エナガの特徴
エナガは全長14㎝ほどの日本で2番目に小さい鳥です。(1番はキクイダタキ)
身体の半分弱が尾になっていて。
その長い尾がひしゃくの柄に見えることから、江戸時代では“柄長柄杓(えながひしゃく)”や“柄長鳥(えながどり)”と呼ばれていました。
現在ではその名残として“エナガ”と呼ばれるようになっています。
エナガの巣と子育て
彼らは苔やクモの糸を使った特徴的な巣を作ります。
中は羽毛でフワフワですがちょっと狭いらしく、卵を孵すためにメスが巣にこもると尾が曲がってしまうことがあるそうです。
また悪天候やカラスやヘビなどの外的要因によって、ヒナが無事に成長する確率は低いそうです。
そうなったエナガの親鳥は、他のペアのためにエサを運ぶなど子育てを手伝う生態も知られています。
繁殖期でないときなど、暇なときは他の種の鳥のためにエサを運ぶこともあるそうな…。
その他の生態
仲間思いの可愛い小鳥ですが繁殖時の縄張り意識は強く、同じ種でも隣の縄張りとは常に小競り合いが起こっています。
闘い方は一撃離脱戦法で、猛スピードで接近しては足での一撃を加えて離れるを繰り返します。
中にはガラスに反射した自分の姿を敵と勘違いし、何度も衝突してしまうこともあります。
しかしモズやカラスなどの天敵が現れると、対抗するために他の鳥たち(シジュウカラやコガラ、メジロ…など)とも協力して群れを作ることもあります。
もしかしたら自分が撮影したこれも、他の鳥と協力して天敵に備えていたのかもしれませんね。(周りを警戒してはいましたが、衝突はなく固まって移動していたので…。)
ちなみに長く枝に止まることが少なく、素早く動き回ることから森の妖精とも呼ばれています。
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