今回紹介するのは、とあるハプニングから起こった警察の隠蔽を描いた映画「最後まで行く」です。
パラサイト半地下の家族でのイ・ソンギュンが主演を務め、韓国では5週連続観客動員NO1を獲得した作品です。
警察官の主人公が自らが起こしてしまった事故を隠蔽しようと奮闘するストーリーとなっています。
劇中の警察の隠蔽体質にも目がいき、何が悪で何が善なのかを考えさせられる作品でもあります。
ちなみに、日本でも岡田准一主演にて公開され、中国、フランス、フィリピンでもリメイクされています。
それではあらすじの紹介です。
あらすじ
警察の身でありながらも収賄によって私腹を肥やしていたゴンス。
急遽署内に監査が入る事を知ったゴンスは、収賄の証拠を隠すため、母の葬儀を抜け出し大急ぎで署内に戻ることに。
無我夢中で運転する彼は、その道中で誤って通行人を轢いてしまう。
なんとか隠蔽しようと考えたゴンスは、死体を母の棺桶に入れて一緒に埋葬することに。
数日後、警察内部でこのひき逃げ事件に対する捜査が開始されてしまう。
どうにか隠し通そうと奮闘する中、謎の男から彼宛てに電話が入る。
「お前が殺した事を知っている」
事件の隠蔽と謎の男の捜索に挟まれるゴンスに待ち受ける結末とは……。
「日本で一番悪い奴ら」に似てるかも
この映画を見て真っ先に思い浮かんだのは、「日本で一番悪い奴ら」です。
日本の警察史上最大の不祥事を元にした映画ですが、「最後まで行く」もそれに近い感じです。
どちらかと言えば「最後まで行く」の方がコメディチックなシーンもあり気楽に観れる作品です。
悪いことをした主人公が次第に追い込まれていく様に、次は何が起こるのか期待してしまう面白さもあります。
また、明らかに主人公は良くないことをしているのに何故か応援したくなってしまう話作りも上手いと感じました。
様々な国でリメイクされているなりの理由も分かる作品でした!
ちなみに暴力的なシーンは少なく、サスペンス寄りの映画なので、そういうのを期待すると透かしになるかもしれませんので一応頭の片隅にでも……。
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