古生代

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4億5千年前の「金色の化石」が節足動物の祖先に関する手がかりに 〜ロマンクス・エッジコンベイ〜

今からおよそ5億年前、カンブリア紀(約5億4300万年前〜4億9000万年前)に生きた生物の化石の発見によって、その頃には生物の多様化が起こっていたことが分かっています。 あるものは外的から身を守るために堅牢な骨格にトゲのような殻を身につけ...(続きを読む)
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5億年前の岩石から状態の良い古代クラゲの化石を発見

現在からおよそ5億年前のカンブリア紀。  多様性を獲得した生物達が様々に進化していく時代でもあります。  そんなカンブリアの地層から、状態の良い古代クラゲの化石が見つかったことが話題となっています。  今回はそんな化石の発見についてのお話で...(続きを読む)
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【研究】地球上で最初の捕食者に関する研究【要約】

我々の祖先である真核生物は、およそ8億年前の紅藻類(水生生物)の増殖がきっかけとなり、トニアン期(約10億〜7億2000万年前)を境に現れ始めたと考えられています。 その後のいわゆるカンブリア爆発を期に、生物が多様性を獲得し始めたとされ、大...(続きを読む)
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【研究】ダンクルオステウス、もっと小さかった説【要約】

3億6000年前に海を支配していた巨大な魚類ダンクルオステウス。 全長は6~10mほどあるとされ、バス程の大きさがあると考えられてきました。 しかし今回、その大きさが4mを超えない程度ではないかという主張が発表されました。 2023年3月9...(続きを読む)
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カンブリア紀のミッシングリンクを埋めるかもしれない化石 〜Wufengella〜

およそ5億4000年前、カンブリア紀を転換点とする生物の進化の歴史。 当時の生物は化石として発見されていますが、進化の過程を解き明かすにはまだ不十分とされています。 今回紹介するのは、そんな進化のミッシングリンクを埋めるかもしれない新しい化...(続きを読む)
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【古生物】その角は、男の世界~ワリセロプス~

ワリセロプス  ワリセロプスは今からおよそ4億年前、デボン紀中期に反映した三葉虫の一種です。 ダンクレオステウスをはじめとする顎が発達した魚類が海を支配していた当時、いかに硬い殻をもつ三葉虫でも捕食される危険性が増します。 三葉虫たちは体に...(続きを読む)
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100年経ってやっと姿を現した古生物~トゥゾイア~

今からおよそ5億年前、生物の多様性が急激に獲得された時代がありました。(カンブリア爆発)  古生代幕開けとも言われるこの頃(カンブリア紀)にはアノマロカリスやオパビニアなど、見た目にも特徴的な生物が海中で生活していたことが分かっています。 ...(続きを読む)
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歯よりも帆に目がいく人気の古生物~ディメトロドン~

石炭紀に繁栄した大森林は地球に大きな変化をもたらします。  光合成によって温室効果ガスである二酸化炭素を取り込み酸素を排出。  温暖だった地球が徐々に冷え、石炭紀の終わりには南半球で氷河が広がります。  その結果地球全体が寒冷化、氷河期が訪...(続きを読む)
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史上最大の淡水魚~リゾドゥス&ハイネリア~

現在世界最大の淡水魚といえばアマゾンに生息するピラルクが挙げられます。  1億年以上姿が変わっていないことから、シーラカンス同様生きた化石とも言われています。  ピラルク   体長は1〜3メートルを超え、中には5メートル級の怪物もいると言わ...(続きを読む)
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哺乳類の祖先~アーケオシリス ~

今回紹介するのは“アーケオシリス”です。 哺乳類の祖先である単弓類に当たり、知られている限り最古の単弓類として知られています。 この記事では、まずはアーケオシリスに触れ、後半にて単弓類と双弓類についてまとめます。  アーケオシリスアーケオシ...(続きを読む)
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史上最大の無脊椎動物~アースロプレウラ~

前回は史上最大の昆虫と言われているメガネウラを紹介しました。  当時石炭紀の酸素濃度が35%と非常に高い状態が、生物たちの体を大きくしたと考えられています。  さて今回紹介するのは約3億年前に生息したヤスデの一種“アースロプレウラ”。  石...(続きを読む)
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石炭紀を代表する史上最大の昆虫〜メガネウラ〜

遂にきました石炭紀の大人気生物メガネウラ! 大昔には巨大なトンボがいてな……なんて話をされたなら、十中八九コイツの話題というくらいメジャーな古生物です。 現在世界で最も大きいなトンボは全長16cmのテイオウムカシヤンマ。 テイオウムカシヤン...(続きを読む)
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暁のオタマジャクシ〜エオギリヌス〜

石炭紀は両生類の多様化と共に、その一部が爬虫類の原型となっていった時代でもあります。 陸上では大気中の酸素を効率的にエネルギー化することに成功し、体を大きくしたり空を飛ぶ昆虫類が勢力を伸ばします。 一方、沼地や海など水棲生物も陸地と水辺の境...(続きを読む)
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石炭紀に存在した太古のG〜プロトファスマとアプソロブラッティナ〜

