さて今回はある音楽と奏者の紹介。
この曲どこかで聞いたことありませんか?
ベニー(ベンジャミン)・グッドマンの代表曲である「シング・シング・シング」です。
幼い事から演奏家
貧しいロシア系ユダヤ移民の家庭に生まれた彼。
9歳の頃からクラリネットを習得し、11歳の頃になると演奏家としてデビューします。
16歳になると、ドラム奏者のベン・ポラックの楽団に入団。
ニューヨークで経験を積むと、20歳を超えた辺りからソロでのジャズ奏者として活動し始めました。
“音”の為なら人を選ばず
彼が26歳になると、ロサンゼルスではメジャーなダンスホール(パロマ・ボールルーム)での演奏をきっかけに大ブレイク。
彼の音に対するストイックな姿勢の裏付けられた、巧みな演奏で聴く人々を魅了しました。
当時の世間では、人種差別が当たり前のように行われていました。
しかしベニー・グッドマンは、いい音を奏でることができる者であれば、誰であろうと自分の楽団に入団させ、
アメリカ音楽史上初、白人と黒人の混じったバンド演奏を行いました。
人種差別の壁を越えて、音楽を作り上げてきた人だったのですね。
1938年には、カーネギーホールで初のジャズコンサートを行い、スウィングの王様とまで称されるようになりました。
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