意外と知っているかもしれないルーベンスの絵~十字架昇架&十字架降下~

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ルーベンス

ピーテル・パウル・ルーベンス(1577~1640年)

  

ルーベンスは宗教的な迫害から逃れてきた父の滞在先である、現ドイツのジーゲンという町に生まれました。

  

10歳で父親をなくしたルーベンスは、13歳で貴族へ奉公に出はじめます。

  

幼いころから美術に触れる機会があった彼は、アトリエでの修行の末に画家のファン・フェーンなどに弟子入りし、彼自身画家としての道を本格的に歩むことになります。

  

彼はその生涯にて歴史画、宗教画、肖像画など多くの絵を残してきました。

  

中でも有名な絵の一つとして、アントワープ大聖堂に飾られている“十字架昇架と十字架降下”です。

  

  

十字架昇架

ピーテル・パウル・ルーベンス作「キリスト昇架」

  

この絵は、キリストが処刑される直前の様子を主題として描いています。

  

荊棘の冠をかぶり、手には杭が打ち付けられたキリストが、処刑の執行人たちによって立ち上げられようとしています。

 

右手の絵には、白馬に跨り処刑を命じるローマ軍の司令官がおり、さらにキリストと一緒に磔にされる運命の罪人の姿が描かれています。

  

左手の絵には、キリストを見守る聖母マリアと洗礼者ヨハネ、悲観に暮れる人々が描かれています。

  

  

十字架降下

ピーテル・パウル・ルーベンス作「十字架降下」

 

この絵は、処刑されたキリストが十字架から降ろされる様子を主題として描いています。

  

キリストの遺体を引き取って埋葬したとされているアリマタヤのヨセフやヨセフに同行したニコデモたち、そして聖母マリアやヨハネが彼を降ろそうとしています。

  

右手の絵には、キリストのエピソードの一つである“神殿奉献”が、左手の絵も同じくマリアのエリザベト訪問が描かれています。

  

  

全体的に引き締まった肉体ミケランジェロの影響を受けたとされ、十字架降下のキリストのポーズはラオコーン像を参考にしていることが分かります。

  

  

この絵が多くの人に知られている理由はこれです。

  

フランダースの犬のクライマックスにて、ネロが見たかった絵として登場したことによって、日本でも多くの人が知ることになりました。

  

もしかしたらこの場面を見て思い出した人もいるかもしれませんね!

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