【前回記事】
この記事では著書、“話し方で損する人得する人”から、損する人に焦点を当ててまとめていきます。
これをしなければいい、という最低限の戒めを知ることで、自分や周りへのストレスを緩和し、生きやすくなるきっかけになればと思います。
今回のテーマは“「俺なんて、私なんて」が口グセの人”です。
「俺なんて、私なんて」
「へ~、新しい服買ったんだ、俺なんて太ってるからそういう服着れないよ。」
「私って馬鹿だから、よく分からないのよね。」
……と自分自身を卑下するような話し方をする人を見たことがありませんか?
余程友好的な関係であれば、「確かに太ってるもんね!」なんて同意できるわけがなく、「そんなことないよ、似合うんじゃない?」とフォローするしかないですよね。
一言で言うとめんどくさい人です。
「俺なんて、私なんて」と謙虚にへりくだった話し方は、バッシングされにくく、味方が多いように感じますが、一方で相手にはただめんどくさがられる話し方と言えます。
めんどくさい人の共通点
本著では、めんどくさい人の共通点として“セルフハンディキャッピング”を使う人を例に挙げています。
以下引用
セルフハンディキャッピングとは、心理学の用語で、たとえば「今日は二日酔いで調子が悪いから……」「今回のテストは本気で勉強しなかったから……」などと、「上手くいかない」要因を先にアピールして「予防線」を張る行為です。
結果的に上手くいったらラッキーだし、上手くいかないときに「ほら、言った通りでしょ?」と批判を避けることができます。
そのうえ、他人からの「そんなことないんじゃない?」というフォローももらえるし、上手くいったら「意外とやるじゃん!」と評価が上がります。
実によくできた仕組みですが、相手に気をつかわせますし、困らせます。
めんどくさい人、かまってほしい人という評価がついて、結果的に損してしまうのです。
「本気出してないし。」「勉強してないし。」というセリフは、まるで古典かのように使われる決まり文句ですね。
本気出せなかったのも実力、勉強できなかったのも実力、その言葉は何の予防線にもならないことを知っておかないと、まるで麻薬のようにその言葉に頼り切りになってしまいます。
これらの対策としては、「私は」からはじめて、なるべくポジティブに締めるという方法が効果的だと述べています。
「俺は太ってるけど、そういう服を着れるようにしたいな。」
「私は自信がないけど、自信を持てるように頑張っていきます。」
確かにその方が何倍も印象が良く、応援したくなる気持ちも出てきますね。
周りと有効な関係を保ちたいなら、「俺なんて、私なんて」はNGワードなようです。
まとめ
・自虐風自慢は否定しにくく印象悪
・自虐ネタは癖になる
・もし言うとしたら最後はポジティブに締める
【次回記事】
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