神功皇后に信託を授け、三韓(新羅)征伐の守護をした住吉三神。
今回はこの住吉三神についてフォーカスを当てていこうと思います。
住吉三神の誕生
神生みの最中、ヒノカグツチを生んだことがきっかけで死んでしまったイザナミ。
イザナミは、死んだことによって黄泉の国に行くことになります。
しかしイザナギはイザナミに会いたくて仕方がありません。
黄泉の国へ行くも、追い返されてしまうイザナギ…。
黄泉の国から帰った伊邪那岐(イザナギ)は、川の中で体を洗って清めます(禊とも言われる)。
この時生まれたのが住吉三神です。
・川の底で生まれた神が、底筒之男命(そこつつの おのみこと)
・川の中ほどで生まれた神が、中筒之男命(なかつつの おのみこと)
・川の上で生まれた神が、上筒之男命(うわつつの おのみこと)
海の神、航海守護の神として祀られていて、イザナギの身体を清めたときに生まれたことから、お祓いの力があるとされています。
なので、厄祓いや清め祓いなど厄除けの御利益かあるとされています。
川の底から上に上がりながら体を洗うとは…、なかなか高度な洗い方ですねぇ。
住吉三神を祀っている神社
住吉三神を祀っている主な神社は、
・住吉大社(大阪市住吉区)
・住吉神社(山口県下関市)
・住吉神社(福岡市博多区)
などがあります。
また、住吉三神に由来する神社が他にも大小合わせると約600社ほどあると言われています。
バイク神社と言われる安住神社も、これら住吉三神を祀っています。
参考)
古事記 現代語約より
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