歴史

遂に統一!ドイツ帝国の誕生~ビスマルク⑧(終)~

開戦以来、プロイセン軍(ドイツ同盟軍)優勢で進む普仏戦争。   中でもこの戦争の勝敗を決定づけたのは、フランス領内のセダン(スダン)で起こったセダンの戦いです。 歴史まっぷより引用   セダンの戦い ナポレオン三世 仲間の軍を助けに行くぞ!...
歴史

普仏戦争開戦~ビスマルク⑦~

の続き…。   1870年7月、フランス帝国涙の宣戦布告の末、遂にフランスVSプロイセン(ドイツ連邦)による普仏戦争が勃発します。   普墺戦争から4年後の出来事でした。 普仏戦争 やはり準備ができている男、モルトケ プロイセン陸軍参謀モル...
歴史

鉄血外交ここに極まれり~ビスマルク⑥~

の続き…。   普墺戦争にて大勝利を収めたプロイセン王国。   ドイツ連邦を解体し、オーストリアを除外した北ドイツ連邦が誕生します。   この功績によって、これまで政敵だった自由主義派の議員や民衆たちもビスマルク側になびいてきます。   ド...
歴史

ケーニッヒグレーツの戦い!~ビスマルク⑤~

の続き…。   ドイツ連邦から議長国のオーストリアを除外することを明言したプロイセン。   1866年5月12日、遂にオーストリアがプロイセンに対し宣戦布告。   これに呼応する形でプロイセンがオーストリアに宣戦布告。   普墺戦争が勃発し...
歴史

鉄血政策!~ビスマルク④~

の続き…。   鉄血政策~憲法の不備~ プロイセン国王ヴィルヘルム一世 ヴィルヘルム一世 軍備を拡張せよ! 保守派で政治的にも有能なビスマルク。   ヴィルヘルム国王の意向を受け、本格的に軍備拡張路線へ舵を切っていきます。   軍拡に反対す...
歴史

鉄血宰相の誕生~ビスマルク③~

の続き…。   ドイツ連邦議会にプロイセン大使として出向いたビスマルク。   当時の議会はオーストリアが支配していたと言っても過言ではなく、議長のオーストリア大使が座るまでは他の国の大使は座ることができず、オーストリア大使のみが議会中に煙草...
雑記

アーカイブサイト100記事更新!記事ピックアップ

教養と雑学をまとめたサイトが早くも100記事更新。 過去記事の紹介も兼ねて、アクセス数が高い記事をピックアップしました。      「オーストリア皇太子夫妻が殺された」だけではもったいない~サラエボ事件(前半)~ オーストリア皇太子のフェル...
歴史

喧嘩屋オットー、政界に進出する~ビスマルク②~

の続き…。   ビスマルクの政界進出 ルートヴィヒ・ゲルラッハ ゲラッハ ヤツは見込みがある。 ビスマルクを政界に進出させたのは、当時のプロイセン王国の政治家であり将軍であったゲルラッハでした。   タデン集会において、血気盛んなビスマルク...
歴史

鉄血宰相と呼ばれた男~ビスマルク①~

かつてのドイツ帝国宰相ことオットー・フォン・ビスマルク。     ドイツ帝国以前のプロイセン王国のリーダー(首相)として豪腕を奮い、「鉄血宰相」の異名を持つ人物です。   プロイセン王国首相→北ドイツ連邦首相→ドイツ帝国首相と凄まじい経歴を...
雑記

居酒屋で発見した謎の紙幣~軍用手票~

先日お邪魔した居酒屋で、馴染みのないお札が飾られているのを発見。 手が写っちゃってる… 一体何であるかと店員のおばあさんに話を聞いたところ、戦時中に軍で使っていたお札だということでした。   はえ~と思い酔いつぶれた後に調べてみることに。 ...
歴史

「オーストリア皇太子夫妻が殺された」だけではもったいない~サラエボ事件(後半)~

の続き…。   皇太子夫妻としてサラエボの視察の許可が下りたフェルディナントとゾフィ。   日にちは結婚14周年である1914年6月28日。   この6月28日という日が悪夢を引き起こしてしまいます。   まずは今回の話で重要な立ち位置にい...
歴史

「オーストリア皇太子夫妻が殺された」だけではもったいない~サラエボ事件(前半)~

今回は、どういうわけか生徒たちからの反応が良かった「サラエボ事件」をまとめていこうと思います。   サラエボ事件といえば、第一次世界大戦のきっかけとなった“オーストリア皇太子夫妻がセルビアの青年によって殺害された事件”ですね。   自分も中...
歴史

