ラスコー洞窟の壁画は最古の芸術作品のひとつです。
この洞窟が見つかったのは歴史的にかなり最近であり、1940年フランス中部のモンティニャックという村での近くで発見された。
村の少年たちが、たまたま入った洞窟の中に絵が描かれていることに気づいたことで発見されました。
洞窟の内部は部屋がいくつも繋がっており、その壁にはおよそ2万1500年前に描かれた動物の絵が1500点近く存在していました。
一体何の為の壁画なのかは諸説あります。
・壁の凹凸が動物に見えたから色々描いてみた説
・呪術や占いなど儀式的なものに使われた説
・減った動物が、絵を描くことで増えると信じていた説
…
などなど。
当時その地域で主要な食料となっていた“トナカイ”が絵として存在しないことや、絵を描くスペースは十分にあるのに、わざわざ足場を作らないと描けない場所に絵が描かれていることなど壁画の謎はまだまだあります。
ラスコー洞窟の手形には、一本の指が不自然に短かったり無かったりする手形もあり、狩りでの怪我や凍傷などで指を切断することが多かったことなど、当時の人々の生活を感じることができます。
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