【論文】ショウガの殺菌・抗菌効果【要約】

科学
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ショウガの抗酸化作用は広く知られていますが、仕組みについては自分はあまり良く理解していません。

 

今回は、最新(2019年以降)の研究などから、ショウガの抗酸化作用の理解を深めていこうと思います。

  

  

今回参考にする論文は2019年に入ってから発表された、“福岡県立大学看護学研究紀要 ショウガの殺菌・抗菌効果とその実用化に向けた解析”です。
ショウガの殺菌作用の実用化に向けて解析を行ったものです。

  

【結論】

・ショウガの殺菌、抗菌作用は一部の抗生物質に匹敵

・塗擦(とさつ)やうがい、食道を通ることによって約77%の殺菌効果あり

・今後、ショウガの成分を使った消毒液などの開発に寄与

  

  

【研究の方法】

ヒトに常在している「表皮ブドウ球菌」のついたマウスの背中に、ショウガのエキスを塗擦。

その後、背中の菌を採取して培養。

培養された菌の繁殖の経過を観察します。

  

マウスはヒトの肌と同等の結果を得ることが可能な「ヘアレスマウス」を使用します。

 

 

  

【研究の結果】

経過観察の結果、以下の画像のような変化が見られたようです。

  

  

A~Cの画像は、ショウガエキスを塗る前のマウスの菌とショウガエキスを塗った後のマウスの菌の様子です。

Dの画像は、比較用の生理的食塩水を使ったマウスの対照実験の結果です。

 

・図Aの結果 ショウガエキス
塗擦前の細菌コロニー数(個)▶1575個 
塗擦後の細菌コロニー数(個)▶108個 

・図Bの結果 ショウガエキス
塗擦前の細菌コロニー数(個)▶1674個 
塗擦後の細菌コロニー数(個)▶720個 

・図Cの結果 ショウガエキス
塗擦前の細菌コロニー数(個)▶1701個 
塗擦後の細菌コロニー数(個)▶315個 

・図Dの結果 生理的食塩水
塗擦前の細菌コロニー数(個)▶1989個 
塗擦後の細菌コロニー数(個)▶1764個 

 

以上の結果から、ショウガエキスによる殺菌、抗菌効果の有効性が明らかになりました。

 

アンチエイジングと密接に繋がっている炎症。

  

その炎症の原因の菌を殺菌、抗菌してくれるショウガエキスは、身体の健康寿命を延ばす意味合いでも、効果を発揮しそうです。

  

また今回の研究結果だけでは、菌に対しての作用しか得られていないので、引き続き色んな研究の記録を読み漁っていきます。

  

  

ちなみに以下は、抗生物質等と比較した画像です。

  

  

黒くなっている部分が殺菌された部分です。

  

ペニシリン系の抗生物質であるアンピシリンやカナマイシンと比較して、同等かそれ以上の殺菌作用があることに驚きです。

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