で数えます。
現在でも織物の業界では使われている数え方だそうです。
ではなぜ“ひき”と数えるのでしょうか。
その由来は人間の生活と関りが深いものでした。
匹と家畜
人と比べて小さい動物や魚、虫全般を数えるときに使える“匹”。
本来は匹という漢字は、対になっているものを表します。
“匹偶=2つのものが連れ合うこと”、“匹敵=2つのものが互角であること”などの言葉が代表的です。
しかし今では動物や虫を数える単位として馴染んでいますね。
そんな匹のはじまりは家畜にありました。
馬車や農耕、荷運び……、かつて人間の暮らしに家畜は欠かせない存在でした。
人間は家畜を綱で引いたり、後ろから見ることが多い生活をしていました。
そのことから動物の2つに割れたお尻のイメージが強く焼き付いていたことでしょう。
その割れたお尻を“対をなすもの”と考えたこと、そして綱を“引く”という動作を併せて“匹”と数えるようになったと考えられています。
この匹という数え方は、源氏物語や古今和歌集の頃から使われていることが確認されています。
歴史的にも長く存在している助数詞なのですね。
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