哲学

美味いものは、たまに食べるから美味い~エピクロス派~

エピクロス派とは、紀元前4世紀ごろに哲学者エピクロスが開いた哲学一派です。   信奉者は共同生活を営み、政治活動からは身を引いていました。   この世に存在するものは原子と虚空だけだと信じていたエピクロス派。   霊魂なども原子であると考え...
神話

【ギリシャ神話:余談】ハデスの恋

今回は物語からちょっとだけズレて、物語に関係のある余談を書きます。   主人公は冥界の王ハデス。   ゼウスとポセイドンの兄弟ですが、彼らとは違いあまり女性との関係を噂されない神です。   ちょっと暗いけど仕事熱心でコツコツ頑張るタイプの神...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑬最終話】死して神になったヘラクレス

の続き…。   受け入れてもらえないヘラクレス 全ての試練を乗り越えたヘラクレス。   ヘラの策略ではありながらも、自らの子を殺した罪は償われ、自ら追放を決意した国テバイへ戻ります。   故郷に帰り一息ついたヘラクレス。   ヒュドラ退治や...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑫-2】冥界で死を待つテセウスとペイリトゥス

の続き…。   死を待つテセウスとペイリトゥス ケルベロスの連れ出しをハデスに許してもらうために、冥界の奥に足を進めるヘラクレス。   暗い闇を進む中、ある人物達を発見しました。   それは、アマゾン遠征で共に旅をした、テセウスとペイリトゥ...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑫-1】最後の試練「ケルベロス」

の続き…。   第十二の試練:ケルベロスを地上に連れ出す 常人では一つも成すことができないであろう試練を、ことごとく達成してくるヘラクレス。   エウリュステウスは、最後の試練として冥界にいるケルベロスを連れてくるように命じました。   ・...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑪-2】プロメテウスの弟

の続き…。   プロメテウスの弟 プロメテウスの助言もあり、ヘスペリデスのリンゴを入手できる神の元へ向かいました。 その神とは、プロメテウスの弟アトラスでした。   ・アトラスとは…? アトラスは、かつてティタノマキア(ゼウスVSゼウスの父...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑪-1】ヘスペリデスのリンゴ

の続き…。   第十一の試練:ヘスペリデスのリンゴ ヘラクレスに与えられた第十一の試練は、ヘスペリデスの園になる黄金リンゴを入手することでした。   ・ヘスペリデスの園とは…? アトラスの娘であるヘスペリデスが黄金のリンゴの木の世話をしてい...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑩】ゲリュオンの紅い牛

の続き…。   第十の試練:ゲリュオンの紅い牛の捕獲 ヘラクレスの次なる試練は、孤島エリュテイアに向かい、ゲリュオンが所持する紅い牛を連れてくることでした。   ・ゲリュオンとは…? エリュテイアという島に住んでいる、三つの身体と三つの頭そ...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑨】ヘラクレスに惚れ込むアマゾネスの女王

続の続き…。   第九の試練:アマゾネス女王の金の帯の入手 次にヘラクレスに与えられた試練は、アマゾネスの女王ヒュッポリテが所持している帯を入手することです。   エウリュステウスの娘アドメテがその帯を欲しがったため、ヘラクレスにお使いの任...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑧】ディオメデスの人食い馬

の続き…。   第八の試練:ディオメデスの人食い馬の捕獲 次の試練は、トラキア王ディオメデス(ヘラクレスと同じく半神半人)が飼っている牝馬を連れてくることでした。   ・ディオメデスの牝馬(ひんば)とは   この牝馬(ひんば)は、ディオメデ...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑦】クレタ島の牡牛に恋するパシパエ

の続き…。   第七の試練:クレタ島の牡牛(おうし)の生け捕り ヘラクレス与えられた次の試練は、ポセイドンに捧げる牡牛の生け捕りです。   ・クレタ島の牡牛とは…? この牡牛は、クレタ島の王になる野望を持つミノスに向けてポセイドンが送った神...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑥】牛小屋の掃除と怪鳥退治

の続き…。   第五の試練:アウゲイアスの牛小屋掃除 次にヘラクレスに与えられた試練は、太陽神ヘリオスの息子である王アウゲイアスの困りごとを解決すること。   アウゲイアスはヘリオスから与えられた白銀色の聖牛12頭と、その他500頭の牛を所...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編⑤】ケリュネイアの鹿とエリュマントスの猪

の続き…。   第三の試練:ケリュネイアの鹿 次に与えられた試練は、女神アルテミスが保護している鹿の捕獲です。   保護されていると言っても、神であるアルテミス自身が捕まえられない程の警戒心と俊敏さを備えており、放し飼いで保護しているような...
科学

