化学者が繋いできた身近な元素~アルミニウム~

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アルミニウム

アルミニウムは銀白色の金属です。

 

熱伝導性と電気伝導性が高く、軽くて加工しやすいことから、一円玉をはじめその他装飾品など用途は多岐にわたります。

 

アルミニウムの特徴の一つに”耐腐食性”が挙げられます。

 

純粋なアルミニウム金属は反応性が高く、空気中の酸素と結合してすぐに錆びてしまいます。

 

そのため単体で自然界に存在することは非常に珍しく、多くは酸化アルミニウムとしてボーキサイトなどに含まれています。

 

ボーキサイト

 

酸化と言いながらも錆びているように見えないのは、アルミニウムの表面に緻密な酸化皮膜が形成されているためです。

 

皮膜のおかげで内側は酸化せず、腐食を防いでいます。

 

 

アルミのリサイクルは効率的

現在アルミニウムは酸化アルミニウムを電気分解して得ることができますが、大量の電気を必要とします。

 

アルミ缶を再生して得る場合の消費エネルギーは3.5%~4.0%で済みます。

 

このことからアルミ缶のリサイクルはとても効率的なのです。

 

 

 

アルミニウムの歴史

発見者はエルステッドとされていますが、発見までには様々な化学者の繋がりがありました。

 

HANS CHRISTIAN OERSTED (1777-1851). Danish physicist. Line engraving, German, 19th century.

 

1782年、フランスの科学者アントラーヌ・ラボアジェによって、明ばん石の中に還元が難しい金属酸化物の存在が指摘されます。

 

明ばん石

 

1807年、イギリスの化学者ハンフリー・デービーが明ばん石を電気分解したことにより”アルミナ”を発見。

 

この未知の元素を”アルミアム”と命名します。

 

サー・ハンフリー・デービー(1778~1829年)

 

1821年、フランスの科学者ペルチェが南フランスのボー村でボーキサイトを発見。

 

ジャン=シャルル・ペルチェ(1785~1845年)

 

1825年、エルステッドが史上で初めて、アルミナの化合物からアルミニウムの単離に成功したのです。

 

その後は電気精錬法が発明されて以降、アルミニウム製造法が確立されていきます。

 

1934年には日本でもアルミニウムの製錬が開始され、超々ジュラルミンの発明へと至ります。

 

今では食品の保護、保存用のアルミホイルなど身近な元素の一つにもなっています。

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