【前回記事】
この記事では著書、“話し方で損する人得する人”から、損する人に焦点を当ててまとめていきます。
これをしなければいい、という最低限の戒めを知ることで、自分や周りへのストレスを緩和し、生きやすくなるきっかけになればと思います。
今回のテーマは“人の名前を間違える人”です。
人の名前を間違える
私事なのですが、名前が特徴的なため間違えられることがよくあります。
小さいときから慣れっ子なので、もはや気にすることもなくなり、訂正もしなくなっている今日この頃です。
はてさて、本書では名前を間違える行為はとても印象度が悪いとされています。
名前は親やそれに類する人から最初に与えられるプレゼントであり、個人の尊厳の顕れともとれる大切なものです。
それをないがしろにして、間違えてしまうのはとても恥ずかしい行為というわけですね。
一流のホテルマンは、「○○様お帰りなさいませ。」「いかがされましたか○○様。」と必ず名前を認識したうえで対応してくれます。
それがサービスだと分かっていても、悪い気持ちになることはまずありませんよね。
名前を呼ぶだけで、“この人は私のことを気にかけてくれている”という心理的な効果が強いそうです。
名前を忘れるという行為は、その真逆の印象を与えてしまいます。
本当はそうではないかもしれないですが、“だらしない人”と思われてしまうことが分かります。
聞いた瞬間から名前を声に出す
すぐに名前を忘れがちの人は、会話の中で何度も相手の名前を声に出すと覚えやすくなります。
「○○さんよろしくお願いします。」
「○○さんは何をお飲みになりますか?」
「そう思いませんか?○○さん。」
勉強と同じ要領ですが、反復することでそんなにストレスなく覚えることができます。
相手の名前を呼ぶことで、親密度を上げることもできます。
会って間もない内であれば、相手の名前を聞きなおすことも不自然ではありません。
大勢いる中で相手の名前を覚えるテクニック
名刺を受け渡しなどがない状態で、複数人と話すタイミングではそれぞれの人の名前を覚えることは大変です。
先に紹介した相手の名前を呼ぶテクニックは、初対面の人が複数人いるときなどにも効果的ですが、必ずしも成功するとは限りません。
そんなときは関連付けを行うと楽です。
その人が身に着けているものや特徴から、名前に関連付けるのです。
例えば相手が木下さんであれば、「洋服の裏地が茶色くて“木”のようだ。」という情報から、木下の木を連想すればとても楽です。
佐藤さんであれば、「白目が粉“砂糖”のようだ。」と、半ばこじつけのように連想するだけでもかなり効果があります。
とにかく記憶の中だけではなく、視覚的にヒントを残しておくことが重要なのです。
これの何が良いって、二度目に会った際、
「あれ、あの時に着ていた服とはちがうのですね!」
「そういえばその服の裏地って茶色でしたよね!前お会いしたときオシャレだったので気になってました。」
なんて一言が言えるかもしれません。
そうなれば、あなたが与える印象は他の人よりもいっそう良いものになるはずです!
まとめ
・相手の名前を間違えることはとても印象が悪い
・逆に初対面でも名前を声に出して話してくれる人の印象はとても良い
・名前を覚えるのには、会話の中で相手の名前を言うと効果的
・相手の名前を服や特徴と関連付けるのも効果的
名前を呼ぶという行為は、使いこなせる人は得をし、そうでない人は損をするというお話でした。
二度目に会うことがあったとき、ぱっと「あ、○○さん!」と言えたらもとても気持ちが良いでしょうね!
前回の記事でも、ネームプレートに書かれた名前を呼ぶことで得をするというのも、この話に繋がっていることが分かります。
相手に気をつかうことで最終的に自分が得をする。
その逆もまた然りということですね!
【次回記事】
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