今回は、以前まとめた“NGな話し方”の追加記事です。
参考にした本を読み返していて、シェアしたい新たな気づきや発見があったのでここにまとめていきます。
今回のテーマは、“うわさ話をやたらとしたがる人”です。
うわさ話をやたらとしたがる
「○○さんは△△さんと付き合っているらしいよ」
「□□さんが✕✕に失敗したみたいだよ」
コミュニティに属していると、うわさ好きと呼ばれる人が1人はいるものです。
いわゆる情報通と呼ばれているような人が多く当てはまるかもしれません。
本書では、「そうであってもうわさ話をするのは損だと言わざるを得ない」と断言しています。
うわさ話のデメリットはいくつもあります。
まず、どう伝わるか分からないということです。
自分がある時、「Aさんはお酒が飲めないらしい」と誰かにうわさ話を言ったとします。
それを聞いた人は「Aさんはお酒の誘いを断るらしいよ」と伝えるかもしれません。
また聞いた人は「Aさんは付き合いが悪いらしい」と解釈するかもしれません。
それがAさん本人に伝わり、自分(うわさを流した本人)は人の悪口を言う人だということになることも十分有り得ます。
自分で見聞きしたことだけ話す
もしそういった話をしたいのであれば、「〜〜らしい」といった憶測を取り払ったことだけ話すべきです。
「Aさんは○○らしい」はNGですが、「この前Aさんと仕事をした時は、しっかり締め切りに間に合わせてくれたよ」という事実を話すのなら大丈夫でしょう。
それだけでAさんの人柄が分かる訳ではありませんが、自分の経験した確実な情報になります。
「〜〜らしい(悪いニュアンス)」と不確かな情報を流す人は、ある意味、情報通ともてはやされるかもしれませんが、後々「あの人は適当なことを言っている」と信頼を損なうことになります。
情報通なんかになるよりも、信頼を持たれる人になった方が何倍も得だと思います。
正義中毒
以上の話を踏まえると、そもそもうわさ話に耳を貸さないというのも手です。
会社などのコミュニティに限らず、日々耳に入るニュースなどでは、自分とは全く関係のないゴシップやスキャンダルが人気の話題となっています。
○○と△△が不倫!、□□が熱愛報道!?……。
自分とは関係ない話題、特に他人の不祥事が好きな人はどんな場所にも一定数います。
そういった話題を発信して生計を立てている人は、また別ですが、ほとんどの人はその時間が無駄どころか悪影響さえあります。
他人の悪行が裁かれたところを見ると脳の快楽中枢が刺激されドーパミンが放出されます。
この快楽に慣れてしまうと、罰する対象を常に求め続けてしまう“正義中毒(中野信子氏より)”になることさえあります。
こうなって他人の失敗を許すことができず、いわゆる面倒臭い人というレッテルを貼られてしまうこともあります。
そういったきっかけを作れないためにも、うわさ話には耳を貸さないというのは良い心がけだと感じます。
まとめ
・うわさ話はほとんどの場合曲解して伝わる
・うわさ話して得をすることはない
・正義中毒にならないためにもうわさ話に耳を貸さないことが得策
以上、うわさ話をやたらしたがる人についてのお話でした。
多少の噂話は話を盛り上げるためにはいいかなと思ってはいましたが、こういった話を聞くと、きっぱり聞かないと決めた方が良さそうです。
もしどうしてもうわさ話をしたいなら、良いことを流すのが得策でしょう。
そういったことは巡り巡って、自分に返ってくるものです。
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