人肌でも溶け、金属をボロボロにする~ガリウム~

ガリウム ガリウムは青みを帯びた銀白色の金属です。   1870年にメンデレーエフがエカ=アルミニウムとして存在を予言した元素のひとつでもあります。   1875年にポール・ボアボードランがガリウムを発見し密度を測った際、その実測値が5.9...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編④】ネメアの獅子とレルネのヒュドラ退治

の続き…。   第一の試練:ネメアの獅子退治 一つ目の試練は、ネメアの谷に住み着いている獅子を退治するというもの。   この獅子、皮膚や毛皮が鋼のように硬く、剣も槍も弓矢も通さないという化け物じみた獅子なのです。   それもそのはず、この獅...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編③】アルケイデスと10の試練

の続き…。   キタイロン山の獅子退治 息子(アルケイデス)を恐れた父によって遠くの牧場で暮らすことになったアルケイデス。   ある日、牧場の羊が一匹の獅子に襲われているのを発見します。   アルケイデスはこれはいかんと、獅子を追い立て森を...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編②】ヘラの嫌がらせ

の続き…。   ヘラの嫌がらせ ゼウスの浮気に嫉妬したヘラは、アルケイデス(ヘラクレス)のいるゆりかごに蛇を投げ込んで殺そうとします。   しかしアルケイデスは強かった…。   ゆりかごに侵入してきた2匹の蛇を、いとも容易く捻り潰してしまっ...
神話

【ギリシャ神話:ヘラクレス編①】ヘラクレスの誕生

今回からまたシリーズもの。   数回に分けて、ギリシャ神話の英雄の一人であるヘラクレスについて紹介していこうと思います。   ヘラクレスと言えば、映画やアニメになったり虫の名前として付けられたりと、その名を知らない人の方が少ないほど有名です...
哲学

例え拷問を受けていても幸福~ストア派~

ストア派とは、紀元前3世紀から紀元前2世紀にかけて盛んになった哲学一派です。   古代ギリシャの時代に存在したと言われるゼノンから始まった思想で、禁欲主義的な考え方です。 ゼノン ストア派は、生物は受動的な物質と能動的な力(プネウマ)とで構...
科学

ペニシリン発見レベルの衝撃!科学界における革命的な発見!〜核電気共鳴法〜

ネイチャーに掲載されたある論文が話題を呼んでいます。   これによると、何と理論上でしか提唱されていなかった、「核電気共鳴法」が実証されたので~す!(パチパチ) ・・・ どゆこと…?🤔   とても気になるニュースだったので、研究や他の記...
芸術

見る人によって解釈が変わる絵~パラスとケンタウロス~

パラスとケンタウロス この絵からどんな印象を受けますか? サンドロ・ボッティチェリ作「パラスとケンタウロス」 これは、サンドロ・ボッティチェリが書いた「パラスとケンタウロス」です。   ルネサンス時代を大きく発展させてきた一族メディチ家が、...
歴史

ルネサンス芸術の水先案内人~メディチ家~

ルネサンス期における芸術家を支えた、最大の支援者であるメディチ家。   13世紀頃からフィレンツェで薬屋を営み財を成し、14世紀には銀行業を営んで富を築いていった一族です。 【豪華王】ロレンツォ・デ・メディチ   メディチ家の家紋 家紋には...
神話

逆襲のオオナムチ~大己貴神(オオナムチのかみ)④~終

の続き…。   根の国を脱出を試みる 虱取りの試練をクリアしている間に眠ってしまったスサノオ。   オオナムチとスセリビメは、これはチャンスとばかりに根の国脱出を図ります。   寝ているスサノオの髪の毛を近くの柱に結び、身動きが取れないよう...
神話

スサノオの試練~大己貴神(オオナムチのかみ)③~

の続き…。   恋に落ちるオオナムチ 八十神たちから逃れ、根の国に旅立ったオオナムチ。   そこで出会ったのは、須佐之男(スサノオ)の娘である、須勢理毘売命(スセリビメ)という神でした。 八百万の神大図鑑より オオナムチとスセリビメは、瞬く...
神話

オオナムチ死す~大己貴神(オオナムチのかみ)②~

の続き…。   八上姫、オオナムチを婿に選ぶ 助けた因幡の白兎と別れたオオナムチは、遅れながらも八十神(ヤソガミ)たちと八上姫(ヤガミヒメ)の元へ追いつきました。   八十神たちは全員で八上姫にアタックをしますが全員撃沈…。   八上姫が婿...
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