磁気から電気を作った男~ファラデーの電磁誘導~

ロンドンの貧しい鍛冶屋の息子として生まれたファラデーは、幼い頃から新聞配達や製本の手伝いをして働き始めます。   その仕事ぶりは見事なもので、雇い主から一目置かれるほどでした。   ファラデーは特例として製本した本を読むことが許され、これを...
科学

恒星をエネルギーに変えるアイデア~ダイソンスフィア~

生物の進化はエネルギーの進化とも言えます。   原核生物から始まり、他を捕食しエネルギーを得る。   火を使うようになったのも、生物の歴史で言えばつい最近です。   今では核をも利用し画期的なエネルギーを得ることができるようになっています。...
歴史

従わなければ皆殺し~チンギス・ハン~

モンゴル帝国帝国の初代皇帝チンギス・ハンこと鉄木真(テムジン)。   当時はバラバラだったモンゴル部族の族長の一人として生まれたテムジン。   父のエスゲイが毒殺されると、13歳で部族長となります。   彼のカリスマ性はピカイチで、バラバラ...
音楽

キング・オブ・スウィング~ベニー・グッドマン~

さて今回はある音楽と奏者の紹介。   この曲どこかで聞いたことありませんか?   ベニー(ベンジャミン)・グッドマンの代表曲である「シング・シング・シング」です。 ベニー・グッドマン(1909年5月30日 - 1986年6月13日)   幼...
哲学

早すぎた原子論者~デモクリトスの原子論~

原子の組み合わせで物が形作られていることは、今となっては当たり前のことです。   哲学が始まったばかりの2400年以上も前、 「この世は原子でできている」 と論じた哲学者がいました。   彼の名はデモクリトス。   哲学界では有名なソクラテ...
文学

教育、子育ての集大成~エミール~

この連休は新築の友人宅で色々とお話をしました。   新築なだけあってどこを見ても綺麗で、持ち家も良いな~って考えさせられちゃいますね。   仕事を辞めて農家をやりたいと考えている人の相談にのったりと、とても充実した週末を過ごせました。   ...
哲学

哲学の黎明期~古代中世哲学~

西洋哲学における中世は、紀元前5世紀~ルネサンスが始まる前の15世紀頃と言われています。   ルネサンス前のヨーロッパは、キリスト教カトリック的支配の影響によって、多くの文化が停滞したと言われています(暗黒時代)。   学問分野では目立った...
哲学

…よって神は存在する!~神の存在証明~

神を信じる人もそうでない人も、その存在ついて論じることは多くあります。   アリストテレス以来、多くの哲学者が神の存在を証明しようとしてきました。    神の存在証明 哲学者が考えた神の存在証明は、大きく分けて3種類あります。    ①本体...
音楽

誰が聴いても天才と分かるピアニスト~リベラーチェ~

今回はとあるピアニストについての記事です。   冒頭だけでも良いので、先ずはこのパフォーマンスを見て聴いてみてください。 まるで指が生きているような演奏です。   彼の名は「リベラーチェ」。   1900年代半ば、アメリカ、ヨーロッパを中心...
歴史

王への不満が憲法の始まり~マグナ・カルタ~

1214年、イングランド王のジョンは、フランス王のフィリップ二世との戦いに敗れました。(ブーヴィーヌの戦いより↓) ジョン王は帰国すると、王室財政を再建するために貴族たちに重税を課しました。 これに貴族たちは猛反発。 1215年夏にはロンド...
歴史

フランスVS連合軍~ブーヴィーヌの戦い~

ブーヴィーヌの戦い 1214年、「フランス」VS「イングランド&神聖ローマ帝国を含む連合軍」の間に起きた戦争があります。   このときフランス軍はおよそ15,000人。   対し、連合軍はおよそ25,000人。   1万の勢力差がありながら...
科学

自分で光り続ける植物の開発に成功

ホタルの光や発光するきのこなど、自然界には自分から光を放つ生物がいます。   今までも、自ら発光する植物の研究は進んでいましたが、外部から科学的なエネルギーを必要としたり、自ら発光しても数時間程度だったりと継続的に光る植物を開発するまでには...
音楽

つまらない、平凡と酷評されていた音楽の父~バッハ~

バロック時代、音楽の発展に多大な貢献をした音楽家であるJ・S・バッハ。   宗教的な声楽曲も、オーケストラ用の協奏曲も、多様性に富んだオルガン曲も、それまでの音楽的感性をガラッと変えるほどの楽曲を作り続けました。   バッハは1685年の3...
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