いじめられっ子がいじめっ子を根絶やしに…~大己貴神(オオナムチのかみ)①~

神話
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大己貴神(オオナムチのかみ)とは、後に古事記のビッグヒーローのひとりである、大国主神(オオクニヌシのかみ)になる前の名前です。

 

オオナムチは、小学校の国語でも知られる因幡の白兎の主人公でもあります。

 

治癒や医療の神、縁結びの神としても祭られている神社が多いです。

 

今回は、そんなオオナムチオオクニヌシに出世していくお話です。

大国主と因幡の白兎

 

【いじめられっ子のオオナムチ】

オオナムチには80人の異母兄弟がいました。

 

彼らをまとめて八十神(ヤソガミ)と言います。

 

八十神たちは、因幡(イナバ)にいる八上姫(ヤガミヒメ)という、アイドル的な神様のことを好いていました。

 

もちろんオオナムチも彼女のことを好きな神様のひとり。

「ヤガミヒメ」八百万の神大図鑑より

ある日八十神たちとオオナムチは、ヤガミヒメに求婚をしようと、因幡まで出向きます。

 

若いオオナムチは、日ごろから馬鹿にされ、身分の低い仕事を任されていました。

 

因幡に向かうときも、八十神たちの荷物持ちを押し付けられ、遅れながらもヤガミヒメのもとを目指します。

 

【因幡の白兎】

因幡に向か途中、全身の皮を剥がれたウサギ(因幡の白兎)を発見します。

 

ウサギが言うには、

「島に移るために鰐(サメやフカ)を騙していたら、全身の皮を剥がれてしまった」

ことや、

 

「海水に体をつけて山の頂で風を浴びていたら、全身にヒビが入って更に悪化した」

ことなど、中々凄惨な体験談を語ってくれました。

 

なぜそんなことをしたのかを聞くと、八十神たちに騙されたとのこと…。

国際化にあるべき神話教育 教科書の「因幡の白兎」より

そんな状況を見かねたオオナムチは、

「川の水で体を清めて、蒲の花粉をまぶしておくといいよ」

とアドバイス。

 

言われた通りにしたウサギは、すっかり皮も毛も元通り。

 

たいそう喜んでオオナムチに感謝しました。

 

このことがオオナムチ医療の神と言われる所以です。

 

別れ際にウサギは、

「あなたはヤガミヒメと結ばれるでしょう。」

と予言をし、オオナムチと別れることになります。

 

続く…。

次回、「オオナムチ死す」

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