今回からテーマは石炭紀に移行! アーケオプテリスをはじめとする植物が森を形成したことによって、翅(はね)を持つ昆虫やムカデのような多足類が地上に多く現れた時代です。 また年間を通して高温多湿な気候だったその時代、昆虫を狙う両生類や爬虫類の祖...(続きを読む)
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サメの起源に迫るデボン紀の魚類〜クラドセラケ〜

ウツボやシャチと並んで海のギャングと称されるサメ。 サメを題材に多くの映画が作られるほど人気の動物ですが、その起源は約4億年も前の古生代(デボン紀)の生物"クラドセラケ"に見られます。  クラドセラケ クラドケラセは初期の軟骨魚を代表する古...(続きを読む)
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古代のウミグモ~パレオイソプス~

ウミグモ 胴体は小さく脚ばかり……。 そんな独特の姿をしたウミグモは現在でも地球の海で広く繁殖しています。 鋏角類に分類される生物ですが、生態の多くは未解明であり、何を食べるのか、寿命がどれくらいなのかも分かっていないものが多く存在します。...(続きを読む)
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地球最古の樹木~アーケオプテリス~

はじめに 現在私たちの身の周りの自然には沢山の木々があります。   中には体積が約1,500㎥もある世界最大の生体セコイアデンドロンなど、ユニークな植物も存在します。  OLYMPUS DIGITAL CAMERA   そんな植物は一体どん...(続きを読む)
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1億年続いたアノマロカリスの系譜~シンダーハンネス~

カンブリア紀以外のアノマロカリスカンブリア紀に地球の海を支配していたアノマロカリス。 ペイトイアやフルディア、カンブロラスターなど、かつてアノマロカリス類の仲間(ラディオドンタ類)はカンブリア紀で途絶えたと考えられていました。 ラディオドン...(続きを読む)
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陸に上がった最古の脊椎動物~イクチオステガとエルギネルペトン~

デボン紀の代表的な生物として“イクチオステガ”と“エルギネルペトン”が存在しました。   両者の見た目は魚のようなサンショウウオのような……、どっちつかずの姿で表現されることが多いです。  一言でいうならオタマジャクシがカエルになる途中とい...(続きを読む)
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デボン紀の支配者~ダンクルレオステウス~

デボン紀今回から紹介していくのはデボン紀の生物たちです。 デボン紀は今から4億1700万年前から3億5400万年前までのおよそ6300万年間を指します。 Marchan Blog より デボン紀は魚の時代と言われています。 それまで体が小さ...(続きを読む)
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古代の巨大菌類~プロトタキシーテス~

キノコを食べて巨大化するのはマリオですが、巨大なキノコと言えば何を思い浮かべるでしょう。    世界最大の単一生物と言われているオニナラタケはその大きさなんと8.9㎢! 土の中で菌糸を張り巡らせて一部を地上に出しているため、見た目では大きい...(続きを読む)
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地上に進出した植物~クックソニア~

シルル紀を語る上で外してはいけない生き物(植物)がいます。 クックソニアです。 形が確認できる最古の陸上植物と言われており、シルル紀以降、生物の地上進出に大きな影響を与えました。 クックソニアの化石  植物の地上進出一つ前の時代(オルドビス...(続きを読む)
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人間を超える巨大ウミサソリ〜プテリゴトゥスとアクチラムス〜

前回、オルドビス紀のメガログラプトゥスをはじめとし、ウミサソリの仲間が地球の海で繁栄していきます。  中でも彼らがその隆盛を極めたのは、地球史上でもかなり温暖な時期にあたる"シルル紀"です。 今回はそんなウミサソリの仲間から、プテリゴトゥス...(続きを読む)
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両手に刷毛(はけ)、尻尾にハサミ〜メガログラプトゥス〜

メガログラプトゥスメガログラプトゥスの復元イメージ  メガログラプトゥスは、オルドビス紀晩期に繁栄したとされる節足動物です。  現在発見されているメガログラプトゥスは、メガログラプトゥス・オハイオエンシスメガログラプトゥス・アルベオラトゥス...(続きを読む)
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オルドビス紀の巨槍〜エンドセラス〜

エンドセラスエンドセラス類の復元イメージ  エンドセラスはオルドビス紀中期~シルル紀初期にかけて生息したとされる、チョッカクガイの一種です。 チョッカクガイは真っ直ぐな円錐形の殻を持つことが特徴です。  エンドセラスの全長はおよそ6mあり、...(続きを読む)
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海の掃除屋〜エーギロカシス〜

エーギロカシスエーギロカシス・ベンムーラのイメージ “エーギロカシス(学名:エーギロカシス・ベンムーラ)”はオルドビス紀を代表する生物のひとつです。  少なくとも4億8000万年前頃に生息していたとされ、全長は2.1m以上もあったことから、...(続きを読む)
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