今回は哲学者ニーチェについての記事をまとめた内容になっています。
末人思想、超人思想、ルサンチマン、永劫回帰など彼の考えを①〜⑤の記事に、自分の考えや考察を最後の⑥の記事にまとめています。
以下にそれぞれの記事の概要をまとめていきます。
神を信じ、神を否定する人生~ニーチェ①~
プロイセン王国の村に生まれたニーチェ。
父は敬虔なプロテスタントであり、非常に徳の高い人物と評されていました。
そんな父は脳の病気原因でこの世を去り、翌年には2歳になる弟まで亡くなってしまいます。
この頃5歳になるニーチェは、なぜあれほど神に使えた父が、なぜ善悪も分からない弟が死ななければならなかったのか……。
この経験は彼の後の人生観や神に対しての考え方に大きく影響していきました。
苦悩に満ちる人生の後半~ニーチェ②~
青年時代には詩や文学と触れ合ったニーチェ。
24歳になると彼は教授の推薦によってスイスのバーゼル大学の教授になります。
しかし突発的に発症する激しい頭痛に悩まされた彼は、そのうち仕事もままならなくなり教鞭を置く結果に。
療養のため生活を落ち着かせた彼は、この時期から執筆に力を入れるようになります。
ツァラトゥストラはこう言った(超人思想)~ニーチェ③~
彼の執筆した著書の中に、“ツァラトゥストラはこう言った”があります。
超人、末人についてまとめられており、永劫回帰に至った彼の考え方が伺い知れます。
超人とは“強い意志を持ち、より高みを目指しながら自らの人生を肯定する存在”とされています。
ツァラトゥストラはこう言った(末人思想)~ニーチェ④~
超人の対極にある末人とは“今の状況に甘んじて行動を起こさず、不平不満を口にしながらのらりくらりと生きている人間”のことです。
どうせ何をやっても意味がないと、この世に存在価値を見出せないニヒリズムに囚われた人間について語っています。
永劫回帰とルサンチマン~ニーチェ⑤~
もしあなたが、何もかも受動的で仕方なく人生を送るという末人だったとして、そんな人生を繰り返すとしたらどう思いますか?
ニーチェは自分の人生を永劫回帰の思想に当てはめたらどうなるかを考えました。
また永劫回帰するならば、そうなってもいい人生にすれば良いという前向きな考え方も提示していきます。
時代背景と考察~ニーチェ⑥~
最後のこの記事は自分の考察を交えたまとめ記事です。
現代での末人とは?永劫回帰はあり得るのか?など簡単に考察しました。
この記事については時間があればお読みください!
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